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2002年1月から3月まで放送された「木更津キャッツアイ」。
木更津キャッツアイに出演していたキャスト達は、今ではみんな人気者。
今でも活躍する俳優さんが多いですし、ドラマの内容的にも脚本の宮藤官九郎さんが手がけた「池袋ウエストゲートパーク」とこの「木更津キャッツアイ」は、その後もその前にも同じようなドラマはなかなかなく、非常に魅力的で絶妙なバランスのドラマだと思います。
コメディ要素や人間ドラマ、時にはアクションシーンもあり、本当に素敵なドラマです。
今回はそんな魅力的なドラマ「木更津キャッツアイ」について紹介していきたいと思います!
「木更津キャッツアイ」というドラマについて
木更津キャッツアイは実験的なドラマで、1話を野球のゲームになぞらえて表と裏の二部に分け本編ストーリーの裏で何があったかを巻き戻して説明したり、哀川翔や氣志團などを実名の役で登場させたり、さまざまな工夫を凝らしていました。
放送終了後、テレビドラマとしては異例のDVD販売数50万セット超を記録し、これが後に映画化に繋がったそうです。
実際に木更津市で撮影したため、ドラマファンがここを訪れるようになり木更津市は小さな観光地となっている。
放送中からカルト人気は高かったものの、視聴率的には芳しくなかった(全放送回の平均視聴率は10.1%。むしろ深夜の再放送の方が視聴率が良かった)。
しかし独創的な世界観や表現が放送終了後にウケており、今も根強いファンが多いです。
木更津現象・あらすじ
1997年東京湾アクアラインが開通し、都内まで1時間30分程度を要していた木更津市は、川崎市と数十分で結ばれることになった。
しかしながら、普通車で通常3000円(開通時は4000円)という高額通行料が妨げとなり、首都圏のベッドタウンとなるという行政の思惑ははずれ、他方、休日の買い物客は京浜地区に流出し、木更津駅前の商店街の衰退を招くという皮肉な結果となった(ストロー効果)。
今ではETC料金を安くしたり、アウトレットモールを作ったりで、木更津は小学校を増やす程に賑わいを見せてます。
また、木更津キャッツアイで祈願されていた「木更津にスターバックスが出来ますように!」という願いは見事に叶っている。
ドラマには、評論家・大塚英志が「木更津現象」とも呼ぶ、大都会周縁部の“田舎”で暮らす、あるいは暮らすしかない若者たちの鬱屈した思い、やるせない気分が込められている。
ドラマの登場人物でいえば、岡田准一さんが演じる主役のぶっさんは21歳に至るまで木更津を一歩も出たことがなく、モー子は第4話にして初めて渋谷を訪れている。
一方で、アニの弟・純、リトル山田ら素質ある野球部の後輩はプロ野球の門戸をたたくことで“陸の孤島”木更津を抜け出ていく。
また、キャッツアイ・メンバーで唯一の大学生・バンビは都内の大学に通っている(後に地元エリートとして木更津市役所に就職する)。
このように、学業やスポーツの才ある者は次々と都内へ流出していく中で、停滞・衰退する木更津に取り残された、時にヤンキーとも呼ばれる凡庸な若者たちの劣等感と地元愛、都会へのひそかなあこがれと反発、数少ない風俗店や周囲の異性は幼なじみや顔見知り、誰かの元恋人ばかりという限定状況ゆえに発散しきれない性欲、義侠心と背徳心がちりばめられた、無意味な方言交じりの会話がドラマの魅力となっている。
登場人物たちの泥臭い人物像、会話、エピソードを、都会の視聴者は未知の“おかしみ”と取り、大都会周縁部および地方の視聴者は既知の親近感あるいは一種自虐的な懐旧感を覚えたのが、ドラマヒットの一因と思われる。
この種のヒット図式はドラマに先行する氣志團と似ており、“大いなる田舎”宮城出身の脚本家・宮藤の面目躍如たる秀作となっている。
「木更津キャッツアイ」のキャスト
岡田准一 (V6) 役:ぶっさん(田渕公平)
木更津第二高校野球部元キャプテンで正捕手。
キャッツのキャッチャー。
