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NHKで放送されているドキュメンタリー番組「新日本風土記」の見逃し配信を無料視聴する方法を紹介したいと思います。動画配信といえばTVer(ティーバー)やGYAO!(ギャオ)などが思い浮かびますが、無料動画配信はそれらのサービスが全てではありません。
今回ご紹介する「新日本風土記」の動画は、現在動画配信サービス「U-NEXT」で配信されています。
それでは「新日本風土記」について紹介していきたいと思います。
「新日本風土記」多摩丘陵
東京郊外、多摩丘陵には昔ながらの里山が。50年前に誕生した日本最大規模の多摩ニュータウン。古きも、新しきも受け入れ、生きる人々の夏物語(2021年放送の再編集)
都心から急行電車で40分。丘の上の町並みのそばに、昔ながらの雑木林や古街道が残る土地に着く。東京から横浜にかけて広がる多摩丘陵だ。この地に50年前に誕生したのが多摩ニュータウン。かつては酪農や養蚕が盛んだった農村地帯は、瞬く間に緑団地や大学キャンパスが建ち並ぶ街へと変貌した。古きもの、新しきもの、多くの人々を受け入れながら歴史を刻んできた、多摩丘陵に生きる人々の夏物語(2021年9月放送の再編集)
「新日本風土記」の出演者
【語り】松たか子,中條誠子,井上二郎
「新日本風土記」の詳細
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
「新日本風土記」の概要
「新日本風土記」は、2011年4月1日からNHK BSプレミアムで放送されている紀行番組。字幕放送を実施。
本項目では、関連番組として放送されているミニ番組『もういちど、日本』(もういちど、にっぽん)、および『新日本風土記』の映像アーカイブスとして運用を開始したインターネットサイト「NHK映像マップ みちしる」(エヌエイチケイえいぞうマップ みちしる)についても記載する。
日本各地に伝わる伝統や風習、その土地で暮らす人々の姿などを映像で綴る番組で、2011年4月1日のNHK BSプレミアム開局初日にスペシャル版として放送を開始した。番組は、毎週一つのテーマで五つほどの物語を綴った「オムニバス」形式の構成となっている。
レギュラー放送開始前に、2010年3月16日から3月20日までパイロット版の『新日本風土記』を旧NHKデジタル衛星ハイビジョン(BShi)で放送。この放送は、日本のさまざまな姿を映像遺産として番組化し、未来へ残していくことを目的としている。
制作は原則としてNHK本体が担当するが、特定の地域を取り上げる場合はNHKの各地方放送局が制作を担当する。
伊藤純プロデューサーはこの番組により、2018年度芸術選奨文部科学大臣賞(放送部門)を受けた。
音楽
番組テーマ曲 - 『あはがり』(詞・唄:朝崎郁恵、編曲:吉俣良)
番組公式サイトに歌詞とメイキング映像へのリンクがある。
もういちど、日本
2011年4月4日に放送を開始したミニ番組で、『新日本風土記』の関連番組として位置付けられている。今後『新日本風土記』で放送されるテーマの一部を紹介している。原則としてBSプレミアムのみの放送であるが、総合テレビやEテレで不定期に放送される場合がある(ミッドナイトチャンネル枠や『歌うコンシェルジュ』など)。
2012年1月10日(1月9日深夜)からは新たにEテレとワンセグ2でレギュラー放送が開始(ワンセグ2では独自放送あり)、同年4月からはEテレと近畿地方の総合テレビで定時放送が実施されている。
「新日本風土記」の出演者
「松たか子」について
「松たか子」は、日本の女優、歌手、声優。日本舞踊松本流名取、初代 松本 幸華(しょだい まつもと こうか)の名も持つ。東京都出身。スイングバイ所属。夫はギタリストで音楽プロデューサーの佐橋佳幸。日本ペンクラブ会員。
二代目松本白鸚(当時は六代目市川染五郎)と藤間紀子の末子として東京都に生まれる。白百合学園中学校・高等学校から、芸能活動のため堀越高等学校に転校し、卒業。亜細亜大学中退。
白百合学園小学校・中学校時代の同級生に宝塚歌劇団81期生の妃里梨江、堀越高等学校時代の同級生に浜崎あゆみ、はとこの市川海老蔵 (11代目)がいる。
16歳だった1993年(平成5年)に、歌舞伎座で歌舞伎『人情噺文七元結』で初舞台を踏む。翌1994年(平成6年)にはNHK大河ドラマ『花の乱』でテレビドラマに初出演。1995年(平成7年)には同局のドラマ『藏』で主演し、以降、映像・舞台等で女優としてのキャリアを重ねる。
