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フジテレビで放送されている映画「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-(SAO)」のあらすじやネタバレ、無料動画配信や見逃し配信の無料視聴方法、視聴率や感想、キャスト情報などを全てまとめて紹介していきたいと思います。
この「ソードアート・オンライン」の動画配信は、TVer(ティーバー)などで全話見返すことはできません。
「ソードアート・オンライン」の動画配信なのですが、動画配信サービス「U-NEXT」で配信されています。
それでは「ソードアート・オンライン」について紹介していきたいと思います。
もくじ
「ソードアート・オンライン」のネタバレ
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
「ソードアート・オンライン」の概要
「ソードアート・オンライン」は、川原礫によるライトノベル。小説のイラストはabecが担当している。公式略称は「SAO」。小説の他にも、漫画化・アニメ化・ゲーム化・テレビドラマ化など様々な展開が行われている。
あらすじ
西暦2022年、1000人のユーザーによるベータテストを経て世界初のVRMMORPG「ソードアート・オンライン」(SAO)の正式サービスが開始され、約1万人のユーザーは完全なる仮想空間を謳歌していた。
しかし、ゲームマスターにして開発者である天才量子物理学者の茅場晶彦がプレイヤーたちの前に現れ、自発的ログアウトは不可能であること、舞台「浮遊城アインクラッド」の最上部第100層のボスを倒してクリアすることだけが脱出する唯一の方法であること、そして死亡した場合には現実世界のプレイヤー自身が本当に死亡するということを宣言した。プレイヤーの1人である少年キリトはこの絶望的な狂気のデスゲームで生き残るべく戦うことを決意し、始まりの街から旅立ってゆく。
しかし、後に「SAO事件」と称されるこのデスゲームは、仮想世界をめぐるさまざまな事件の幕開けにすぎなかった。
制作背景
本作は当初、第9回電撃ゲーム小説大賞(2002年)応募用に執筆された作品であった。しかし、初稿が応募規定枚数を大幅に超過し、改削も不可能な状態だったため応募は見送られ、「九里史生」名義で川原のウェブサイトにオンライン小説として掲載された。本編の連載は2002年11月から2008年7月まで続いた。
そんな中、連載の気分転換に川原が書いた『アクセル・ワールド』が第15回電撃小説大賞(2008年)の大賞を受賞し、その際に本作を読んだ担当編集者の提案で電撃文庫から商業作品として刊行される運びとなった。なおウェブサイトの連載は、商業化にあたり全て取り下げられている。
タイトルの「ソードアート・オンライン」は作中に登場するオンラインゲームの名称であり、作品自体にもゲームと同じくSAOという略称が使われる。また作者によると、製作には自身もプレイした『ウルティマオンライン』や『ラグナロクオンライン』の影響があるという。
アーネスト・クラインとの対談では2人とも、押井守の『アヴァロン』にインスピレーションを受けたと挙げている。特に川原は、「僕は『アヴァロン』に影響を受けて『ソードアート・オンライン』の銃で戦うチャプターを書いた。」と話している。
社会的評価
原作小説の累計発行部数は2017年4月25日の第1巻増刷発行分で国内1300万部を突破し、第1巻は電撃文庫で史上初の国内単巻発行100万部を達成している。国外では、2018年11月時点で世界13か国以上において翻訳版が展開され、2022年6月時点で全世界累計発行部数は3000万部を突破している。
『このライトノベルがすごい!』作品部門(2017年度より文庫部門)では2011年度から9年連続でトップ10入りを果たしている。2012年版および2013年版では2年連続1位を獲得したことで史上初となる作品部門2連覇を達成した。また、2020年版で発表された「2010年代総合ランキング」でも1位となり殿堂入りすることとなった。『このWeb小説がすごい!』全Web小説ベストランキングでは3位を獲得している。
『第12回オリコン上半期“本”ランキング 2019』ジャンル別「文庫」では、第21巻がライトノベル作品で初めて同部門の1位を獲得した。さらに「ライトノベル(BOOK・文庫)」部門では、2015年から5年連続、通算6度目の同部門1位を記録した。
劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-
