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動画配信サイトParavi(パラビ)で限定配信されているオリジナルストーリー「テセウスの船 完全ネタバレ!犯人の日記大公開」の後編のネタバレと感想を本編のドラマの内容と照らし合わせながら紹介していきたいと思います。
ドラマ「テセウスの船」もこの犯人の日記の後編の配信でひと段落尽きますね。
翌週はディレクターズカット版が配信されるので、その内容も気になるところですが、ひとまずこの配信でひと段落が付きます。
という事で、田村心が未来に行ったところから、最終回までの間の加藤みきおと田中正志について描かれている「犯人の日記」の後編について紹介していきたいと思います。
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現代で田村心と木村みきおが対面する
現代に戻った田村心は、車椅子に乗った加藤みきお(木村みきお)と再会する。
「やっぱり心先生が現れた。」
「31年前と何も変わっていない。」
「音臼小事件は、僕が完璧に計画通りに実行したよ。」
佐野文吾は逮捕され、鈴と婚約。
何もかも加藤みきおの思い通りの世界だった。
しかし、現在に戻った田村心は、文吾の無実を晴らそうと動き始める。
みきおの計画が、31年ぶりに狂い始めていた。
「心先生が、また余計なことをしているらしい。」
「今さら過去は変えられるはずがない。」
「僕の鈴は、絶対に渡さない。」
一方、田村心たちを止めたいと思っている人物がもう一人いた。
加藤みきおが音臼小事件に関与している事に気づいていた木村さつき。
何としても加藤みきおを守るために、藍にプレッシャーを与え続ける。
そしてついに、藍が木村さつきの睡眠薬で倒れる。
しかし、木村さつきの歪んだ愛情は加藤みきおには届かない・・・。
愛する藍を傷つけた木村さつきは、加藤みきおにとってはもうただの敵。
加藤みきおが鈴を愛していたことまでは、木村さつきと共有できていなかった・・・。
そんな中、加藤みきおを邪魔する人物がもう一人現れた。
現代での田中正志の死の真相
「僕を脅すなんて、何をいまさら。」
「完全犯罪の達成者は僕一人だ。」
「正志は何もできなかったくせに。」
田村心の登場によって、再び音臼小事件が掘り返される。
共犯者だった真相が明らかになる事を恐れた田中正志は、加藤みきおに余計な動きをしないように脅迫したのだった。
藍からも距離を置かれる加藤みきお。
狂い始めた計画は正さなければ・・・。
加藤みきおは邪魔者を全て消すために動き始める。
ただ一人、真相を知る田中正志を殺し、田村心にその罪をなすりつけ、逮捕させる計画だった。
嘘のクレームで協力者の由紀を引き離し、田村心を一人で正志のもとへ向かわせる。
すべてが加藤みきおの思い通りに進んでいたが、由紀の協力で田村心は釈放されてしまう。
そして、加藤みきおはついに田村心を直接消すことを決める!
「邪魔者は全部いなくなる。」
「これでThe ENDだ。」
「ジエンドォォォォーーーー!!!!!」
過去の世界に再び現れた田村心と加藤みきおの行動
そして、田村心は再び平成元年へタイムスリップした。
再び過去にタイムスリップし、倒れていた田村心を発見したのは加藤みきおだった。
加藤みきおはこの事から
・田村心が未来の世界で自分が犯人だと気づいた。
・田村心の正体が、佐野家の息子である。
という事を知った。
平成元年3月8日
「心先生が未来から戻ってきた。」
「サイコーのお土産を持って。」
「おかえりを言う前に、さよならを言わなきゃ。」
「心先生とおじいちゃんに」
真相を知る田村心は、必ず邪魔をしてくる。
絶対に佐野鈴を手に入れるために、この日、加藤みきおは計画を変更する。
平成元年3月10日
目を覚ました田村心は、加藤みきおの家に駆けつけるが、加藤みきおは田中正志のいる田中家に身を潜め、この夜、再び動き出す。
田中義男は、加藤みきおが作った青酸カリで殺された。
加藤みきおは「終わったよ。」と告げると、障子を開けて現れた田中正志から「ご苦労様」と言われた。
「正志の希望を叶えてあげた。」
「おじいちゃんが許せないらしい。」
「自分でやればいいのに」