1996年(平成8年)の『ロングバケーション』、1997年(平成9年)の『ラブジェネレーション』、そして2001年(平成13年)の『HERO』と、フジテレビ系列の月9ドラマに出演。いずれも木村拓哉と共演し、30%前後の高視聴率を記録している。
歌舞伎や新派、松本幸四郎が主演するミュージカルに出演し、蜷川幸雄演出『ハムレット』で初めて外部の舞台を経験、以後、野田秀樹、串田和美などの作品では主役に抜擢される。三谷幸喜の群像劇、劇団☆新感線、東宝ミュージカルでヒロインを務めるほか、『嵐が丘』『おはつ』などの商業演劇でも主演し、新橋演舞場史上最年少座長(21歳、99年『天涯の花』)の記録を持っている。
1996年(平成8年)には、史上最年少(19歳)でNHKの『第47回NHK紅白歌合戦』の紅組司会に抜擢される。
1997年(平成9年)に歌手としてデビューする。初期のキャリアを担当した音楽プロデューサーの日向大介からの第一印象は「最初に今井美樹さんの楽曲を歌ったデモテープが送られてきたのでそのイメージから離れるのに苦労した」と語るが「ピアノが下手なプロより上手で、純粋な音楽家になれる素質があった」「僕の仮歌を一度聞くだけで、すぐに頭の中に入れてくれた」と賛辞のコメントを残している。同年末の『第48回NHK紅白歌合戦』には今度は歌手として出場を果たす。以後も女優業と並行しながら、ミュージシャンとしての活動も精力的にこなし、2017年(平成29年)までにシングル22枚、アルバム13枚を発表、全国コンサートツアーも4度行っている。
2006年(平成18年)アニメーション映画『ブレイブ・ストーリー』にて主人公三谷亘を演じ、声優デビュー。
2007年(平成19年)12月28日にミュージシャン・佐橋佳幸と結婚。
2010年(平成22年)、主演した映画「告白」がR15指定されたにも関わらず、大ヒットを記録した。
2011年(平成23年)春に長年所属していたパパドゥを退社、個人事務所スイングバイを設立し独立。
2014年(平成26年)、声優としてディズニー映画『アナと雪の女王』に主演、また歌唱を担当した同作品の日本語吹き替え版劇中歌「レット・イット・ゴー」はフル配信100万DLを達成。
2014年11月27日、第一子の妊娠を発表。2015年(平成27年)3月30日、第一子女児の出産を発表。同年7月の舞台『かがみのかなたはたなかのなかに』で仕事復帰を果たす。
2017年(平成29年)、5年ぶりに主演を務めた連続ドラマ『カルテット』と共に数多くの賞を受賞し、高い評価を受けた。同年NHK朝の連続テレビ小説97作目『わろてんか』へ主題歌として楽曲を提供し、18年ぶりに歌手として年末の『第68回NHK紅白歌合戦』へ出場し同曲を披露。
2020年(令和2年)2月9日(日本時間10日)、米映画界最大の祭典「第92回アカデミー賞授賞式」で、歌曲賞にノミネートされた『アナと雪の女王2』の「イントゥ・ジ・アンノウン」を各国のエルサ役の声優たちと共に、日本人として初めて歌唱。また公の場で同曲を披露するのも今回が初めてとなった。
人物・エピソード
父は松本白鸚、兄は松本幸四郎、姉は松本紀保と家族そろって芸名は松本姓を名乗っており、松だけが違うが、これは初代中村吉右衛門の娘で、松の祖母にあたる「正子さん」が「松派」という流派を率いていたことに由来する。松正子が芸事に通じていたことから、その『松』を取り、父の松本白鸚が決めたという。
受賞歴
ロングバケーション
第9回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 新人俳優賞
東京日和
第22回報知映画賞 新人賞
四月物語
第8回日本映画批評家大賞 女優賞
櫂
第37回ギャラクシー賞個人部門 奨励賞
天涯の花、セツアンの善人
第50回芸術選奨新人賞 演劇部門
明るいほうへ 明るいほうへ
第10回橋田賞 橋田賞
NODA・MAP「オイル」
第38回紀伊國屋演劇賞 個人賞
隠し剣 鬼の爪
第29回報知映画賞 主演女優賞
第28回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞
NODA・MAP「贋作 罪と罰」、コーカサスの白墨の輪
第13回読売演劇大賞 優秀女優賞
東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜
