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NHKで放送されたドラマ「心の傷を癒すということ」のネタバレ・感想、あらすじやキャスト情報など、1話から最終回、最終話・結末まで全てまとめて紹介していきたいと思います。
このドラマは安克昌さんの同名書籍とは内容が異なる桑原亮子さんの取材に基づくオリジナルフィクション作品となっています。
このドラマのモデルは安克昌さんなのですが、安克昌さんの書籍とは異なるという、安克昌さんの書籍を読まれた方にとっては、ちょっと回りくどいような作品かもしれません。
しかしながら、このドラマ「心の傷を癒すということ」ではどのような事が描かれるのか・・・・。
あらすじやキャスト情報などのネタバレをしていきたいと思います！
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ドラマ「心の傷を癒すということ」の概要
阪神・淡路大震災発生時、自ら被災しながらも、他の被災者の心のケアに奔走した若き精神科医・安克昌（あん・かつまさ）氏。
手探りながらも多くの被災者の声に耳を傾け、心の痛みを共に感じ、寄り添い続けた日々。
震災後の心のケアの実践に道筋をつけ、日本におけるPTSD（心的外傷後ストレス障害）研究の先駆者となりました。
在日韓国人として生まれ、志半ばでこの世を去りながらも、険しい道を共に歩んだ妻との「夫婦の絆」と、彼が寄り添い続けた人々との「心の絆」を描きます。
主人公の精神科医・安和隆を柄本佑さんが演じ、妻役に尾野真千子さん、親友役に濱田岳さん、兄役にはNHKドラマ初出演となる森山直太朗さんが決定しました。
阪神・淡路大震災から25年を迎える2020年に、人の心に寄り添い、心の絆を繊細に描くヒューマンドラマをお届けします。
安克昌氏の遺族関係者への取材から得た事実を元に、人の心の傷に寄り添い続けた精神科医の物語として大胆に再構成し、人物や団体名改称した上で、フィクションとしてお届けします。
精神科医・安克昌（あん・かつまさ）氏のプロフィール
1960年大阪市生まれ。
神戸大学附属病院精神科勤務を経て、神戸市西市民病院精神神経科医長を務める。
阪神・淡路大震災直後より、全国から集まった精神科ボランティアをコーディネートし、避難所などでカウンセリングや診療活動を行う。
震災一年後に臨床報告としてまとめた「心の傷を癒すということ～神戸・・・365日～」で第18回サントリー学芸賞を受賞。
PTSD(心的外傷後ストレス障害)の若き研究者として治療活動に尽力するも、2000年12月死去。
共訳に「多重人格性障害-その診断と治療」などがある。
ドラマ「心の傷を癒すということ」のキャスト
明日、1/18の21時からNHKにて土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」が始まります。
わたしは来週の第二話に出演しております。
「まんぷく」の時にお世話になった演出陣や多くのスタッフさんに囲まれ、愛ある現場でした。
是非、ご覧ください。 pic.twitter.com/Mi1FIdf0xb
— 梅林亮太 (@Yamuchannponn) January 17, 2020
柄本佑 役：安和隆
ジャズピアノはプロ級の腕前。
レコードと読書をこよなく愛する“はにかみ屋”の若手精神科医。
神戸大学医学部附属病院の精神科で働いている時に阪神・淡路大震災が起きる。
尾野真千子 役：安終子
映画が好きで、偶然の出会いで和隆と恋におちる。
持ち前の明るさで常に懸命に和隆を支え続ける妻。
石橋凌 役：安哲圭
和隆の父。
大阪在住の在日韓国人一世で辣腕（らつわん）の事業家。
息子たちの将来に期待を寄せていたが、精神科医になるという和隆の決断に反対する。
キムラ緑子 役：朴美里
和隆の母。
在日韓国人二世で、優しくおおらかに夫や家族を包みこみ支え続ける。
三人兄弟にとって最大の味方である。
森山直太朗 役：安智明
和隆の兄。
幼い頃から努力を惜しまない優等生で、父にとっては自慢の息子。
東京大学卒業後に渡米し、原子力研究開発の第一人者になる。
上川周作 役：安壮介
和隆の弟。
二人の兄の背中を追って育つ。父の事業を一手に引き継ぐことに。
濱田岳 役：湯浅浩二
和隆と青春時代からずっと一緒に過ごしてきた唯一無二の親友。
和隆と同じ精神科の道に進み、共にジャズバンドを組むように。担当楽器はサックス。
趙珉和 役：谷村英人
日報新聞社文化部の記者。