2015年10月に制作が発表され、2017年2月18日に公開された。2016年12月の時点で原作累計部数全世界1900万部、ハリウッド版の制作と共に宣伝された。時系列はマザーズ・ロザリオ編とアリシゼーション編の間の2026年春であり、これまで描かれてきたVR(仮想現実)ではなくAR(拡張現実)を題材としている。
キャッチコピーは「そして再び、英雄が立ち上がる。」、「これはゲーム、そう思っていた――」。
公開記念タイアップ企画として、2016年11月に日本商工会議所では初となる簿記検定1級のチーム戦「日商簿記-1グランプリ」が開催された。また、内閣サイバーセキュリティセンターと独立行政法人情報処理推進機構による2017年サイバーセキュリティ月間とタイアップし、本作のキャラクターを用いたポスターや漫画冊子、デジタルサイネージ広告が制作された。
神田沙也加、井上芳雄、鹿賀丈史がゲスト声優として出演している。
2019年3月30日、NHKのBSプレミアムにてテレビ放送された。
制作(オーディナル・スケール)
本作はテレビアニメ第2期終了後、アリシゼーション編および『ガンゲイル・オンライン』などアニメシリーズを新たに5か年計画で展開するにあたり、それらの先陣を切る作品として企画された。配給は、テレビアニメから引き継ぐ形でアニプレックスが担当し、海外でも日本アニメを自社配給することが一つの目的ともなっている。
ストーリーは、原作が当時アリシゼーション編の途中だったため、アインクラッド編の再構築なども考えられたが、最終的にはARを題材とした川原書き下ろしの完全オリジナル作となった。脚本制作では最終稿に至るまで10度に渡ってリライトが重ねられ、デスゲームの緊迫感を出すことや、アスナとキリトの物語にすることが重視された。その過程で、アスナが記憶を失う展開やライバルキャラクターとなるエイジのキャラクター設定が強化された。
「ソードアート・オンライン」の主な登場キャラクター
キリト(Kirito) / 桐ヶ谷 和人(きりがや かずと)
声:松岡禎丞
外伝を除けば本編全般を通しての主人公。誕生日は作中の2008年10月7日。埼玉県川越市在住。電撃文庫の特典しおりによれば身長163cm。中性的な容姿で整った顔立ちだが、本人は好ましく思っていない。生まれて間もなく事故で両親を失い、母の妹夫婦である桐ヶ谷家の養子となる。10歳の頃に自身の生い立ちを偶然知って以降、他者との関わりを恐れ人付き合いが不得手な少年へと成長し、精神の安寧を仮想世界の中に求めるようになる。14歳の時にSAOの事件に巻き込まれ、仮想世界に関わる数々の事件を経て精神的に成長していく。『このライトノベルがすごい!』(宝島社)の男性キャラクター部門では、2012年、2013年、及び2018年に1位に選ばれている。
「両手を限界まで広げてすべてを受け止め、自らはそれを投げ捨てることはない」とアスナが評するその性格故に、作中の多くの人物から信頼され、特に女性から好意を寄せられていることも多いが、本人はアスナを一途に愛し強い絆を持つ。また、SAO事件でサチをはじめとする『月夜の黒猫団』のメンバーの死に直面し、そのトラウマから全てを一人で背負い込もうとする傾向が強い。同事件では他にも多くの仲間を失い、また自身もやむを得ずとはいえ犯罪者プレイヤーを殺害するなどして負った心の傷はUWから帰った後も癒えておらず、未だにSAOサバイバーの知己の多くについては安否を調べることができずにいる。同性の相棒で親友だったユージオをUWで失ったことで、彼と同等の同性の友人は二度と作れないとすら思っているが、SAOやUWでの経験から自分のすべきことを定め、仮想世界を現実世界に役立てるために茅場の出身校である東都工業大学への進学を決意する。
VRMMOプレイヤーとして高い仮想世界適性を持っており、ずば抜けた実力を有する。戦闘では、盾無しの片手剣を操る戦闘スタイルで、一撃の重さを重視した物理攻撃を好み、多彩なソードスキルを扱う。SAOではユニークスキル「二刀流」の所持者に選ばれ、SAOや新生ALOでは数々のシステム外スキルを考案する。「二刀流」は基本的に封印しており、安全上の問題がなくなった旧ALO以後もゲームが遊びでなくなった時にのみこれを解禁する。GGOでは銃弾の予測線から弾丸を斬り払ったり、視線から相手の狙撃先を読むといった離れ業を見せる。SAO事件での経験から、私欲を動機にした裏切りや騙し討ちによるPKに対しては遊びであっても厳しい態度を取る。
アバターはどれも黒を基調とした防具で統一しており、動きを阻害する金属防具は好まない。旧ALOでは種族はスプリガンで逆だった髪型で大剣を装備していたが、新生ALOではキャラデータを初期化し、ユイの要望で程なく髪も下ろしている。GGOでは、長髪の女性と見違うレアアバターで光剣と自動拳銃による変則的な二刀流を扱う。UWでは、巨木ギガスシダーの枝から作られた漆黒の剣「夜空の剣」を専用武器として振るう。URではこれまでと異なり金属製の装備と長剣を装備し、黒豹型モンスターを調教して従えている。