第31回日本アカデミー賞 優秀助演女優賞
ひばり、ロマンス
第7回朝日舞台芸術賞 舞台芸術賞
第15回読売演劇大賞 最優秀女優賞
ヴィヨンの妻 〜桜桃とタンポポ〜
第33回山路ふみ子映画賞 女優賞
第34回報知映画賞 主演女優賞
第22回日刊スポーツ映画賞 主演女優賞
第83回キネマ旬報ベスト・テン 主演女優賞
第33回日本アカデミー賞 最優秀主演女優賞
ミュージカル「ジェーン・エア」
第35回菊田一夫演劇賞 演劇賞
告白
第34回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞
第2回日本シアタースタッフ映画祭 主演女優賞
夢売るふたり
第36回日本アカデミー賞 優秀主演女優賞
第31回ヨコハマ映画祭 主演女優賞
第22回東京スポーツ映画大賞 主演女優賞
第27回高崎映画祭 主演女優賞
カルテット
第7回コンフィデンスアワード・ドラマ賞 主演女優賞
コンフィデンスアワード・ドラマ賞 年間大賞 2017 主演女優賞
第92回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞
第26回橋田賞 橋田賞
第32回日本ゴールドディスク大賞ベスト5ソング・バイ・ダウンロード(主題歌「おとなの掟」)
大豆田とわ子と三人の元夫
第108回ザテレビジョンドラマアカデミー賞 主演女優賞
同・ドラマソング賞(「Presence I」 (feat. KID FRESINO) STUTS & 松たか子 with 3exes)
SPACE SHOWER MUSIC AWARDS 2021
BEST COLLABORATION SONG(「Presence I」 STUTS & 松たか子 with 3exes )
その他
1997年度エランドール賞 新人賞大賞
日本のニューヒロイン'97 第1位
第34回ゴールデン・アロー賞 最優秀新人賞
第34回ゴールデン・アロー賞 放送新人賞
第12回日本ゴールドディスク大賞 ニューアーティスト・オブ・ザ・イヤー
第36回ゴールデン・アロー賞 演劇賞
第21回松尾芸能賞 新人賞
第43回ゴールデン・アロー賞 演劇賞
第9回 岩谷時子賞 岩谷時子賞
家族
二代目松本白鸚:父
藤間紀子:母
松本紀保:姉
十代目松本幸四郎:兄
佐橋佳幸:夫
川原和久:義兄(姉の夫)
八代目市川染五郎:甥(兄の息子)
七代目松本幸四郎:曽祖父
初代中村吉右衛門:曽祖父(父方の母方)
初代松本白鸚:祖父
二代目中村吉右衛門:叔父
「新日本風土記」の放送内容
「北海道 登別温泉」
初回放送日: 2022年5月27日
北日本屈指の温泉郷、北海道・登別では、温泉より「熱い」人たちが様々なチャレンジを繰り返してきた▽クマ牧場の獣医師のヒグマを巡る試みとは?▽シンボルは鬼!温泉商店街、若大将たちの奮闘記▽35の湯舟を守る老舗旅館の湯守さん▽おいしい水と道産大豆が育てた納豆▽ヒット曲「いい湯だな」と女将の物語▽ペンギンとイワシのお城の舞台裏▽「アイヌ神謡集」に込められた思い▽アイヌ文様のマスク。先祖の木綿文化と出会って
45分版 「北前船の贈りもの」
初回放送日: 2022年5月17日
江戸から明治にかけ日本列島を結んだ物流の大動脈「北前船」。立ち寄った港で商品を仕入れてよその港で売りさばく商いで、巨万の富を生み出した。米や綿に鉄。塩やニシンなど海の幸も産地から全国へ。北海道の昆布の虜になったのは富山の人達。日本一、昆布にお金をかけるという。風や潮の流れを読み、白帆一枚に命を託して海を渡った男達。北前船のおかげで生まれたものを今の暮らしの中に探す旅。(2020年4月放送の再編集)
45分版 「鎌倉 早春スケッチ」
初回放送日: 2022年5月10日
神奈川県鎌倉市。南を海に三方を山に囲まれた古都・鎌倉は、天然の要害として源頼朝による開府より、武士の文化が花開いた場所。鶴岡八幡宮に伝わる古式ゆかしい儀式、鎌倉武士のたしなみだった流鏑馬の伝統を受け継ぐ少女。花の寺・長谷寺を裏で支える職人たちの知られざる人生。浜から船を出す漁師。ベテランサーファー。かまど飯とタケノコ採り。古都に暮らす人々の「春を待つ物語」を紡いでいく(2021年4月放送の再編集)
「水の国・みちの国 近江」
初回放送日: 2022年4月29日