草野球の背番号は「2」、怪盗団の背番号は「1/2」(余命半年であることから)。
木更津キャッツアイの事実上のリーダー。
ドラマの冒頭で悪性リンパ腫で余命半年を宣告される。
劇中で何度か倒れるが、なんやかんやでしぶとく生き残っている。
思い悩むも「普通」に生きることを選び、キャッツアイのメンバーと共にビールや泥棒や野球に明け暮れた日々を過ごす。
病院にほとんど行った事がないせいか処方箋を持ってドラッグストアに薬をもらいに行き、店員に「ここではもらえません」と言われても「薬局だろ!?」と理解していなかった。
実家の理髪店(バーバータブチ)を手伝っており、腕もセンスも確かで研究熱心(ただし無資格者なので本来は違法行為)。
野球マンガとVシネマをこよなく愛しており哀川翔の大ファン。
蟹アレルギーで蟹を食べることができない。
また劇中終盤で東京に行くまで木更津から一歩も外に出たことがなかった。
仲間や家族思いであるが普段はなかなか素直になれない。
ただ、公平の優しさは誰もが認めている。
その一方、ポリシーが強い割に繊細な性格で他のメンバーからは「面倒くさいヤツ」と思われている。
普段は硬派を装うが根はスケベでいざとなると野獣そのもの。
またノリは良いが音感はない。
恩師の浅田美礼は憧れの存在でなにかと気にかけている。
だが、感動性で惚れっぽい性格のせいでモー子やあさりとも良い雰囲気になる。
櫻井翔(嵐) 役:バンビ(中込フトシ)
木更津第二高校野球部元エース。
キャッツのピッチャー。
草野球の背番号は「1」、怪盗団の背番号は「0」(童貞であることから)。
実家は呉服店(中込呉服店)で普段着は着物。
キャッツアイ唯一の大学生で良くも悪くも「フツー」。
イケメンでモテるが奥手で一途な性格故に童貞。
バンビというあだ名も童貞から。
劇中冒頭では県大会決勝でのミスプレーを巡り公平とは4年近く絶縁状態。
付き合いが悪くスカした態度だったため、仲間内の評判も悪く孤立していた(草野球のピッチャーとして必要とされていただけだった)。
ぶっさんの余命が発覚したことやキャッツアイ結成によりメンバーとの友情や信頼を取り戻す。
キャッツアイではブレーン役。
高校時代からずっとモー子に思いを寄せていたが、格好つけたがる性格とモー子と正反対の都会志向が災いしてすれ違いが続く。
しかし“ミスター木更津”に選ばれたことを機にモー子から惚れられ相思相愛の関係となる。
岡田義徳 役:うっちー(内山はじめ)
キャッツのショート。
草野球の背番号は「6」、怪盗団の背番号は「?」(謎の人物であることから)。
木更津第二高校野球部OBであるが留年で公平たちより1歳上。
しかも家庭環境などが一切不明かつ神出鬼没でメンバーから気味悪がられていた。
一人だけ車に乗せて貰えずに自転車で追走したり、自宅を探るため尾行されたり、数に入れられないなど不遇な扱いを受ける。
初登場時はムサっ苦しい長髪だったが第1話で公助にモヒカン刈りにされ、以後トレードマークとなる。
素行や言動は知的障害を思わせる天然キャラ。
ただし、恐ろしい強運(ただし大半が悪運)の持ち主で“裏”では一番活躍している。
どもり性で日本語はまともに話せないが英語は流暢。
しかもコンピューターの扱いに長けている。
ローズの大ファンで「木更津ホール」に通い詰めている。
ミー子と関わったせいでエライ目(いわゆる美人局)に遭うが、助けようと奮闘したことからいい仲になる。
氣志團の早乙女とは同級生で親友だった。
自宅は船の上で幼い兄弟がおり、主食はカニ。
父親(渡辺いっけい)の職業も終盤まで謎。
TVドラマでは名前が不明だったが、後に公開されたワールドシリーズで初めて「はじめ」という名前が判明した。
第6話では、ダクト内を歩行するときに「うっ、うっ、うっちー」という『ミッション・イン・ポッシブル』の替え歌(岡田義徳のアドリブ。木更津キャッツアイのメンバー全員の名前だけの歌詞)を披露した。
この歌は日本シリーズでも披露している。
佐藤隆太 役:マスター(岡林シンゴ)
木更津第二高校野球部OB。
キャッツのファースト。
