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この「春駒 〜吉原花魁残酷日記〜」は、森光子さんの作品『光明に芽ぐむ日』『春駒日記』を原案とした、望月帝さんの作品です。
現在サンデーうぇぶりや、まんが王国、シーモア、めちゃコミックなどで配信されている花魁の物語です。
ネット上の広告で、このタイトルを目にした方も多いのではないかと思います。
そこで、この物語を読んだ人のネタバレ感想や、あらすじなどを紹介していきたいと思います。
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「春駒 〜吉原花魁残酷日記〜」のあらすじ
大正13年、親の借金のため、何も知らぬまま吉原に売られた19歳の光子。
花魁・春駒として遊廓で働くことになったが・・・。
実在した花魁・春駒が書いた『光明に芽ぐむ日』『春駒日記』を基にした、大正花魁残酷物語。
※本作品の原案『光明に芽ぐむ日』『春駒日記』を著した森光子氏の著作権継承者については現在調査中ですが、未だ判明しておりません。
お心当たりのある方は、小学館サンデーGX編集部までご連絡頂ければ幸いです。
「春駒 〜吉原花魁残酷日記〜」のネタバレ・感想
しかも客の男が洋装、つまり昭和の時代までこのようなことが合法的に行われていたという事だ。
読んでいるのも辛い。
春駒が一人の青年と出会うまでは生気を失ったようだったので、読んでいてやっと踏ん張りづいたかとほっとしました
逆に独り身なら自由にできるのに、家族がいることで自分は地獄にいるしかない・・・。
悪い奴が至福を肥やし、何もしてない人が地獄をみる。
理不尽な世の中。何とも言えないですね。
そんな状況でも強さを持てる春駒の今後が楽しみです。
作画の怖さはありますが、主人公の春駒がこの先どうなるか気になって仕方ありません。
光子の気持ちは痛いほどわかります。
普通の女の子がこんな事させられていたなんて悲しすぎる。
絵は綺麗ですが、ちょっとキャラの目が怖い…
現実にこんな事があったかと思うと悲惨すぎると思う。
親に売られ、その後に我が身がどうなるのか・・・
ヒロインは本当に、タイトル通り辛かっただろうなぁ・・・
この通り、本当に物語は辛い内容です。
こういったネットを中心とした漫画は、本当に辛い話が多いですよね・・・。
そこで一つ興味が出てくるのが、この原案となった、森光子さんの作品である『光明に芽ぐむ日』『春駒日記』です。
ですのでここからは、森光子さんの『光明に芽ぐむ日』『春駒日記』についても紹介したいと思います。
そもそも原案の森光子さんって?
森光子さんというと、女優の森光子さんが思い浮かんでしまうかもしれませんが、女優の森光子さんではありません。
「春駒 〜吉原花魁残酷日記〜」の原案の森光子さんは、1905年(明治38年)生まれで、没年は不明でございます。
群馬県高崎市の貧しい銅工職人の家に3人兄弟の長女として生まれ、高等小学校を卒業。
文学少女であったが、19歳の時に死んだ父親が深酒によって残した借金のため、実際の仕事がどういうものか知らないまま、半ば騙される形で吉原遊廓に売られたそうです。
「長金花楼」という貸座敷で、春駒という名の娼妓となる。
生き地獄のような日々の中、日記を書く事を「復讐」として遊廓での生活を綴り続けたそうです。
2年後に憧れであった歌人の柳原白蓮の家に駆け込んで助けを求め、白蓮夫婦と労働総同盟の岩内善作らの手助けにより、自由廃業した。
1926年(大正15年)『光明に芽ぐむ日』、1927年(昭和2年)『春駒日記』を出版。
その後、自由廃業を手引きした外務省翻訳官補の西野哲太郎と結婚。
西野はそのために外務省を免職になるが、その後も社会運動として遊女の自由廃業運動を行い、暴力団に追われた。
西野は戦後に東洋大学の講師を務めたことが確認されるが、光子のその後に消息ついては不明・・・。
大正から昭和時代にかけての女性で、吉原遊廓の花魁であった日々を記した記録である『光明に芽ぐむ日』『春駒日記』は、娼妓自身の手による当時の日記として貴重な記録ですね。
「春駒日記 吉原花魁の日々」あらすじ