阪神・淡路大震災の二日後、「精神科医から見たことを内側から書いてほしい」と和隆に連載を依頼する。
濱田マリ 役：ママ
和隆・湯浅が学生時代から通っていたジャズ喫茶「スクルド」のママ。
谷村美月 役：結城理恵
避難所で出会った和隆の患者。
地震をきっかけに精神的に不安定になる。
内場勝則 役：校長先生
避難所となった朝日小学校の校長先生。
紺野まひる 役：梓
幼い子と二人で暮らす女性。
被災後、仮設住宅に入居する。
清水くるみ 役：片岡心愛
和隆の患者。
急性アルコール中毒患者として病院に運びこまれ、和隆から多重人格の診断を受ける。
浅香航大 役：北林史也
和隆の後輩医師。
新人研修医として和隆の元で学び、憧れの先輩として慕い続ける。
不器用ながらも真面目で心優しい性格で、和隆と共に被災地の心のケアに奔走する。
平岩紙 役：新島聡子
和隆の同僚看護師。
震災時に病院の倒壊を経験し、避難所に応援に出て看護活動をする中で和隆と出会う。
近藤正臣 役：永野良夫
日本を代表する精神医学の権威。
大学生の和隆が精神科医への道を決めるきっかけとなった憧れの恩師。
ドラマ「心の傷を癒すということ」1話「神戸、青春の街」のあらすじ
ジャズピアノと読書を愛する安和隆（柄本佑）は、幼い時に両親が韓国生まれと知って以来、自分が何者なのか模索していた。
やがて親友の湯浅（濱田岳）と同じ大学の医学部に進み青春をおう歌。
映画をきっかけに出会った終子（尾野真千子）と恋に落ちる。
大学では精神科医の永野教授（近藤正臣）の影響で精神科の道を志すものの、父・哲圭（石橋凌）からは猛反対を受け・・・。
そんな和隆が暮らす神戸の街を、1995年1月、大地震が襲う。
ドラマ「心の傷を癒すということ」1話「神戸、青春の街」放送日時
【総合】2020年1月18日(土)午後9時～9時49分
【総合再放送】1月23日(木)午前2時～2時50分（水曜深夜）
【BS4K】1月18日(土) 午後9時から9時49分
【BS4K再放送】1月22日(水) 午前9時50分から10時39分
※BS4Kでは第2話以降、毎週水曜夜に先行放送されます。
ドラマ「心の傷を癒すということ」2話「僕たちの仕事」のあらすじ
大地震が起きてすぐ、安和隆（柄本佑）は勤務先の病院に向かう。
そこで目にしたのは野戦病院さながらの光景だった。
自分の無力さを痛感した和隆は、避難所を回りながら、精神科医として自分にできることは何かを模索し続ける。
そんな中、旧知の新聞記者から「震災を内側から書いて欲しい」とコラムの連載の依頼を受け・・・。
心の傷に苦しむ被災者に寄り添う日々が続く一方、和隆の実家では父・哲圭（石橋凌）の事業が傾き始める。
ドラマ「心の傷を癒すということ」2話「僕たちの仕事」放送日時
【総合】2020年1月25日(土)午後9時～9時49分
【総合再放送】１月30日(木)午前2時～2時50分(水曜深夜)
【BS4K】1月22日(水) 午後7時50分～8時39分
【BS4K再放送】1月29日(水) 午前9時50分から10時39分
※BS4Kでは第2話以降、毎週水曜夜に先行放送されます。
ドラマ「心の傷を癒すということ」3話「見えない命綱」のあらすじ
震災から2か月。
急速に街の再建設が進んでいく神戸。
その一方で、多くの被災者が復興から取り残されていた。
心の傷に苦しむ人々に寄り添い続ける安和隆（柄本佑）の前に、精神疾患を抱えた患者・片岡心愛（清水くるみ）が現れる。
診察の結果、片岡の中には複数の人格が同居していることがわかる。
治療に全力を尽くす和隆だったが、父・哲圭（石橋凌）の事業が破綻したことを知り・・・。
ドラマ「心の傷を癒すということ」3話「見えない命綱」放送日時
【総合】2020年2月1日(土)午後9時～9時49分
【総合再放送】2月5日（木）午前0時55分～1時44分(水曜深夜)
【BS4K】1月29日(水) 午後7時50分～8時39分
【BS4K再放送】2月5日(水) 午前9時50分～10時39分
※BS4Kでは第2話以降、毎週水曜夜に先行放送されます。
ドラマ「心の傷を癒すということ」4話最終回「残された光」のあらすじ
震災から5年がたち、神戸の街は徐々に復興を遂げつつあった。
新しい病院に移り、精神科医として理想の医療に燃える安和隆（柄本佑）。
そんな中、和隆にがんが発覚する。
仕事を中断して治療に専念するか、病を抱えながらも患者に向かい続けるか、選択を迫られる。
自然治癒率は500分の1。
幼い二人の子どもを抱えながら、身重の妻・終子（尾野真千子）と共に有効な治療法を探す和隆は、ついに「心のケア」の本質にたどり着く・・・。