近江の国、現在の滋賀県。日本最大の湖、琵琶湖の周りを東海道、中山道など多くの街道が縦横に行き交う。湖を渡り、街道を旅してやって来る時代の最先端の事物や人々を、いつも迎え入れ根付かせてきた▼日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島・沖島の暮らし▼大陸から伝わった絹糸の技が生きる和楽器の弦▼歩いて東海道をお江戸へ!大人気となった近江牛▼伊吹山麓で発達した「もぐさ」とお灸▼みんなで守る仏様、観音様、懐かしい踊り
45分版 「伊賀」
初回放送日: 2022年4月26日
三重県の伊賀市と名張市は「伊賀の国」と呼ばれた。盆地で寒暖の差が大きく荘園の時代から米づくりが盛ん。欠かせなかったのが農耕牛。牛飼いの文化は現代の肉牛生産につながっている。奈良の東大寺との関係が深い。お水取りで使う松明木は、名張市のヒノキでつくられる。伊賀市にある別院の祭りでは、鬼をかたどった珍しい供え物をする風習が伝わる。むかし忍者が駆け巡った大地の冬から春への物語(2019年4月放送の再編集)
45分版 「鬼と炎の奈良」
初回放送日: 2022年4月19日
日本有数の鬼の出没地帯、奈良。冬は各地で荒々しい鬼や炎の祭りが行われる。燃え盛るたいまつとともに鬼が暴れまわる長谷寺の「だだおし」。厳しい精進をとげた男が鬼役となり、吹き上がる炎を掲げる念仏寺の「鬼走り」。なぜか「福は内、鬼も内」と唱える吉野山の節分。そして鬼の子孫と伝わる人々が節分前夜に行う不思議な儀式。豊かな実りをもたらす鬼も。鬼を畏れ、鬼に願いをかける人々の物語(2021年4月放送の再編集)
45分版 「東京 檜原村」
初回放送日: 2022年4月12日
深い山に囲まれ、村の大半が国立公園という東京都西部の檜原村。かつては甲斐への道が通じ、杉やひのきの産地として大いに賑わった。しかし、国産材の不振で人口は最盛期の3分の1、2200人に。山を所有する林業家は一軒となった。高齢化で5人に1人は80歳以上。なのに村にはかげりがない。それぞれやれることをやって、あるいはこの地に魅せられ移住して、東京の隅っこで暮らしている。(2021年3月放送の再編集)
「伊豆半島 春のマイウェイ」
初回放送日: 2022年4月8日
急しゅんな山々がそびえ、断崖絶壁が続く伊豆半島。観光地として人気を集めてきた一方で、人が生きていくためには厳しい環境でもあった伊豆半島では、独立独歩の気風が育まれた。駿河湾のタカアシガニを伊豆の名物に仕立て上げた気骨の男。鹿や猪による獣害が問題になる中、娘の安全を守るためにと狩猟免許を取得したお母さん。深海魚に魅せられ、今日も底引き漁船に乗り込む女性。早春の半島を、個性豊かな人々を訪ね、旅する。
45分版 「日光うら道 隠れ里」
初回放送日: 2022年4月5日
日光東照宮が開かれるその遥か前から、栃木県北部の日光は土着の山岳信仰や修験道が深く根づく“聖地”だった。秋から冬にかけて、日光の深山幽谷はひときわ霊妙な姿を見せる。氷点下20℃近くまで気温が下がる極寒の集落には、厳しい自然への畏怖とともに生きてきた山の民の営みが今なお根づく。知られざる日光を描く▽冬の味覚▽日本一「硬い氷」を目指す親子▽動く陽明門(2021年3月放送の再編集)
「橋」
初回放送日: 2022年4月1日
東洋一の吊り橋として建設された福岡・北九州市の若戸大橋▽関東大震災からの復興で、隅田川に作られた多くの橋の形が違う理由は?▽静岡・三島市の日本一長い「歩行者専用吊り橋」に込めた地元パチンコ店社長の思い▽佐賀・武雄温泉の元遊郭の旅館にある「家族の太鼓橋」▽東海道屈指の橋の名所、愛知・岡崎市▽岩手・住田町の一本橋は何度も流れて▽昭和8年建造の旭川市の旭橋と戦争の記憶▽京都・嵐山の渡月橋の「十三まいり」
「港町」
初回放送日: 2022年3月25日
四方を海に囲まれた日本には、さまざまな港がある。商港、漁港、フェリー港など実に3000あまり。その一つ一つに、独自の祭り、食文化、慣習、信仰が息づく。海を通して様々な地域とつながってきた港町は、多種多様な文化がつまった玉手箱。異国情緒漂う横浜、神戸から、若狭、天草、石垣島などの漁村まで。風土記が取材してきた100を超える港の話題から選りすぐり、知られざる歴史や伝統、人情あふれる物語をお届けする
スペシャル 「義経の旅」
初回放送日: 2022年2月25日
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも主要な登場人物の一人として描かれる源義経は、歴史上、最も長く深く日本人に愛された英雄かもしれない。悲劇のヒーロー義経は、九州から北海道まで日本全国のいたるところで、様々な伝説として語り継がれている。番組は、各地に残る足跡や言い伝えを訪ね、800年後の現代にまで生き続けた、日本人が愛してやまない義経像に迫る旅である。(2022年放送)
