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福山雅治さん主演のドラマ「ガリレオ」シリーズの映画化作品である「容疑者Xの献身」のあらすじやキャスト情報、結末のネタバレをしていきたいと思います。
この映画、素晴らしかったです。
原作小説も素晴らしいのは間違いないのですが、映画も実によかったです。
何が良かったのか・・・内容自体も好みだったのもありますが、堤真一さんの演技が・・・良かったです。
堤真一さんと言えば「39 刑法第三十九条」での素晴らしい演技の延長線上にこの「容疑者Xの献身」があったのではないか・・・と思えてしまいます。
それでは、映画「容疑者Xの献身」について紹介していきたいと思います。
もくじ
映画「容疑者Xの献身」のネタバレ
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
ドラマ「容疑者Xの献身」のキャスト
『容疑者Xの献身』(2008)
監督:西谷弘
出演:福山雅治、堤真一、松雪泰子 他おなじみ『ガリレオ』シリーズの劇場版。しかし今作にかぎっては、ガリレオ抜きに堤さん演じる数学教師を主人公と思って鑑賞すべき。まさに「献身」な彼の姿に心打たれる。#おうちで映画 pic.twitter.com/ClYmLoqoRq
— キャプテン (@cap_tain_tv) May 2, 2020
堤真一 役:石神哲哉
高校数学教師。丸顔で髪が薄く、老け顔である。
湯川・草薙とは帝都大学の同期。
花岡靖子と同じアパートで隣室に住んでいる。
大学時代は「ダルマの石神」の異名をとり、湯川に「天才」と言わしめるほどの才能の持ち主。
数学の研究者になりたかったが家庭の事情により断念。
数学の機微を理解できない高校生達に数学を教えるしかない人生に鬱屈していたが、最近ひそかに靖子に恋心を抱いている。
原作では元柔道部という設定があり、映画版では登山を趣味にしている設定がある。
松雪泰子 役:花岡靖子
赤坂でホステスをしていたが、転職し「べんてん亭」の従業員に(映画版では弁当屋「みさと」店長)。
最初の結婚に失敗し、二度目の夫の富樫には離婚後も付きまとわれ住居を転々としていた。
事件後、石神により窮地を脱するが、その難解な指図や自分への思いに戸惑いを隠せない。
いつも美里を不幸に追い込んでしまうことを、申し訳なく思っている。
工藤はホステス時代からの友人であった。
金澤美穂 役:花岡美里
靖子の最初の夫との一人娘で中学生。バドミントン部所属。
従順な一面もあるが、富樫を銅製の花瓶(映画版ではスノーグローブ)で殴打するなど芯の強い性格である。
彼女が犯罪に関わってしまったため靖子は石神の計画に乗ってしまう。
石神の母への気持ちには気づいており、母と工藤の仲を快く思っていない。
長塚圭史 役:富樫慎二
靖子の二度目の夫。そのため美里と血縁関係はない。
元サラリーマンでその頃は紳士的であったが、会社の金を使い込んだことが原因で解雇された後は本性をあらわす(映画版ではこの辺りの事情は明らかにされていない)。
仕事もせずに遊び歩き、妻子に暴力を振るっては金をむしり取り、ついに愛想を尽かされて離婚された。
しかし今でも靖子には何かにつけ付きまとっており、再就職したことを口にしてやり直しを迫っていた(ただし仕事内容については不明で、本当に再就職したのかも不明)。
ダンカン 役:工藤邦明
靖子の元勤め先「まりあん」の常連客。
靖子に好意的で、富樫との離婚についても便宜を図ってくれた(映画版ではこの辺りの事情は明らかにされていない)。
近頃、靖子が「べんてん亭」に勤めていることを知り、靖子に近づく。
そのため石神から嫉妬の情を受けるが・・・。
ドラマ「容疑者Xの献身」のあらすじ
花岡靖子は娘・美里とアパートに二人で暮らしていた。
そのアパートへ靖子の元夫、富樫慎二が彼女の居所を突き止め訪ねてきた。
どこに引っ越しても疫病神のように現れ、暴力を振るう富樫を靖子と美里は大喧嘩の末、殺してしまう。
今後の成り行きを想像し呆然とする母子に救いの手を差し伸べたのは、隣人の天才数学者・石神だった。
彼は自らの論理的思考によって二人に指示を出す。
そして3月11日、旧江戸川で死体が発見される。
警察は遺体を富樫と断定し、花岡母子のアリバイを聞いて目をつけるが、捜査が進むにつれ、あと1歩といったところでことごとくズレが生ずることに気づく。
困り果てた草薙刑事は、友人の天才物理学者、湯川に相談を持ちかける。
すると、驚いたことに石神と湯川は大学時代の友人だった。
湯川は当初傍観を通していたが、やがて石神が犯行に絡んでいることを知り、独自に解明に乗り出していく。
ドラマ「容疑者Xの献身」のネタバレ
この物語、好きです。
先ず、最初に殺されてしまった富樫なのですが、手の指紋を焼かれ、顔を潰されて誰だか特定できない状態で発見されます。
しかし、現場に置いてあった自転車から指紋が取れたお陰でご遺体が誰なのか解った。
この事に疑問を感じたのが湯川先生。
手の指紋を焼くことまでしたのに、自転車から指紋が出てきてしまうなんて、不自然だ・・・。
自転車も新品だった・・・それは何故だ・・・さっぱりわからない。
何気に今回はさっぱりわからない事が多かったのと、それを隠しもせずに言う湯川先生。
更に謎なのは、ご遺体の死亡推定時刻、日時に容疑者の靖子は娘と映画を観に行っていた・・・。
本当に映画に行ってたのか?
