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WOWOWで現在放送中の「蝶の力学」も最終回間近になってきました。
木村文乃さんを主演とし、WOWOWの連続ドラマWで放送されているこの殺人分析班シリーズ。
原作では警視庁捜査一課十一係シリーズと言われているこの作品は、ドラマ化された「石の繭」「水晶の鼓動」「蝶の力学」以外にも色々あります。
そこで今回は、この蝶の力学の原作者である麻見和史先生の警視庁捜査一課十一係シリーズについてご紹介していきたいと思います!
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麻見和史先生の“警視庁捜査一課十一係シリーズ”一覧
石の繭
【新書】
『石の繭 警視庁捜査一課十一係』2011年5月 講談社ノベルス
【文庫】
『石の繭 警視庁殺人分析班』2013年5月 講談社文庫
【あらすじ】
3月9日、新橋4丁目にあるビルで、モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見され、現場には犯人の遺留品と思われるものが遺されていた。
蟻の階段
【新書】
『蟻の階段 警視庁捜査一課十一係』2011年10月 講談社ノベルス
【文庫】
『蟻の階段 警視庁殺人分析班』2013年10月 講談社文庫
【あらすじ】
5月10日、周りに4つのもの、頭蓋骨、白い花、掛け時計、スープ皿が置かれた惨殺遺体が発見される。
水晶の鼓動
【新書】
『水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係』2012年5月 講談社ノベルス
【文庫】
『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』2014年5月 講談社文庫
【あらすじ】
9月26日、江東区木場6丁目にある2階建ての民家で、壁のクロス、箪笥や机、被害者の血溜まりにいたるまで、全てがラッカーで真っ赤に染められた事件が発生する(「木場事件」)。
虚空の糸
【新書】
『虚空の糸 警視庁捜査一課十一係』2013年4月 講談社ノベルス
【文庫】
『虚空の糸 警視庁殺人分析班』2015年5月 講談社文庫
【あらすじ】
11月7日、ナイフを握った刺殺された遺体が江東区の南砂団地で発見される(「南砂事件」)。
その直後、犯人が特捜本部を脅迫してくる。
同月8日、第2の遺体が発見される(「葛飾事件」)。
聖者の凶数
【新書】
『聖者の凶数 警視庁捜査一課十一係』2013年12月 講談社ノベルス
【文庫】
『聖者の凶数 警視庁殺人分析班』2016年1月 講談社文庫
【あらすじ】
12月12日、台東区東上野5丁目にある東上野アパートの115号室で、顔面と両腕がひどく損壊された遺体が見つかる(「東上野事件」)。
遺体には27という数字が刻まれていた。
女神の骨格
【新書】
『女神の骨格 警視庁捜査一課十一係』2014年12月 講談社ノベルス
【文庫】
『女神の骨格 警視庁殺人分析班』2016年11月 講談社文庫
【あらすじ】
2月2日、国分寺市並木町にある洋館で火災が発生する。
鎮火した後、現場で白骨遺体が見つかるが、頭部は男性、胴部は女性のものと判明した(「国分寺事件」)。
蝶の力学
【新書】
『蝶の力学 警視庁捜査一課十一係』2015年12月 講談社ノベルス
【文庫】
『蝶の力学 警視庁殺人分析班』2017年7月 講談社文庫
【あらすじ】
4月17日、調布市柴崎1丁目にある邸宅で、資産家の男性が殺害され、妻が誘拐されるという事件が発生。
遺体には猟奇的な装飾が施されていた(「調布事件」)。
雨色の仔羊
【新書】
『雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係』2016年11月 講談社ノベルス
【文庫】
『雨色の仔羊 警視庁殺人分析班』2019年1月 講談社文庫
【あらすじ】
6月9日、赤羽東交番付近で、タオルに血で書かれたSOSメッセージを手掛かりに捜査を開始した刑事・如月塔子と相棒の鷹野。
しかし彼らが発見したのは、監禁されすでに事切れた被害者だった。
奈落の偶像
【新書】
『奈落の偶像 警視庁捜査一課十一係』2017年7月 講談社ノベルス
【文庫】
『奈落の偶像 警視庁殺人分析班』2019年8月 講談社文庫
【あらすじ】
8月13日、銀座7丁目のブティックのショーウィンドーで、男性の遺体が首を吊った状態で発見される(「ブティック事件」)。
被害者が穿いていた靴下からは、黒いアルミホイルと蓄光テープが見つかる。
塔子らは捜査を開始する。しばらくして、付近で不審なICレコーダーが発見される。
鷹の砦
【新書】
『鷹の砦 警視庁捜査一課十一係』2017年12月 講談社ノベルス
【あらすじ】
10月15日、あきる野市五日市で起きた殺人事件(「五日市事件」)の捜査中に、立てこもり事件が発生する。
犯人グループは、パニックを起こした人質を解放する代わりに、塔子を人質にとって逃走する。