「北上川」
初回放送日: 2022年2月11日
岩手県の中央を貫き、宮城県石巻で太平洋に注ぐ北上川。雄大な流れは、かつて米などの産物を運ぶ大動脈だった。水運を管理した「肝入り」という職の末裔、水の都・盛岡で川船復活を目指す人々が往時を語る。川は異国の文化も運んだ。流域には明治初頭ロシアから伝わった信仰を守り続ける集落も。雪と岩肌が作る水墨画のような絶景の猊鼻渓。石巻のシジミや一関のモチ名人のおばあちゃんなど、食の豊かさも紹介。北上川の魅力を描く
「山形 庄内」
初回放送日: 2022年1月28日
山形県の海側・庄内地方は三方を山に囲まれ、日本海にむけて広大な平野が広がる日本有数の米どころ。ここは海の幸、山の幸に恵まれた食材の宝庫だ。その故郷の味をこよなく愛したのが庄内生れの作家・藤沢周平。様々な作品の中で、懐かしい味について語った。秋が旬の赤カブ、冬の訪れを知らせるハタハタ。寒風が吹きすさむ冬の味覚の王様、寒ダラなど、藤沢作品でもおなじみの庄内の味を、名作の言葉を道しるべに巡る。
「大阪 梅田界わい」
初回放送日: 2022年1月14日
通称“キタ”と呼ばれる梅田界わいはJR大阪駅や私鉄ターミナル駅が集まる大阪の玄関口。セレブから庶民までさまざまな背景を持つ人々が行き交う。阪急大阪梅田駅、パリの始発駅を思わせるプラットフォームに集まる鉄道ファン。迷宮のような梅田の地下で伝説の喫茶店を営む一家。自分らしく生きたいと故郷を捨てゲイタウンにやってきた人。開発進む新しい街、昭和を思い出す昔ながらの街、梅田界わいで人生を紡いできた人々の物語
「沖縄 コザ」
初回放送日: 2021年12月24日
来年本土復帰50年の節目を迎える沖縄。その象徴とも言えるのが、米軍嘉手納基地の門前町として栄えたコザ(現・沖縄市)。戦後、米国などの影響を受け発展したコザは、40ヶ国以上の外国人が暮らす国際色豊かな町。本場のエイサーや島唄など沖縄文化と、米国のロックやインド、ラテンなどが融合した独特の文化が広がる。基地との共生を強いられながらも、豊かなチャンプルー文化をたくましく育んできたコザの風土と暮らしを描く
「東京のアメリカ」
初回放送日: 2021年12月10日
焼け野原から始まった首都・東京の戦後。敗戦以来、GHQ本部が置かれた東京には占領軍がもたらすアメリカ文化が浸透。東京は生活様式、音楽、ファッション、食文化など、アメリカの豊かさを取り入れることで復興、経済成長を成し遂げていった。一方で東京には米軍基地などが今も残る。日米開戦から今年で80年。敗戦、占領の記憶が薄れていく中、東京のアメリカの今を辿り、そこで暮らす人たちの多様なアメリカ像を描く。
「オクシズ 奥静岡」
初回放送日: 2021年11月26日
古くから徳川家康の城下町として栄えてきた静岡市。その北部、豊かな自然が残る中山間地を最近では「オクシズ(奥静岡)」と名づけ、市はその魅力をPRしている。かつてオクシズには1300年の歴史を誇る金山があり、江戸時代には「慶長小判」の主な材料として用いられた。各地から人が行き来し、様々な文化や風習、作物がこの地に根付いた。歴史上、重要な役割を果たし、静岡の文化や経済を支えてきた地域の今を見つめる物語。
「木曽路の宿場町」
初回放送日: 2021年11月12日
黒い格子の家並みが、江戸情緒を醸し出す。木曽川沿いに点在する、“木曽十一宿”と呼ばれた中山道の宿場町だ。平安時代からヒノキの産地と知られ、豊臣秀吉以降は時の為政者が山林を管理してきた。今も7割ほどが国有林。山は食材の宝庫、秋には松茸狩り名人が腕を競う。人々は山を畏怖し、敬って生きる。水源の神をまつる町の人、伝統の木曽馬を神馬として育てる農家など、山深い木曽に暮らす人々の素顔の日常を描く。
「お風呂の旅」
初回放送日: 2021年10月29日
身も心も優しく包むお湯につかれば、溜まっていたものもすーっと消えてゆく。秘湯、名湯に、ちょっとレトロな町中の銭湯。自粛疲れを癒やしたい今だからこそ、風土記が十年かけて取材したとっておきの「お風呂」をまとめて届ける。雪景色の山小屋で登山者を癒す天空の風呂。熱海や湯布院などの温泉地で、地元の人だけが知る小さな名湯。奈良時代からの由緒ある温泉には、地元の仲間が毎日朝湯に集う。お湯の極楽を愛する人々の物語