草野球の背番号は「3」、怪盗団の背番号は「5」(飲み屋の営業時間が朝5時までであることから)。
「野球狂の詩」という飲み屋を経営。
「ゴジラ焼き」(ゴーヤーを焼いたもの)「衣笠定食」(広島東洋カープにちなみ、鯉の煮物をメインにした定食)等の野球に例えたメニューが多いのが特徴。
細かいことは気にしておらず、オジーにタダ酒を飲ませている。
爆発頭が特徴。
妻のセツ子を「先輩」と呼んでおり、3人目を妊娠中。
セツ子が「あんたぁ」と言うと、マスターが「愛してる」と言わなくてはいけない夫婦間のルールがある等、セツ子の尻に敷かれている。
電話するときに「テルテルテレホン」と言う口癖がある。
わりとちゃっかりした性格で常に火の粉のふりかからないポジションにいる。
そそっかしいせいで凡ミスが多い。
塚本高史 役:アニ(佐々木兆)
木更津第二高校野球部OB。
キャッツのサード。
草野球の背番号は「5」、怪盗団の背番号は「777」(ギャンブル好きであることから)。
名前の「兆」は「きざし」と読むが、なかなか正しく呼んでもらえない。
実家は写真館(佐々木写真館)。
金髪とボーダーシャツが特徴。
優秀すぎる弟・純を持ったせいで(無職のせいもあるが)両親からは疎まれ、食事まで差別されている。
周囲からは純の兄としか見られず「アニ」というあだ名もそこからついた。
純との関係もギクシャクしている。
典型的なニートで暇をもてあまし、ギャンブルばかりしている。
ひがみ根性が強くキレやすい。
自他共に認める“バカ”で日本語の使い方を頻繁に間違えたり、空気が読めないせいで事態をややこしくする。
ルックスは良いのでモテないこともないがバカが災いして二度目はない。
また他のメンバーは全シリーズ中で特定の交際相手がいた時期があるがアニだけはいない。
更には小峰社長に目をつけられ、2度も犯されそうになり、トラウマになっている。
後に猫田から後任監督を打診された公平が譲ったことで、野球部監督に就任する。
阿部サダヲ 役:猫田(猫田カヲル)
木更津第二高校野球部OBで野球部監督。
草野球の背番号は「4」。
キャッツのキャプテンでバンビの不在時はピッチャーを務めるが実力はイマイチ。
嘘をつくとねずみ顔になる癖がある。
上にへつらい下にキビシい小心者。
普段は先輩である山口の保険代理店を任されるがパシリ扱い。
失敗してしょっちゅうシバかれている。
また、モー子と交際していた。
県大会決勝では一打逆転の場面で猫田がミスで出したスクイズのサインを3塁ランナーの公平が忠実に実施し、バッターのバンビがサインを見落とした結果アウトとなり敗退。
ミスを認めない猫田が逆ギレしたせいで公平とバンビが絶交する羽目になった。
トルエンの密売事件にオジーを巻き込み、報酬として野球を教えた結果、オジーの記憶が戻るきっかけとなる。
しかし、オジーを襲った悲劇に責任を感じ、仇討ちによる暴行傷害事件を起こして収監される。
収監後はレンタル屋のエロビデオに重要な事実を収録して公平たちに的確なアドバイスをするなど、なぜか「いい人」になった。
最終話では山口が保釈金を支払ったことにより危篤状態の公平のもとに駆け付けた。
山口智充(DonDokoDon) 役:山口
木更津第二高校野球部OB。
草野球チーム・京極会のエース。
普段は保険代理店業(ニューエイジファイナンス たんたん保険)を営む人情派ヤクザ(房総京極会の若頭)。
その傍らで「モノマネ教室」の講師をしているほどのモノマネ好きで多数のレパートリーを持つ。
野球は下手の横好きで1イニングで15点とられるほどのヘボ。
猫田とツルんで毎度金儲けを企む。
本人は先見の明があると信じているが、どこかズレている。
気前と面倒見が良く意外なほど人望もある。
過去の出来事や裏社会などの様々な事情に通じており、公平たちに様々な情報をもたらす。
古田新太 役:オジー(小津裕次郎)
アルコール中毒のホームレス。
トレードマークは青いスキー帽。
駅前駐車場に止めたバンで寝泊まりしている。
その笑顔がなぜか人を幸せな気分にすることから「木更津の守り神」と呼ばれている。