と思うのは当然なのですが、パンフレットが出てくる。
石神の指示で、チケットの半券は机の引き出しの中ではなく、パンフレットに挟んでおくように・・・とのこと。
これは警察から「チケットの半券は?」と言われた時に用意周到に出すわけではなくて、あたかも偶然そこにあったかのようにパンフレットに挟み込んでおく・・・という自然さの演出だったのか・・・。
警察がパンフレットを調べた時に、自ら半券を発見させた方が状況的に容疑者から外れやすい・・・という思惑だったのか・・・。
私の頭では石神の真意は解りませんが、こういったことだろうと予測します。
しかし、物語の最初で靖子たちが富樫を殺しているので、靖子たちが犯人であることは間違いないわけです。
ここに、印象操作じゃないですけど、湯川先生が登場する講義シーンで、ドッペルゲンガーなどのことを言っていた。
そこで、犯人であろう靖子は富樫を殺しながらも同じ時刻に映画を観ていた????ということで、靖子が2人いる説が出てきやすくなってしまうわけです。
安易なトリック
しかしながらこれは、私は割とすぐにおかしい事に気づいてしまいました。
死亡推定時刻が警察によって出されたのですが、靖子たちが犯行を行った日と違うんじゃない?と思ったんです。
そうしたら、見事にそうでした。
石神は、富樫が死んだ翌日にホームレスを連れ出し、殺し、指紋などを焼いて富樫にすり替わらせたのです。
自転車に富樫の指紋をわざと付けて、置いておいた。
敢えて新品の自転車を選んだのは、持ち主に通報してもらい、自転車を見つけてもらいたかったからですね。
この自転車が見つけられないと、富樫の指紋が出てこないですし、新品の自転車なら、置き去りの自転車じゃないので
「いつ盗まれた」
という日にちなども明確になるからですね。
結末は石神の自首
最終的に、石神は自ら出頭して、自分が富樫を殺したと言って靖子を庇います。
石神が自首したのは、湯川の存在があり、バレるのを恐れて、自分が自首をして裁判で決着をつけ、事件を終わらせることが目的だったのだと思われます。
石神は完全に湯川に怪しまれている事を気づいていましたし、石神としても、靖子と工藤邦明が近しい存在というのも気に食わなかった。
しかし、石神が工藤のことを調べたら、悪い人間ではなかった。
なので靖子を守るために自首をして、終わらせようとした。
それでも最終的に、靖子は石神が自分の犠牲になることを呑み込めず、自分も罪を償うとして物語は終わっていきました。
石神は何故靖子をそこまでして庇ったのか
石神は自分の人生を棒に振ることになっても、靖子を守ろうとしました。
それは、靖子に感謝の念があったからです。
いえ、靖子だけでなく美里も含めた花岡親子に感謝していた。
花岡親子が石神の隣の部屋に引っ越してくるまで、石神は数学だけの男だった。
何も気にせず、好きな数学に没頭する高校教師。
そんな石神のもとに花岡親子が引っ越してきた。
物語の中でも散々言われていた「いい女」の靖子。
そして、外で見かけると、遠くから手を振ってくれる明るい性格の美里。
ずっと独りで数学と共に過ごしてきた石神にとって、湯川以来?の人と触れ合う、人間らしい付き合いがそこにあったのです。
別に恋人同士とかそういうんじゃないんです。
ただのお隣さんなのですが、会えば笑顔で挨拶してくれて
「あ、石神さん♪」
と声をかけてくれる・・・それだけで物凄く嬉しかった。
だから石神は靖子がやっているお弁当屋に通い、いつも買っていた。
石神は靖子に恋をした・・・。
それもあり、湯川と久しぶりに再会した時に、湯川の容姿を羨んだ。
「いつまでも若いなぁ・・・羨ましい・・・」
湯川の記憶では、石神は自分の容姿など気にするような人間ではなかった。
しかし、石神が湯川にこう零したことで、“石神は恋をしている”と湯川は気づきました。
石神にとって、花岡親子は、自分に人間らしい感情をくれた温かい存在だった・・・。
それだけで、自分の身を顧みず、助けるだけの行動をする理由があったんです。
だからこそ
「容疑者Xの献身」
というタイトルなんですね。
最高の映画「容疑者Xの献身」はアマゾンプライムビデオで観れる!
映画「容疑者Xの献身」は最高の映画です。
久しぶりに食い入るように観てしまいました。
今回このようなネタバレ記事を書かせていただきましたけど、こんな私の記事なんかよりも、実際に観ていただいたら100倍以上良いです!
私の文章なんぞでは、堤真一さんの演じた石神は表現できません!!
それくらい堤真一さんが素晴らしいです!!
「スーパーサラリーマン左江内氏」とはまったく別人です!!
やはり上手い俳優さんは凄いです。
「39 刑法第三十九条」で堤真一さんが好きになりましたが、この「容疑者Xの献身」での堤真一さんもかなり素敵です!
是非観てください!!
レンタルとかではなく、プライムで観れるので、是非!
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