凪の残響
【新書】
『凪の残響 警視庁捜査一課十一係』2018年10月 講談社ノベルス
【あらすじ】
年末のショッピングセンターで遺棄された4本の指が見つかる。
賑わう場所にもかかわらず手掛かりは少なく、塔子と鷹野は被害者救出のため捜査に奔走するが、やがて被害者の遺体が犯人の異様なメッセージとともに発見される。
天空の鏡
【新書】
『天空の鏡 警視庁捜査一課十一係』2019年10月 講談社ノベルス
【あらすじ】
解体予定の商業施設で左の眼球が奪われらせん階段から突き落とされた他殺体が発見される。
十年前の殺人事件との類似性に気づいた特捜本部は、塔子に捜査の基本を教えた老刑事・藤村に協力を要請する。
塔子と鷹野は過去と現在の両面から懸命の捜査を行うが、左目のない遺体が再び発見される。
現在ドラマ化されているのはまだ三作品ですが、最新ドラマの「蝶の力学」までに数作品飛ばされてドラマ化されている事が解りますね。
映像化するのが難しいとか、色々と理由はあると思いますが、まだまだこの先にドラマ化されそうな作品は多々あるので、期待したいですね!
“警視庁捜査一課十一係シリーズ”の登場人物
如月塔子(きさらぎ とうこ)
警視庁捜査一課の刑事だった父・功の遺志を継ぎ、同じ捜査一課の刑事となった。
小柄で童顔である。巡査部長。
身長は152.8センチメートル。誕生日は2月9日。
「塔子」という名前は、出産予定日が10日だったことに由来する。
『石の繭』で26歳。『女神の骨格』で27歳。
鷹野秀昭(たかの ひであき)
塔子とコンビを組んで塔子の指導的立場をつとめる。
警部補。痩せてひょろりとした体形。身長は183センチメートル。
捜査能力が高く、事件の捜査で数々の成果を挙げている。
飄々とした性格で、少し風変わりな人物として知られている。
昼行灯と呼ばれることもある。
100円ショップ見物が趣味であるが、それが遺留品の捜査に役立つこともある。
記録魔で、現場で何十枚も写真を撮り、後で分析して筋読みに活かすことが多い。
トマトジュースが好きで、普段からよく飲んでいる。
会議などでは端のほうの席を好む傾向がある。『石の繭』で31歳。
尾留川圭介(びるかわ けいすけ)
チームのムードメーカー的存在でコンピューターに強い。
タブレットPCを持ち歩いている。刑事としては髪が長め。
いつもブランドもののスーツを着ている。
高級ネクタイとサスペンダーを使っている。
自称、帰国子女。話し好きで、調子の良いところがある。
情報収集だといって、普段からいろいろな女性と会っている。
軽い乗りで話すので、女性警察官の間で人気が高い。
年齢は塔子の次に若い。巡査部長。『石の繭』で29歳。
徳重英次(とくしげ えいじ)
チームの最年長メンバーで温厚で控えめなタイプだが、人間観察は鋭い。
腹部がぽっこり出ているため、七福神の布袋さんのように見える。
トクさんと呼ばれている。趣味は、インターネットの掲示板にアクセスすること。
巡査部長。『石の繭』で53歳。
早瀬泰之(はやせ やすゆき)
捜査経験が豊富なチームリーダーで周りからは慕われているが、本人はストレスに悩まされ胃薬が欠かせない。
係長。『石の繭』で45歳。『雨色の仔羊』で46歳。
門脇仁志(かどわき ひとし)
主任。筋肉質でがっちりとした体格の持ち主である。
身長は、鷹野より少し低い。大学時代にラグビーをやっていた。
行動はきわめて積極的で、時には強引な捜査を進めることがあり、ラッセル車と呼ばれている。
頑固なところがあり、捜査方針を巡って上司と衝突することもある。
後輩の面倒見は良く、若い刑事から人望を集めている。
酒好き。警部補。『石の繭』で36歳。
神谷太一(かみや たいち)
捜査第一課 課長。
『鷹の砦』から18年前の「昭島母子誘拐事件」では功とコンビを組んでいた。
手代木行雄(てしろぎ ゆきお)
捜査第一課 管理官。
人を追及するときに蛍光ペンの先を相手に向ける癖がある。
何か考え込むときに相手の顔を見つめる癖がある。
『虚空の糸』で53歳。
鴨下潤一(かもした じゅんいち)
鑑識課 警部補。
カモさんと呼ばれている。癖っ毛である。
綿引護(わたびき まもる)
鑑識課 巡査。
コンピューター関係に詳しい。
樫村伸也(かしむら しんや)
捜査第一課特殊犯捜査第一係 係長。
警部。やや長めの髪をきっちり七三に分けている。
『虚空の糸』で44歳。
河上啓史郎(かわかみ けいしろう)
科学捜査研究所 研究員。
気難しい印象の男性。
黒縁眼鏡をかけ、清潔な白衣を着ている。
『雨色の仔羊』で38歳前後。
吉富哲弘(よしとみ てつひろ)
刑事部長。
均整のとれたスポーツマンのような体格をしている。
『奈落の偶像』で48歳。
如月功(きさらぎ いさお)
塔子の父。
『石の繭』から11年前に身体を壊して退職し、その翌年に病気で亡くなる。
亡くなる少し前に、仕事で大けがを負う。
如月厚子(きさらぎ あつこ)
塔子の母。
『雨色の仔羊』で55歳。
“警視庁捜査一課十一係シリーズ”次にドラマ化されるのは?