朝起きたときは「朝だよー!!」、夜は泣きながら「夜だよ〜」と叫ぶ。
一度寝坊してしまい「昼だよ〜!」と言った事がある。
大のビール好きでビールサーバーに口をつけて飲む。
実は木更津第二高校野球部OBで元エース。
甲子園出場を期待された剛速球投手で2年後輩の山口から慕われる人格者だった。
しかし試合中、頭部にピッチャーライナーの直撃を受け、マウンド上で裸になるなどの奇行により野球界から追放される。
その後、記憶が戻ることなく両親からも見捨てられた。
双子の兄がいたがオジーの才能に嫉妬した先輩のイジメで野球部を追われた後、髪を金髪に染めて非行に走り、トルエンの密売に絡んで殺された。
死んだ兄の特徴だった金髪がトラウマで、公平に染められたことが引き金で過去の痛ましい記憶までも取り戻してしまう。
トルエン取引のトラブルからキャッツアイのメンバーが暴走族にフクロにされそうになるや金属バットを手に現れ、全員を叩きのめす。
しかし、兄の復讐を果たそうとして黒幕のシガニー小池に返り討ちされ死亡する。
死後はキャッツアイがシガニーから盗んだサファイアの売却資金で石像を建立。
死後もなにかと気に掛ける公平に“死者の声”としてアドバイスを送り続けた。
4話で登場したマスターの姉・ナオミと同級生で、彼女の前とやっさいもっさいの説明のシーンでは少しまともな発言をしていた。
ワールドシリーズで公平と共に蘇るが、生前の心残りだったピッチャーとしてマウンドに立ち、ホームランを放つという心残りを果たしたことで成仏してしまう。
嶋大輔 役:男の勲章・店長(帯谷)
暴走族の溜まり場となっている「男の勲章」という喫茶店の主人。
草野球の背番号は「9」でうっちーにかわり遊撃手の助っ人を務めるが、ファーストゴロを全力で取りに行くなどセオリーをまるで理解しておらず公平たちの頭痛の種となる。
髪型がリーゼントでキレると「ツッパることが男の勲章なんだよ」という。
登場場面では「男の勲章」が流れる。
第4話で「帯谷」という苗字が明らかになっているが、読み方は不明。
中村獅童 役:犬島くん(猫田の後輩)
第7、8話のみ登場。
草野球の背番号は「4」(不在の猫田と同じ背番号で代理の意味)髪の毛もマユゲも全ての毛を剃り上げており、時々ヤスリを取り出して歯を削るなどして威嚇。
キャッツのメンバーだけでなく相手チームをもビビらせた。
バッターボックスではストライクゾーンに身を乗り出し、ぶつけられると乱闘騒ぎを起こすなどしていた。
怖いカオに似合わず律儀な性格らしく、猫田から代役を頼まれて助っ人として来たものの、なにをどこまでやったら良いか分からなかったらしく、誰もいないグランドで練習を続け、目を開けたまま寝るなどしていた。
アニの代役で野球部を指揮したこともある。
プレー自体はそれほどうまくない。
森山直樹 役:森山
草野球の背番号は「10」。
ただし、ワールドシリーズの公式メモリアルブックでは、「センター森山」と紹介されている。
キャッツ唯一の小学生。
TVドラマでは第1話の試合で登場し、その後は練習風景等に不定期に登場。
日本シリーズでは、ベンチにいるぶっさん・アニ・マスターを差し置いて先に代打指名された。
妻夫木聡 役:リトル山田
第9話(延長10回)のみキャッツの一員として参加。
公平の同級生で同じ野球部に所属。
当時は実力的に上だった公平と甲子園に行ったらなんでも言う事を聞くという約束を交わしており、甲子園の土を持ち帰る約束もしていた。
公平たちが県大会決勝で敗退したのをよそに、甲子園に出場を果たし、スターとなる。
ドラフトで横浜ベイクルーズに入団。
63試合で打率3割。
シーズンオフははっちゃけまくっており、夜のバットは10割。
元カノとのスキャンダル流失を恐れており、キャッツアイのメンバーに回収を依頼した。
最終回の最後の新聞でオーナーの娘と婚約が破談したことがわかっている。
酒井若菜 役:モー子
公平たちの同級生。
鼻にかかった声でしゃべるのが特徴。
クラスで一番のバカで誰とでも寝る尻軽女と思われている。