「銚子電鉄 とっぱずれの旅」
初回放送日: 2021年10月22日
「ほととぎす 銚子は国の とっぱずれ」と江戸時代の句に詠まれた、銚子(千葉県)が今回の舞台。小さな岬の付け根から先端までを結ぶ、わずか6.4kmのローカル線《銚子電鉄》の沿線をめぐる。前向きで、どこかのんびりした“愛され鉄道”銚電。こんなたたずまいも、黒潮の恵みと利根川水運が潤してきた“銚子気質”なのかもしれない。漁業と醤油で知られる銚子、鉄道沿線の人達のひと夏の営みに、人情を探す旅。
「2021 東京の夏」
初回放送日: 2021年9月24日
史上初めて、1年延期して開催された東京オリンピック。しかし、新型コロナの感染が再拡大し、不安が広がる中での開催だった。新型コロナとオリンピックに揺れた東京の夏。どんな人がどんな思いで過ごしたのだろう。30歳、最後の大舞台に挑んだプロボクサー。3年に1度の祭りが中止となり、静かな夏を過ごす下町の人々。都内の公園で行われた炊き出しに集まる若者たち。いつもとは違う夏、自分らしく生きようとする人々の物語。
「多摩丘陵」
初回放送日: 2021年9月17日
都心から急行電車で40分。丘の上の町並みのそばに、昔ながらの雑木林や古街道が残る土地に着く。東京から横浜にかけて広がる多摩丘陵だ。この地に50年前に誕生したのが“日本最大規模”の多摩ニュータウン。かつては酪農や養蚕が盛んだった農村地帯は、瞬く間に緑の中に団地や大学キャンパスが建ち並ぶ街へと変貌した。古きもの、新しきもの、多くの人々を受け入れながら歴史を刻んできた、多摩丘陵に生きる人々の夏物語。
「葉子の桜」
初回放送日: 2021年8月24日
東日本大震災で亡くなった「葉子さん(当時26歳)」の父親・白川さんは、亡き娘への思いをこめて被災地に桜の苗木を植えていきました。しかし、護岸工事のために苗木の立ち退きを余儀なくされ、「桜の里親」を呼びかけました。全国から100件を超える申し出があり、白川さんが13か所を選び、苗木を届けました。あれから5年、各地の「葉子の桜」は、どうしているのか。13本の桜の運命を、「さくらの歌」とともに辿ります。
「立山 地獄・極楽めぐり」
初回放送日: 2021年8月20日
古来、「地獄と極楽がここにある」と信じられた富山県・立山。剣のように鋭い岩峰が「地獄」に。主峰の雄山は「極楽浄土」の象徴とされ、江戸時代には大勢の参拝者が訪れた。立山の信仰を全国に広めたのが、麓にある集落・芦峅寺の人びと。近代化が進み、立山信仰は衰退したが、芦峅寺の住民たちは先祖が残した文化を大切に暮らしている。登山客が集い始める初夏。山に寄り添い暮らしを立ててきた人びとの物語(2021年放送)
「東京の地下」
初回放送日: 2021年7月30日
面白いことはみんな、地下から湧き出てくる東京の地下は、世界一、長くて広い。13の地下鉄路線、電気・ガス・水道・通信などの地下トンネルすべてをつなぎ合わせると、その長さは実に地球3周分。狭い東京にとって、地下はまだまだ拡大できるフロンティアだ。昼夜掘り続ける穴という穴が、新しい道になり、巨大なシェルターになり、有機野菜を作る農場にもなったりする東京の地下を、たっぷりさまよう1時間 (2021年放送)
「夫婦の旅 山あり谷あり」
初回放送日: 2021年7月16日
人と人の距離が、これほど遠く感じる日が来るなんて。新型コロナの影響で、結婚する人が減っている。令和2年の婚姻件数は、戦後最少。そんな今だからこそ、夫婦のありようを見つめてみたい。老舗煎餅屋で修行中の若夫婦。三味線弾きの夫を歌で支える妻。四国の山間の村で暮らす老夫婦。離れていても互いを思いあう夫婦…。今も昔も、一番遠くて近い人、心温まる夫婦の物語を、列島各地を巡りながら紡いでいく。(2021年放送)
「空海の旅」
初回放送日: 2021年6月25日
番組では、真言密教の開祖・弘法大師空海にまつわる各地の風土や風習を描いてきた。高野山では、空海を親しみ込めて“お大師さん”と呼ぶ町の人々の、祈りを捧げる姿。お大師様とともに歩き、地元の人たちの「お接待」に心打たれる遍路の人々。10年に一度の本尊大開帳が行われ、いつもにも増して華やかな雰囲気に包まれた川崎大師。各地で空海とともに生きる人々の姿と、1200年の時を超えて受け継がれる信仰と祈りを描く。
「都電荒川線」
初回放送日: 2021年6月18日