田中正志は、母がきのこ汁に毒きのこを入れて、佐野文吾に逮捕された事から、母をすぐに捨てた父・田中義男の事が許せなかったんですね。
だから殺害を加藤みきおに依頼した。
だからこそ、どの世界でも、田中義男は必ず亡くなっているんです。
平成元年3月11日
田中正志の依頼で田中義男を殺害した加藤みきお。
そして、次のターゲットは最大の邪魔者「田村心」。
佐野文吾と田村心をおびき出し、一人になった和子を殺害することで、産まれてくる心を消そうとする。
「心先生はラッキーだ。」
「鈴ちゃんにお礼を言わないとね。」
「明日は僕が、鈴ちゃんの正義の味方になる日だ。」
「ワクワクする。」
「それまではアイツらで暇つぶししよう。」
家族が狙われ、追い詰められる田村心と佐野文吾。
平成元年3月12日
そして、音臼小事件当日、2人は和子達を村の外に避難させる。
だが、加藤みきおはそれさえも見据えていた。
田村心と佐野文吾が加藤みきおを必死に追う一方、田中正志が和子たちを体育館に監禁。
そして、この日田村心と佐野文吾は起こることもない音臼小事件を止めようと走り回り、ことごとく加藤みきおに翻弄され続ける。
「お楽しみかいは笑えた。」
「計画はとっくに変更してたのに。」
「明日はどんな顔するか楽しみだ。」
体育館に監禁された和子たちを、扉から覗いていた加藤みきお。
「大丈夫!お父さんが必ず助けに来てくれるから!」
という和子の言葉に
「そうだよね!お父さんは正義の味方だもんね!」
と言った鈴の言葉に、眼を見開いてしまう加藤みきお。
佐野文吾を陥れ、佐野鈴を手に入れるという加藤みきおの計画は、最終段階に入ろうとしていた。
平成元年3月13日
翌朝、恐怖の一夜を過ごした佐野鈴たちのもとに、加藤みきおが現れる。
「ついに僕は鈴ちゃんの正義の味方になった。」
「あとはあの警察官を消すだけ。」
「正義の味方は僕だけでいい。」
「さあ、まさしの出番だ。」
このあと、佐野文吾を呼び出したところを田中正志に襲わせ、一連の事件の犯人に仕立てる。
田中正志の裏切りと思惑
加藤みきおと田中正志の計画は順調に進んでいた。
しかし田中正志は、加藤みきおが拾った田村心のボイスレコーダーを聴き、自分が未来で加藤みきおに裏切られ殺されることを知るのだった。
その夜、加藤みきおは田中正志と共に予定通り佐野文吾を誘き出すが・・・。
「さようなら みきおくん もう君には用はない」
「ここからが計画の本番だ」
「佐野文吾に殺人犯になってもらう」
加藤みきおを消した田中正志は、ついに自ら動き始める。
田中正志の目的は、佐野文吾を犯罪者にし、家族全員を不幸にすること。
かつての自分たちと同じように・・・。
しかし、佐野家の強い絆はそう簡単には崩れなかった。
「しぶとい家族め」
「俺の家族をバラバラにしておいて」
「忘れたとは言わせない」
忌々しい村祭のことを思い出せ!とメッセージを送る田中正志。
他の村の面々が、手作りの竈で猪の鍋を振る舞うなど、佐野文吾を信じ、気遣うなか、田中正志は佐野文吾の犯行を裏付ける決定的な証拠を自ら通報する。
「佐野文吾」
「今日はお前が殺人犯になった記念日だ」
「俺がちゃんと死刑台まで送り届けてやる」
佐野文吾が逮捕させた田中正志は、佐野文吾を脅し、自白を引き出そうとする。
サラダ記念日の特定の文字に印をつけて
「家族・み・な・殺し」
と読ませました。
望みが絶たれ絶望する田村心たち・・・。
あとは、確実に佐野文吾が死刑になるのを見届けるだけだったが、目を覚ました加藤みきおが動き出す。
加藤みきおと田中正志は、佐野文吾を消したいという同じ想いで計画を進めてきた。
田中正志の目的は「佐野文吾への復讐」
しかし、加藤みきおが求めているものはずっと変わらず、ただ一つだった。
佐野鈴の笑顔を守るために、自分の証言を録音し、自ら青酸カリを飲み、自殺を図る加藤みきお。
「ジエンドォォォォーーーー!!!!!(過去ver)」
佐野文吾が背負うはずの全ての罪を、加藤みきおが自供してしまったことで、佐野文吾は釈放されてしまう。
「みきおが余計なことをしてくれた」
「でも 佐野文吾には絶対に殺人犯になってもらおう」
「まずは息子を追っ払って一人にさせる」
田中正志と佐野文吾の対峙
佐野文吾を殺人犯にするために、最後の計画が動き始める。
田村心を手紙で誘き出し、狙い通りに一人で出て行くと、仙南署
にニセの通報を入れる田中正志。
