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2018年に公開された映画「若おかみは小学生!」のネタバレや登場人物・キャラクター情報を紹介していきたいと思います!
「若おかみは小学生!」の原作は令丈ヒロ子さんによる児童文学シリーズです。
漫画連載もされ、アニメ化、映画化もされる人気作品で、今回NHK Eテレで放送されます。
しかし、この映画・・・劇場公開時には「泣ける」と口コミで評価が広がり、公開4週目にして前週比92%となる高稼働動員を達成しています。
再上映や新規上映が次々に決定するなど、大きな盛り上がりをみせました。
海外でも高く評価され、昨年には、アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる第47回アニー賞のインディペンデント作品賞に、新海誠監督の『天気の子』、今石洋之監督の『プロメア』と共にノミネートされました。
確かに、この映画は本気で泣けますし、見終わったあとの余韻が異常です。
子供よりも、大人こそ観るべき映画かもしれません。
それでは映画「若おかみは小学生!」について紹介していきたいと思います。
もくじ
映画「若おかみは小学生!」のネタバレ
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
映画「若おかみは小学生!」の主な登場人物
関織子(せき おりこ)/おっこ
声:小林星蘭
関峰子(せき みねこ)/おばあちゃん
声:一龍斎春水、花澤香菜(劇場アニメ・少女時代)
田島エツ子(たじま エツこ)/エツコさん
声:一龍斎貞友
蓑田康之介(みのだ こうのすけ)/康さん
声:てらそままさき
立売誠(たてうり まこと)/ウリ坊
声:松田颯水
秋野美陽(あきの みよ)
声:遠藤璃菜
鈴鬼(すずき)
声:小桜エツ子
秋野真月(あきの まつき)
声:水樹奈々
神田あかね(かんだ あかね)
声:小松未可子
澄川静志郎(すみかわ せいしろう)/鳥居くん(とりいくん)
声:小林由美子
映画「若おかみは小学生!」のあらすじ
交通事故で両親が他界した小学6年生のおっこは、祖母が営む旅館「春の屋」に引き取られる。
ライバル旅館の跡取り娘で同級生の真月や、昔から旅館に住み着いているユーレイのウリ坊たちと交流しながら、若おかみの修業に奮闘するおっこ。
彼女は、失敗を重ねながらも訪れた客を懸命にもてなそうとしていた。
映画「若おかみは小学生!」のネタバレ
梅の香神社で行われた神楽を見物した帰り道の高速道路で、おっこ一家は対向車線を越えてきた大型トラックに衝突し、無傷で放り出されたおっこは空に色黒の男の子の幻を見る。
春の屋旅館に引っ越してきたおっこは、クモやトカゲ、ヤモリの襲来に洗礼を受ける。
それを笑ったユーレイ、ウリ坊がおっこには見えるのだが、初めて会った気がしない。
エツコさんや康さんに紹介されたおっこの元にウリ坊が若おかみの話を持ち出し、おっこがその返事を口にしたことで、周囲はおっこが若おかみになる決意をしたと勘違いし、なりゆきで若おかみ修業が始まる。
東京のマンションで寝ている父母に会う夢を見た翌朝、おっこは開かずの間の奥にあった鈴の封印を知らずのうちに解き、その鈴のそばにあったアルバムをきっかけに祖母、峰子からウリ坊の話を聞いて、ウリ坊が峰子、そして自分の命の恩人と知る。
4月下旬の転校の日、おっこはクラスで自分を睨む「ピンクのふりふり」を着た少女に会う。
彼女は偉人の格言を引用して話をする秋好旅館の跡取り娘、秋野真月で、物怖じしない対応をしたおっこと対立し、教室から出ていく。
残されたおっこのそばに、ウリ坊とは別の少女の姿をした幽霊が現れ、おっこの顔に落書きをして去る。