キャッツアイのメンバーからは挨拶がわりに「ヤらせろ」、「ヤっちまうぞ」と言われている。
車を持っていることを理由に猫田と付き合っていたが実は昔から公平のことが好き。
公平とは木更津への地元愛が強く東京アレルギーという共通点も持つ。
バンビから思いを寄せられるが空回りが続いてしまい、公平と一線を越えそうになるが「実は処女」という事実が発覚したことで公平にフラれてしまう。
AV女優にスカウトされた窮地をバンビに救われて結ばれた。
二人の初Hはうっちーの自宅(船)。
オカリナ奏者の父を持ち、本人もオカリナが特技。
薬師丸ひろ子 役:美礼先生(浅田美礼)
木更津第二高校で古文を教えている。
公平たちの恩師。
国語教師であるが白衣を着用している理由は大学時代に共に教員を目指しながら志半ば病に倒れた先輩から譲り受けたもの。
裕福な家庭の一人娘でいまだ独身。
教え子たちから慕われていたが公平の卒業後に生徒たちとの間に溝が生じてしまう。
相談相手だった教頭と関係を持ったことでストーカー被害を受け、センバツ出場前の不祥事を避けたい学校側が事実を隠蔽。
学校に爆弾を仕掛けるが偶然にも公平たちの活躍でことなきを得た。
精神的に不安定で生徒達(特にギャル三人組)からバカにされるごとに手帳に「殺」の字を1画ずつ書き、(ちょうど10画)完成すると「復讐」と称するイタズラまがいの子供じみているが怪我はさせない程度の嫌がらせを繰り返し慰めにしていた。
ところが下駄箱にカエルを入れようとしていた所を純に目撃され、処分保留のまま休職しひきこもりとなる。
そうした窮地を公平に助けられる。復帰後はバカにされていたギャルたちを助けたことにより、以前のように恨みを持つ事は無くなった。
その場凌ぎのデマカセで周囲を振り回す悪いクセがある(この癖は日本シリーズでも同様)。
また、天然でサラっとヒドいことを言う。
緋田康人 役:教頭
木更津第二高校の教頭。
生徒指導に悩む美礼から相談を持ちかけられ一夜を共にしたことがきっかけでストーカー化。
立場を利用して自らの不倫や嫌がらせをもみ消すなど卑劣極まりない行為の数々により美礼を人間不信に追い込んだ。
だが、実は彼自身妻からの深刻なDVに悩んでおり心を病んでいた。
突然離婚して転任し、木更津から姿を消す。
平岩紙 役:ミー子
第3話より登場した、うっちーの彼女。
当初はうっちーの妄想上の銀行員であった。
うっちーが、後述の小峰社長の魔の手から救ったことで交際スタート。
普段はモー子とともに行動をしていることが多い。
成宮寛貴 役:佐々木 純
木更津第二高校2年生。
アニの弟。
高校きっての投手でプロのスカウトからも注目を浴びる学校一の期待の星。
上下関係に厳しい野球部員らしく公平たちへの態度は従順。
自分の才能や待遇にやっかむアニとの関係がうまくいっていなかった。
アニが野球部監督に就任し、少しは頼もしい姿を見せるようになったことで関係も僅かに修復した。
ワールドシリーズではプロ入りを果たしており名前しか登場しない。
須之内美帆子 役:岡林 セツ子
マスターの妻。
高校時代の先輩にあたり、夫からも「先輩」と呼ばれている。
三人目の子供を妊娠中。
「野球狂の詩」にいるが公平たちの会話にはほとんど入って来ない。
夫を尻に敷いて、マスターに「あんたぁ」と言うのが口癖。
三宅弘城 役:巡査(竹田イチロウ)
「木更津キャッツアイ」の話の内容自体が、警察に厄介になるような内容が多く、しばしば登場する。
自分が警察官であるという自覚に乏しく、不謹慎な言動も多い。
バク転ができる。
細野佑美子 / あじゃ / 柴山香織 役:五十嵐 イチコ / ひとみ / ちはる
木更津第二高校のギャル三人組。
噂好きで美礼の授業をボイコットしたり、事ある毎にバカにしてはストレスの元凶になっていた。
このために美礼から「復讐」される。
第2話では、うっちーにミニモニ。の「ミニモニ。テレフォン! リンリンリン」を歌わされている。
三人とも氣志團の熱烈なファン。