東京都内を網の目のように走っていた都電の中で、唯一残った「都電荒川線」。東京の北部12キロの距離をおよそ1時間。懐かしい町並みや自然豊かな風景を楽しむことができる。地域に密着した荒川線の歴史は、沿線に暮らす人たちの歴史でもある。通勤電車で生まれた青春のロマンス。廃線の危機から救った地元商店街の人たち。半世紀以上、乗降客を見守ってきた古書店の店主。荒川線とともに生きてきた人々の物語(2021年放送)
スペシャル 「さくらの歌」
初回放送日: 2021年5月28日
さくら―。日本人が特別な感情を抱いてきた花。今回は、桜を愛でる心の内を、各地の桜にゆかりのある人々に尋ねる。長野高山村では、満開のしだれ桜の下でピアノの音色が響く。震災で娘を失った父親が、娘への想いをこめて各地に送った13本の桜の苗木、その行方での出会い。そして、桜をうたったたくさんの楽曲、古今の詩歌も紹介。西行から森山直太朗、ユーミンまで、はかない花に託した日本人と桜の物語。(2021年放送)
「松本清張 昭和の旅」
初回放送日: 2021年5月21日
没後29年が過ぎてなお作品が次々にドラマ化され、今も話題を集め続けるミステリーの巨匠、松本清張。社会派と呼ばれた清張の作品は、どれをとっても「昭和」という時代を色濃く映し出している。「砂の器」「球形の荒野」「ゼロの焦点」など名作の数々を旅情とともに味わいながら清張が描いた昭和を旅し、作品の舞台や清張ゆかりの「聖地」に、変わりゆく日本と変わらない人々の心を見つけていく。(2021年放送)
「鎌倉早春スケッチ」
初回放送日: 2021年4月30日
南を海に三方を山に囲まれた鎌倉は、天然の要害として1185年の開府より、武士の文化が花開いた古の都。鶴岡八幡宮に伝わる古式ゆかしい儀式、鎌倉武士のたしなみだった流鏑馬の伝統を受け継ぐ少女、寺社を裏で支える職人たちの知られざる人生。鎌倉に伝わる歴史や風俗を描きながら、いまも生きている古都に暮らす人々の「春を待つ物語」を紡いでいく。
「鬼と炎の奈良」
初回放送日: 2021年4月9日
日本有数の鬼の出没地帯、奈良。冬は各地で荒々しい鬼や炎の祭りが繰り広げられる。燃え盛る松明とともに鬼が暴れまわる長谷寺の「だだおし」。厳しい精進をとげた男が鬼役となり、吹き上がる炎を掲げる念仏寺の「鬼走り」。なぜか「福は内、鬼も内」と唱える吉野山の節分。そして、鬼の子孫と伝わる人々が節分前夜に行う不思議な儀式。追い払うべき怖い鬼、豊かな実りをもたらす有難い鬼。鬼を畏れ、鬼に願いをかける人々の物語。
「東京 檜原村」
初回放送日: 2021年3月26日
東京都檜原村は、島しょ部を除く都内唯一の村。9割以上が山林で鉄道もコンビニもない。かつては甲斐への道が通じ、杉やひのきの産地として大いに賑わった。しかし、国産材の不振で人口は最盛期の3分の1、2200人に。山を所有する林業家は一軒となった。高齢化で5人に1人は80歳以上。なのに村にはかげりがない。それぞれやれることをやって、あるいはこの地に魅せられ移住して、東京の隅っこで暮らしている。
「日光うら道 隠れ里」
初回放送日: 2021年3月19日
日光。「風光明美な観光地」という“表の顔”の向こうに、古来脈々と受け継がれる「秘境の記憶」が息づいている。日光東照宮が開かれるその遥か前から、日光は土着の山岳信仰や修験道が深く根付く“聖地”だった。秋から冬にかけて、日光の深山幽谷はひときわ霊妙な姿を見せる。氷点下20℃近くまで気温が下がる極寒の集落には、厳しい自然への畏怖とともに生きてきた山の民の営みが今なお根付く。知られざる日光を描く。
「大阪・船場」
初回放送日: 2021年3月12日
キタとミナミの間に位置し「大阪のへそ」と呼ばれる船場。“番頭”や“丁稚(でっち)”が活躍する落語やドラマの舞台となってきた商いの町。今も大阪経済の中心として大企業が集中する。昭和に廃れた丁稚(でっち)奉公を今も行っている青年。江戸時代から続く老舗・薬問屋を継いだ三姉妹。足元までオシャレに気づかうビジネスマンに人気のカリスマ靴磨き職人など。400年の伝統を誇る商売の町の、おもろいヒト、店、会社の物語
「北陸 冬のしあわせ」
初回放送日: 2021年2月26日
冬の北陸と言えば、家々を覆う豪雪に日本海の荒波。この冬も、数十年に一度の大寒波に襲われた。しかし、厳しい土地だからこその“冬のしあわせ”がある。ウニに岩ノリと、海の幸に家族が集う海女の里。旬の寒ブリ丸ごと一匹を娘夫婦に送り、結婚生活の幸せを祈る「嫁ブリ」の風習。荒海に出る越前ガニの漁師町、各地の酒蔵に出稼ぎに行く能登杜氏の山里など、厳しい冬を支えあって生きる人々や家族の心温まる物語。