一人になった佐野文吾を待ち受ける。
最後の計画は、自分自身を殺させることで
“殺人犯・佐野文吾”
を生み出す事だった。
「母さん もうすぐそっちに行くよ」
「これで終わりだ 佐野文吾は殺人犯になる」
「本当の苦しみを 教えてやる」
佐野文吾を殺人犯にするという田中正志の計画は、果たされることはありませんでした・・・。
「テセウスの船 完全ネタバレ!犯人の日記大公開」の感想
HuluやParavi、GYAO!!なんかで配信されるオリジナルストーリーって大抵つまらないんですけど、このテセウスの船は良かったですね。
パラビでのチェインストーリーが配信された「まだまだ恋はつづくよどこまでも」も面白かったので、2020年冬ドラマからのパラビ配信のオリジナルストーリーは質が高そうです。
今回の「テセウスの船」の配信が何故よかったのか・・・それでは尺の問題や演出の問題で描かれなかった犯人である加藤みきおと田中正志の内面が見えたのが良かったですね。
やはり、犯行を行う人間の内面というのは興味深いものがありますし、しかも加藤みきおは小学生です。
そんな子供がこんな犯行を行う・・・というのはどういう事なのか・・・。
加藤みきおも田中正志も、結果的に犯行の根幹にあったのは「イジメ」だったと思います。
田中正志の場合は、殺人犯の子供という事でイジメられてしまったし、妹もそれを苦に自殺をしてしまった・・・。
色々な悲劇がありました。
しかし、行動力、実行力はなかったから、田中正志は実行力がある加藤みきおと組んで、自分の思惑を遂行させたのでしょう。
実行力がないからこそ、良心の呵責があったからこそ、自分の父である田中義男を自分の手で殺す事が出来なかった。
加藤みきおはこの事を
「自分でやればいいのに」
と言っていましたが、自分ではできなかったんですね。
その行動力がなかった。
だからこそ、殺人すら行動してしまう、ストッパーが飛んでる加藤みきおを使った・・・。
このドラマ「テセウスの船」はパラビ版も観ないと、ここまでの満足度は生まれませんね。
ここまでの状況があまり見えてこないからです。
もし、「テセウスの船」のこれから発売されるDVDにパラビの内容も含まれるなら・・・買っちゃおうかな・・・なんて思わせるくらい、心に残る作品だった・・・と思います!
ドラマと原作漫画、両方合わせて「テセウスの船」は楽しめる
テセウスの船のドラマ版は、パラビ限定で配信されている「テセウスの船 完全ネタバレ!犯人の日記大公開」を見ると本当に納得できます。
そしてドラマで描かれていた事を踏まえると、原作漫画も余計に楽しめてしまいます。
なのでドラマ「テセウスの船」は原作の漫画ファンにも好意的に受け入れられているんじゃないかな?と思います。
原作漫画とドラマ、両方合わせて更に面白く感じるような物語って・・・これまでになかったような気がします。
ドラマでは、すぐに単独行動をしたり、証拠品のようなモノなどにすぐに素手で触ってしまう田村心に突っ込みの嵐でしたが、そんな心を演じたのが竹内涼真さんで本当に良かったんじゃないかな・・・と思います。
竹内涼真さんだったから、そんな突っ込みどころ満載な田村心も受け入れられたのではないかと思います。
テレビドラマとしての放送はもう終わってしまいましたが、まだパラビでは限定配信の物語がありますし、ディレクターズカット版もあります。
ディレクターズカット版にはどのようなシーンがプラスされているのか・・・「テセウスの船 完全ネタバレ!犯人の日記大公開」にある日記も盛り込まれた内容になるのか・・・ここまで「テセウスの船」にハマってしまうと気になって仕方ないです(笑)
もしかしたら「テセウスの船」のディレクターズカット版を見たら、また新しい発見があるかもしれません。
そうしたら、また紹介したいと思います(笑)
ちなみに、原作の「テセウスの船」はU-NEXTで配信されていますので、原作版を電子書籍で読みたい場合はU-NEXTをご利用くださいませ。
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それではまた「テセウスの船」をこれからも楽しんでいきましょう!
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