チェックイン後、客室で喧嘩したあかねにその後おっこが謝りに行くと、あかねからケーキのリクエストをされる。
温泉街のケーキ店はどこも閉まっていたが、その時目にしたカラオケカフェ&スナック フレンズのママさんの顔を見てプリンを作ることを思いつく。
作られた"露天風呂プリン"をはじめは口にしなかったあかねだが、彼がひねくれ塞ぎこんでいる理由だった亡き母に供え、一緒に食べて悲しみを浄化する。
あかねはおっこに感謝の意を伝え、学校に行くことを決意し帰ってゆく。
翌日、少女のユーレイにされた顔の落書きを消したあとお使いにでたおっこは、秋好旅館が鯉のぼりを花の湯温泉の空に泳がせる現場に遭遇し、さらに少女のユーレイ、美陽に再会する。
おっこのことを「バカおかみ」と言う美陽だが、春の屋旅館を気に入って居座ろうとし、さらに春の屋旅館でつまみ食いをしていた鬼、鈴鬼の存在を指摘する。
おっこは鈴鬼、および美陽に、旅館の手伝いを条件に滞在を許可する。
夏、おっこは占い師の水領を接客する。
水領は元気のない彼女を心配して心からのもてなしをするおっこを気に入り、自分の気晴らしとして近隣の大型ショッピングモールへおっこを同行させる。
モールへ向かう車の中で大型トラックとすれ違ったおっこに交通事故のトラウマが蘇る。
おっこは水領に事故の話を告白して落ち着き、モールに行く決意をする。
水領は自分の本名"グローリー"を明かし、モールで次々と試着しながら自分とおっこの服を大量に購入して買い物による気晴らしを満喫する。
グローリーはおっこに失恋により落ち込んでいたことを告白し、元気を取り戻して帰ってゆく。
秋、梅の香神社で神楽の練習も始まったおっこだが、ウリ坊たちが現れなくなったのが気になっていた。
神田幸水が雑誌に書いた紹介記事がきっかけで春の屋旅館は繁盛するが、神楽の練習が捗らないおっこに、神楽のパートナーである真月は苛立ち、"(老人と小学生がもてなし役で)客に気を使わせる旅館は長続きしない"と苦言を呈して大喧嘩になる。
おっこがトラウマと向き合う時
その夜、木瀬一家が春の屋に泊まりに来る。
一家の一人息子、翔太がいじめていたトカゲをそっと逃し、おっこは一家を出迎える。
一家のお父さん、文太は長期入院後の春の屋滞在だったが、リクエストを受けて作られた料理を病院食と変わらない、と食べようとしない。
おっこは逡巡した末秋好旅館に向かい、真月に相談する。
真月は滞在客に対するおっこの真摯な気持ちを感じ、資料と貴重な"花の湯牛"を持たせて力を貸す。
その帰り道、鈴鬼が現れ、おっこにウリ坊たちとの別れの日を告げる。
改良された食事に文太は満足し、入院の経緯である春先の交通事故のことを話し始め、文太が巻き込まれたとはいえおっこ一家の直接の加害者にあたるトラック運転手であることがわかってしまう。
その話に対応するようにこれまで夢の中でおっこを慰めてきた両親の幻がおっこに別れを告げ、おっこはそれらに衝撃を受ける。
部屋を飛び出した廊下にはウリ坊たちもいたが、おっこにはそれが見えず、ウリ坊たちを探して旅館をさまよい、心配の予感で春の屋に来たグローリーに再会する。
グローリーに慰められおっこは落ち着くが、そこに秋好旅館の車が、木瀬一家を迎えに来る。
文太は織子のいる旅館にはいられないと、直前に気がついた峰子の手配した秋好旅館に移るつもりだったが、翔太が春の屋を離れるのを嫌がっていた。
おっこは、自分は"(織子ではなく)春の屋旅館の若おかみ"であると宣言し、生前の両親や峰子がいつも話していた"花の湯温泉のお湯は誰も拒まない"という言葉を使って、木瀬一家を春の屋旅館に留める。
木瀬一家を迎えに来た真月もおっこのことを認めて去る。
おっことウリ坊たちの別れ
そして春、梅の香神社の神楽の日、おっこと真月は源泉に入り、お清めをする。
真月は自分が生まれる前に亡くなった姉の話をし、姉のユーレイに何度も励まされたと明かして少し泣く。