「学生の街 神田 御茶ノ水」
初回放送日: 2021年2月19日
神田・御茶ノ水界隈といえば、日本きっての学生街。現在も大学や各種学校が建ち並び、狭いエリアに多くの学生たちが集っている。江戸時代に始まった「学びの街」は、やがて古本屋など学生相手の商店が集まる街へと発展。そこへコロナ禍が。大学は門を閉ざし、学生が姿を消した。学生たちにとっても特別な年となった2020年。彼らはどんなキャンパスライフを送っていたのか。秋から冬、学生の街を見つめた。(2021年放送)
「隠岐諸島」
初回放送日: 2021年1月29日
4つの人の住む島と180の小島からなる島根県・隠岐諸島。古代から朝鮮半島への重要な輸出品だった黒曜石の採掘が今も続き、アシカ漁や巫女舞など、国境を越えて日本海沿岸に共通する文化が息づく。一方、近世まで天皇や貴族たちの流刑地となっていたため、様々な貴族文化も伝わる。後鳥羽上皇も楽しんだとされる日本最古の闘牛“牛突き”もその一つ。小さな島に多様な歴史と文化が詰まった、玉手箱のような隠岐の島々の物語。
「神さま仏さま 東京2020-2021」
初回放送日: 2021年1月15日
無病息災に商売繁盛。年末年始、新しい年に願いを込め、多くの人が神に仏に手を合わせる。コロナ禍で出店ゼロだった露天商が、神社と力合わせ開催した酉の市。信仰に救われたという元ホームレスの男性が、街頭で食料支援を続けるクリスマス。スポーツの神様のお守りを胸にオリパラ開催を願うアスリート。そして明治神宮、神田明神、浅草寺の、いつもと違う初詣で。年越えの東京で出会った悲喜こもごもの人生模様と祈りの風景を描く
スペシャル 「東京紅白歌合戦」
初回放送日: 2020年12月25日
時代とともに目まぐるしく変貌を続ける東京は、日本で最も「ご当地ソング」が多い街だ。日本人の心と風俗の変化が数々の歌に刻まれてきた。定番の「東京ラプソディー」。集団就職のテーマ曲「ああ上野駅」。新宿歌声喫茶に響く青春の歌「神田川」「なごり雪」、平成の時代が生んだ「TOKYO GIRL」。珠玉の東京の歌に、ゆかりの人、関わりのある土地、知られざるエピソードを交え、カラフルで粋な東京物語をお届けする。
「三浦半島」
初回放送日: 2020年12月18日
東京湾の入り口にある三浦半島は、風光明美な保養地。明治時代に御用邸が築かれると、富豪たちの別荘も進出。名物の海の幸や野菜は東京人の胃袋も満たしてきた。歴史ある造船の町・浦賀の湾を行きかう情緒たっぷりの渡船。船長たちの意外な素顔とは?水揚げが落ちても三崎マグロのブランドを守り続けた“目利き”仲買人とは?東京の若者たちが次々移住してくる港町・三崎の魅力とは?歴史と自然、人情とグルメを堪能する旅。
「隅田川イーストサイドストーリー」
初回放送日: 2020年11月20日
東京の隅田川より東。そこには、下町の暮らしがあり、人情があり、野暮ったさがあり。古き良き東京の風俗が息づく街。隅田川を越え東へ、橋をひとつ越えるたびに、場末の飲み屋街が増え、鉢植えの並ぶ路地が入り組み、「下町情緒」が溢れている。それだけではない。まるで、ロンドンのイーストエンドさながらに、カネはないが、面白いことをやりたい-そんな人間たちが続々と集っているのだ。隅田川イーストサイドを彷徨う1時間。
「箱根」
初回放送日: 2020年11月6日
20もの温泉場が広がる箱根。台風で被災した登山鉄道が9か月ぶりに再開し、活気が戻ってきた。お座敷がかかる日のため、踊りの特訓を始めた芸者衆。自粛中廃業を考えたものの、客や家族の支えで再開した小さな宿。開催が危ぶまれた箱根大文字焼も、若者たちの努力で夏を彩った。登山の名所・金時山や、江戸の昔から続く峠の茶屋にも旅人の笑顔が。何百年もかけて人々が築いてきた“もてなしの町”を旅する。(2020年放送)
「水郷 柳川」
初回放送日: 2020年10月23日
福岡の南、有明海に面する城下町・柳川。「掘割」と呼ばれる水路が縦横無尽に走る様子から「東洋のベネチア」と呼ばれる水の都だ。柳川の運河や水路の全長は、およそ930キロ。かつては、飲み水を汲み、洗濯をし、生活のすべてを掘割が支えた。観光客の一番のお目当てともいえる掘割の船下り。船頭さんの名調子のもと、涼しげに川面を走っていく。水とともに生き、文化を育んできた柳川の人々の暮らしを描く。(2020年放送)
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