さて、「石の繭」「水晶の鼓動」「蝶の力学」とドラマ化されてきて、次は何がドラマ化されるのか・・・。
気になりますよね!
とはいえ、本当にまたドラマ化されるかすら解らない所です。
現在の最新ドラマは「蝶の力学」です。
なので、蝶の力学以降に発表された作品から考えてみましょう。
・雨色の仔羊
・奈落の偶像
・鷹の砦
・凪の残響
・天空の鏡
これだけの作品があります。
ちなみに、ドラマ化された年代ですが、
・石の繭 2015年
・水晶の鼓動 2016年
・蝶の力学 2019年
となっています。
石の繭と水晶の鼓動は2015年と2016年と続けてドラマ化されていますが、次の蝶の力学は水晶の鼓動から3年後にドラマ化されています。
原作はといえば、毎年新作が発表されているくらいコンスタントに続いています。
主演の如月塔子を演じる木村文乃さんはスケジュール的にも忙しいでしょうし、もし続編が放送されるとしたら、2021年~2022年頃ではないかと思われます。
それまでにはまた新しい原作も発表されると思いますが、恐らくドラマ化されるとしたら・・・
「鷹の砦」か「天空の鏡」
だと思われます!
根拠はありませんが、何となくです!!
「鷹の砦」が何故ドラマ化されるかと思ったかと言えば、内容の
捜査中に、立てこもり事件が発生する。
犯人グループは、パニックを起こした人質を解放する代わりに、塔子を人質にとって逃走する。
ここがポイントだと思います。
殺人事件の捜査中に別の立てこもり事件が発生する。
しかも、その犯行グループは人質を解放する代わりに塔子を人質にして逃走する。
捜査中に別の事件っていう、ドラマ化した時の雰囲気が何となく合いますし、塔子を人質にする。
しかも犯行グループという事は単独犯ではない。
この辺の新しさと、塔子ピンチ!というところの演出がやりやすそうだから・・・です!
「天空の鏡」を選んだのは、
左の眼球が奪われらせん階段から突き落とされた他殺体が発見される。
十年前の殺人事件との類似性がある。
塔子と鷹野は過去と現在の両面から懸命の捜査を行うが、左目のない遺体が再び発見される。
この今と過去を結ぶところから、石の繭が連想されますし、左の眼球がない遺体・・・。
こういうショッキングな演出は殺人分析班シリーズの真骨頂な気がします!
しかしながら、左目がない遺体を映像化するとなると、見せ方がちょっと難しい気がしますけど、このあらすじだけでも、殺人分析班シリーズなニオイをプンプン感じれます!
なので、この二作品のうちのどちらかがドラマ化されるのではないかと思われます。
もしくは両方!?
ドラマ「蝶の力学」をたっぷり楽しもう!
蝶の力学を見て、殺人分析班シリーズが気になった方は是非原作のシリーズを読んで欲しいと思います。
ドラマ版ももうすぐ放送終了ですし、終わってしまうのは悲しいですよね。
しかし、「石の繭」と「水晶の鼓動」はHuluやアマゾンプライムビデオで配信されているので、そこは何度でも観る事が出来ます!
蝶の力学も、恐らくそんなに時間が経たないうちに配信が開始されると思います。
それでは警視庁捜査一課十一係シリーズがこれからもドラマ化される事を祈っていきましょう!
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