2人が神楽を踊っているところに、ウリ坊たちも踊りに加わる。
ウリ坊たちは、生まれかわっておっこに会いに来ると話し、以前見せたような花の雨の幻を降らせて消える。
映画「若おかみは小学生!」の感想
原作が青い鳥文庫、タイトルがこんななので、本当に子供向けを想像してしまいますよね。
実際子供も楽しめる映画ですが、テーマはかなり深く、その訴求力や、ストーリー、映画自体のクオリティはかなり大人向けです。
あまりにも衝撃を受け、連続アニメ版を拝聴し、原作も調べました。
しかし、それらはどちらもTHE 子供向けの軽いお話です。どうしてこうなった…。
映画版は、基本設定が同じなだけで、それらのメディアミックスとは完全に独立した単発作品ですので、こちらだけ鑑賞しても差し支えありません。スピンオフでもなく、映画版できちんと始まりから終わりまで描かれています。
はっきり言って、何が起こったらアニメや原作のような子供向けの雰囲気を、こんな作品に仕上げられるのかと思うほど化け物じみたプロットです。
テーマ、脚本、演出もそうですが、アニメーションは今後100年は確実に歴史に残る完成度です。
お願いですから、騙されたと思って、いろんな方に見てほしいと思います…。素晴らしい映画です。
辛いことがあった周りの人々と比べて、自分も辛い目にあってるのに前向き過ぎるおっこが心配でやっと泣いてくれた時はじんわりと胸にきた。
茜さんと美陽お姉ちゃんがお気に入り。
これは、感受性豊かで沢山の可能性を持つ君たちのための映画なのだ。
主人公おっこと同じ気持ちになって、笑ったり怒ったりつらかったりうれしかったり。
感動して涙を流したりするかもしれない。
がんばれてない時、おっこみたいにがんばろうと思うかもしれない。
そして将来大人になって、もう一度この映画を観た時、今とは全然ちがう観方をするはずだ。
そして君は思うだろう。
そういえば、こんな丁寧に作られた質の高い映画にはあまり出会ってなかったなあ、と。
でも、できれば映画館で観てほしかったなあ。
評判が良いので鑑賞。
旅行帰りに交通事故に遭い両親を失うという絵とは裏腹に重い内容で始まる。
祖母の旅館でなぜか自分だけ幽霊が見え若女将としてお客様と触れ合うことで成長していくオッコ(主人公)。
最後の方は涙ホロリ展開。
神社の神聖な儀式 神楽で始まり、最後も神楽で締めるのは良い。
神楽みたいなぁ。
本物の神楽の舞を数回見たことありますが良かったです。
先入観を捨てて、普段見ないような作品に手を伸ばすのは、こういう発見があるからなんですよね。
良すぎた。
見終わった後で宇多丸さんの解説聴いたらなんも感想書く気なくなった。
絶賛側のリスナーさんが言った「徹頭徹尾子ども向けに作られている点が素晴らしい」というところ、なるほど納得。そう、本当にそれが1番大事。
映画「若おかみは小学生!」は最高の映画
両親の悲しい事故が切っ掛けで、小学生でありながら女将として働くことになるおっこ。
そして、色々な人たちろ旅館で出会い、成長し、自分のトラウマと向き合っていく・・・。
この映画「若おかみは小学生!」はおっこの成長物語でもあるし、ウリ坊たちとの不思議な出会い。
もちろん子供も楽しめる映画ではありますが、大人こそこの映画「若おかみは小学生!」は観た方が良いのではないかと思います。
心が癒され、涙が勝手に出てきます。
ラスト、こみ上げてくるモノが抑えきれなくなります。
そして、素敵な余韻を残してくれると思います。
約90分の映画ですが、ここまで上手に描かれていて、作品に入り込めます。
まだ観ていない人も、既に映画で観た人も、是非今回放送されるEテレの映画「若おかみは小学生!」をご覧になってください!
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