19歳で吉原に売られた実在の花魁・春駒。
前作『吉原花魁日記』では廓で綴っていた日記を、本書はその1年後に「廓での日々」を改めて書き綴った、もうひとつの記録。
親友・千代駒からの手紙や当時の社会面を賑わせた新聞記事、婦人雑誌に寄せた脱出の顛末、光子の写真なども掲載。
「春駒日記 吉原花魁の日々」のネタバレ・感想
こんなに近い時代に、花魁とは名ばかりのような、政府公認で管理売春がなされていた事実に驚きと悲しみを感じました。
悲惨な日常であるだろうに、そこまで悲惨さを感じさせないのは筆者の淡々とした描写や、自身の女性としての尊厳を失わない姿勢があるからかもしれません。
非常に読書家だった筆者。
知識が人を助けるのかもしれないと、どんな境遇であろうと学ぶことの大切さを痛感しました。
本のタイトルに「日記」と付いているので前作と同じような形式かとも思いましたが、こちらはこんなお客が来ただとか、こんな花魁が居るだとか、そんな話が前半を占め、後半は光子が患っている病気(梅毒・肺病・心臓病等)や、多少重複した内容となっていますが前作の脱出記の詳細をもう一度、落ち着いた上で書いています。
『光明に芽ぐむ日』の頃の光子はまだ幼い印象がありましたが、今作では心に少し余裕が出てきたとでもいいますか、序文から大人びている文章となっている点にも注目したい所です。
光子が脱出をしたあと、千代駒から光子へ送られた手紙も4通ほど載っています。
その手紙を読んで涙ぐまずにはいられません。
(うち1通は千代駒脱出記)
他にも書きたいことは沢山ありますが「華やかさ」だけではない遊郭と花魁、そして苦界の真の姿を知らない方に是非読んでいただきたいですね。
光と闇の光の部分だけを取り上げて好きと云うのは少し違う気もしますから…。
今回は吉原と言う苦界に身を沈めての毎日の生活の中で見聞、経験した同僚遊女たちや客の生態を鋭く観察し、持ち前の筆力で事実を事細かに綴っている。
前作では主に楼主(置屋の主人)による搾取の構造を見事に分析して見せたが、本編では警察や吉原病院といった医療機関までもがぐるになって娼妓の自由を奪い楼主の搾取に手を貸している実態が描かれている。
特に吉原病院に入院中の著者の見聞は、遊女たちが病気(主として性病)になった場合いかなる仕打ちを受けるかを余すところなく叙述していて読者を慄然とせしめる。
その苦界の生活のなかで著者は読書に励み柳沢白蓮(大正天皇の従姉妹にあたる)の女性解放運動家としての活躍を知り、死を覚悟して吉原を脱出、白蓮の元に逃げ込む。
白蓮の元で執筆活動を続け、前著「吉原花魁日記」を出版したあとの、楼主や元同僚の花魁たちの反応も生き生きと詳述されている。
この本はどん底の苦界で身を売って病に倒れていく花魁たちの救出に役立つためにかかれたものであるが、読物としても一級品で、それこを読み出したら一気に読ませるものを持っている。
普通に生きる幸せを感謝できるはず。
日記文学なので、一昔前のケータイ小説のようで非常に読みやすかったです。
国が関与する公娼制度は、戦中の慰安婦制度につながっている、ということが否定できない内容です。
紀田順一郎氏の解説も必読。
「春駒 〜吉原花魁残酷日記〜」を無料で読むには?
今現在、「春駒 〜吉原花魁残酷日記〜」はサンデーうぇぶりや、まんが王国、シーモア、めちゃコミックにあります。
この中で無料で読めるものは・・・正確にはないかもしれません。
しかし、まんが王国はポイントで読めるので、ポイントを貯めれば無料で読む事が出来ます。
1日1回、ポイントを無料でゲットする事が出来ます。
また、毎月5日、10日、15日はキャンペーンで5ポイントゲットする事が可能なので、このようにポイントを貯めていけば無料で読めます。
ですので、まんが王国の利用がおすすめとなります。
漫画は楽しいですし、時間潰しにもなるし、しかもスマホで気軽に読めるので良いですよね!
楽しい漫画ライフを過ごしていきましょう!
自分が読んでいた漫画がドラマ化されたら、それもワクワクしますよね!
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