ドラマ「心の傷を癒すということ」4話最終回「残された光」放送日時
【総合】2020年2月8日(土)午後9時～9時49分
【総合再放送】2月13日(木)午前0時55分～1時44分(水曜深夜)
【BS4K】2月5日(水)午後7時50分～8時39分
【BS4K再放送】2月12日(水) 午前9時50分～10時39分
※BS4Kでは第2話以降、毎週水曜夜に先行放送されます。
ドラマ「心の傷を癒すということ」のネタバレ・感想
安医師は一貫した志通り生き、多くの人達の気持ちに寄り添って心の傷を癒すということを成し遂げた痛みを知る故の強さを持った優しい人格者。
主演も適役そのもので、柄本佑の間合いや表情にはふとした瞬間に父親が重なって独特な深みの継承が微笑ましかった。
今後も公共放送には民放とは一線を画した一石を投じて感動させる骨太なドラマを期待したい。
はじめから最後まで、本当に素敵なドラマでした。
ご本人の奥様の協力、ラストシーンでの3人のお子様の出演・・・。
本当に素晴らしいドラマだからこそ、こうしてご遺族が率先して協力して下さったんでしょうね・・・。
こういうドラマこそ、万人に見て欲しいドラマとして推薦されて然るべきだと思います。
正直、神科医として患者に寄り添う1~3話は時々感動したしいいドラマだな～くらいにしか思ってませんでした。
ですが、最終回の安先生の闘病、家族、友人、赤ちゃん、一瞬たりとも目を離す場面なく、目を離したくないのに涙で見えない。
最後のルミナリエのシーンはもう、温かいのに寂しくて苦しくて。
脚本、演出、映像、音楽、俳優さんの演技、全て良かった。
柄本佑は私の中ではずっとバカボンくん(ドラマ 東京タワー)だったんですが、最近になって牡丹灯籠と今放送中の知らなくていいコトで色気がある演技ができる大人になったんだなぁと思ってました。
このドラマでは優しさがあふれでる役でしたね。
きっと柄本さんご自身がそうなんでしょうね。本当に観て良かった。
このドラマの柄本佑さんはただ安先生でしかなかった。
ちょっとした仕草、ほんの一瞬の表情までも、丁寧に丁寧に、安先生そのもののになりきる役作り。
素晴らしいとしか言いようがありません。
最終回は特に、父の遺品の中から見つけた著書をめくり声を上げて泣くシーン、病室で終子に癌であることを告白し「ここで泣いていき」と抱きしめるシーン、など、複雑な気持ちの変化を見事に演じていて、涙が止まりませんでした。
素晴らしい主役の彼を支える共演者も、誰1人外れた人がおらず、完璧なキャスティングでした。
再放送を期待しています。
印象が強く残り、日が経てもドラマの一場面を思い出すほど。
「またな」「病院行ってな」と最期のやり取りや、赤ちゃんのビデオ見て「かわえぇなぁ」と言ったこと。
赤ちゃんに会うために、家族のことを大事にするために、入院治療をせず生きたこと。
最終回はとても悲しかったけれど、素晴らしいドラマでした。
神戸の友人に案内してもらったルミナリエや、希望の灯りのことを、自然と思い起こしていました。
その時も確かに胸に様々感じていましたが、改めてあの美しい光に、どれだけの人々の思いが込められていたかと、胸がせき上げて涙が止まりません。
この世界はこんなに美しいのに、なぜ傷つくことばかりなんだろう。
なぜ傷ついてばかりなのに、世界はこんなにも美しいんだろう。
毎回、世界の一隅で生きる人間の営みの、そんな優しい矛盾を感じさせるような、美しいエンディングでした。
ドラマ「心の傷を癒すということ」の動画配信は？
ドラマ「心の傷を癒すということ」の動画配信や、見逃し配信はNHKオンデマンドでされます。
民放ですと、TVerなんですけど、NHKはNHKオンデマンドでされます。
しかし、NHKオンデマンドでは、見逃し配信を観るのも月額制となり、サービス精神はないです。
有料登録が原則なようなので、ご覧になりたい場合は、有料登録が必須です。
しかも、見逃し配信の見放題パックで月額料金を払っても、特選ライブラリーの番組は観れません。
なのでご注意くださいませ。
また、NHKオンデマンドで配信されているドラマはU-NEXTでも観れるので、正直U-NEXTの方が断然オススメです！
U-NEXTも月額制ではありますが、見放題なので安心して観れます♪
また、現在アマゾンプライムビデオでも約5分程度のショート版が配信されているので、そちらもチェックしてみてください！
それでは、ドラマ「心の傷を癒すということ」の放送を楽しみにしましょう！
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