荷物検査でグッズを没収されそうになったことがきっかけで美礼が翔の尊敬する恩師と知って関係が修復。
美礼にメイクを教えるなどしている。
なお、後の日本シリーズには出演していないが、ワールドシリーズには3人とも出演している。
森下愛子 役:二代目・木更津ローズ
木更津のストリップ劇場(木更津ホール)に出演する看板ストリッパー。
木更津キャッツアイを店前で誘惑するも、「ビール!ビール!」と言って去られてしまった。
第4話では、ミスター木更津コンテストの審査委員長も務めた。
「木更津の男たちが性犯罪に走らないのはローズさんのおかげ」と言われるほど慕われていたが、ヘルニアと年齢が原因で強制的に引退させられた。
それがきっかけで公助と結婚。公平の義母となる。
ドラマ上では、後述する氣志團メンバー6名全員の母親でもある。
日本シリーズで公助の子を出産。
小日向文世 役:田渕 公助
公平の父親。
バーバータブチを経営しているが理容師免許は持っていない(公平の母の免許で営業している)。
腕前は壊滅的な下手くそではあるが息子のフォローでどうにか経営している。
男手一つで公平を育てたが、なぜか名前を呼び捨てにされ、逆に公平を呼ぶ際はクン付けをしている(誤って呼び捨てにした際は怒られる)。
実は強い絆で結ばれた親子。
公平の体調を誰より心配し、こっそり美礼に相談していた程。
そんな父だけに公平は余命半年であることをなかなか言い出せず、薄々気づいている公助は不安を紛らわせるために「ものまね教室」にのめり込む。
アニのせいで公平の寿命を知ってしまうが、息子に動揺を悟られまいとして和田アキ子のものまねで「あの鐘を鳴らすのはあなた」を熱唱。
病院を抜け出す公平の身代わりを引き受けるなど親バカぶりを発揮する。
恋愛に関してはノリと勢いで、引退後路頭に迷ったローズを一時の性欲から押し倒し、更には勢いで再婚してしまう。
都合が悪くなると逆ギレして「うぜーよ」など何故か若者言葉になる。
公平の母の写真などは残っておらず、尋ねられると「写真には写らない美しさがあるんだよ」などと誤魔化す。
肝心なことをスッカリ忘れていたりするなどちゃらんぽらん。
こうした欠点が公平にもしっかり受け継がれている。
ワールドシリーズでは身内の中で唯一、蘇った公平の姿が見えなかったが、公平の臨終をキチンと見届けたことによる。
公平からは最後の最後に「お父さん」と呼んで貰えた。
「木更津キャッツアイ」第3話の秘密って?
2019年10月17日に放送された「VS嵐」で、ボンバーストライカーの前に、天の声から「過去に戻ってやり直したいことは?」という問いかけがありました。
これに対して櫻井翔さんは、ドラマ「木更津キャッツアイ」を撮影していた時のエピソードを語りました。
この撮影は、櫻井翔さんは大学の試験の期間と重なっており、時間が取れず台詞を現場で一生懸命覚えていたのだとか。
その際、
「コピーされた台本を直前まで見ていたんだけど、本番になったら腰部分に台本を挟んで、3人で歩くシーンをしたらだんだん台本が落ちてきて・・・」
というエピソードがあったそうで、櫻井さんは「あれだけ撮りなおしたい」と語っていたそうです。
それが切っ掛けで、木更津キャッツアイの3話を観たい!という人が増えたようで、Yahoo!の検索エンジンの検索予測にも
木更津キャッツアイ
と入れると
木更津キャッツアイ 3話
木更津キャッツアイ 第3話
と表示されるようになりました。
色んな意味で、今でも注目されるドラマですね!
「木更津キャッツアイ」を今観る方法は?
木更津キャッツアイは、今のところどこの配信サービスでも配信されていません。
なので、DVDのレンタルなどで借りて観るしか方法はないと思います。
木更津キャッツアイは今でも観たいと思う人は多く、DVDの販売などでは定価よりも高値で取引されているそうです。
今でも愛されれるドラマ「木更津キャッツアイ」是非お近くのレンタルショップでレンタルして観てみてくださいね。
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