作者の川原礫によると、特定のモデルはいないとの事。
アスナ(Asuna) / 結城 明日奈(ゆうき あすな)
声:戸松遥
本作のメインヒロイン。外伝では主人公を務める。誕生日は作中の2007年9月30日。東京都世田谷区在住。周りを立てる気遣いの人であり克己心が強い努力家で、エリートコースを歩んできた令嬢。栗色の長髪と榛色の瞳が特徴の美少女で、スタイルも抜群。ゲームは素人だったが、15歳の時に気まぐれでSAOに参加し、デスゲームに巻き込まれる。作者は連載当初、思いつける限り“いい女”感を出すように書いており、モデルとしては女優の栗山千明の要素が少し含まれているとのこと。
SAOに囚われた当初は半狂乱に陥るが、学友であるミトの支えで持ち直し、彼女と共に行動していた。不幸な事故によって彼女とのパーティーを解散してからは再び塞ぎ込むが、最後の瞬間まで自分のまま生きたいと奮い立ち、迷宮区でレベリングしていた時にキリトと偶然出会う。彼とコンビを組んで攻略を進める中で、本来の性格を取り戻し、彼に好意を抱くようになり、システム上の結婚を交わす。旧ALOの事件が解決した後、ついに現実世界でキリトとの対面を果たして恋人同士となり、キリトと出会って変われた自分に誇りを持つようになる。その後も、キリトの心の支えとなるために日々努力しており、将来はキリトと現実世界でも家庭を持つことを最終目標としている。キリトを想う女性たちとは概ね良好な関係を構築しているが、アリスとだけは冷戦状態となっている。
SAO事件では血盟騎士団の副団長を務め、統率者の才能を開花させる。新生ALOではユウキと出会い、結果を恐れずに立ち向かう大切さを学び、母との軋轢を解消している。また、UWではキリトと共に200年もの内部時間を過ごし、王妃としてUWの世界を治め、平和と知恵をもたらしている。
キリトに次ぐ高い仮想世界適性を持っており、戦闘では細剣を駆使する剣士スタイルで、高速の剣技が特長で、SAOでは人命と安全を除いて何よりも攻略を優先して最前線で戦っている。新生ALOでは治癒師(ヒーラー)となるが、細剣による近接戦闘も視野に入れたハイブリッド型のビルドを使っている。
アバターは、武器に細剣、防具に胸部装甲、 オーバーニーソックスと背部のみロングのスカートの軽装で通しており、SAOでは血盟騎士団結成後、赤と白を基本とした騎士服を着用している。旧ALOでは妖精王の妃・ ティターニアの外見に非武装の上で臍が見える白いワンピースを着せられ、新生ALOでは水色の髪で白いワンピースを着用し、魔法詠唱用の杖も携える。UWではティターニアに似た外見に細剣のGM装備、URではALOとほぼ同一の外見だったが、早々に髪を現実に近い色に染めた。金属鎧を装備、半水棲モンスターを調教して従えている。
ユイ(Yui)
声:伊藤かな恵
キリトとアスナが新婚生活を送っていた、SAOの第22層の森に倒れていた幼い少女。その正体はプレイヤーの精神的ケアを司るカウンセリング用人工知能(AI)。誕生日は8月1日(キリトとアスナが決めたらしい)。純然たる人工知能でありながら、人間顔負けの豊かな感情表現を見せ、SAOから引き続く人間観察を経たその感情模倣機能は、自身は「紛い物」と自嘲するものの知らない人間はほぼ違和感を持たないレベルに達しており、ストーリーが進むごとに機能の追加やAIとしての成長が見られ、世界最高のトップダウン型AIへ成長している。
SAOの開始直後にシステムからプレイヤーに接触することを禁止され、キリトとアスナに出会った頃は、プレイヤーの負の感情をモニタリングしつつ、その解決のための行動を起こせない矛盾から崩壊寸前に陥っており、データ破損によって名前以外の記憶を失っていた。自身を保護してくれたキリトとアスナを「パパ」「ママ」と呼んで慕うようになり、記憶が戻った後も両親のように慕い続ける。キリトとアスナも実の娘のように可愛がっており、リーファやシノン達も妹のように接している。アスナ同様にキリトの女性関係には目を光らせており、二人の夫婦関係にも口を挟むこともある。
SAOではキリトたちの窮地を救うためにGM権限を行使し、そのことでシステムから消去されそうになるが、キリトの尽力でアイテムとして保存されて消滅を逃れる。旧ALOにて復活を遂げ、アスナの奪還後はキリトのPCに本体を置いている。その後、キリトにより開発された視聴覚双方通信プローブや民生品として普及したオーグマーにより、現実世界でも限定的ながら見る・聞く・話すことが可能となる。
作中ではAIとしての高い能力を発揮し、ゲームシステム内外の情報収集や情報提供に活躍し、システムへのクラッキングや現実世界のプレイヤーとの連絡役までこなしている。URではシステムアクセス権を剥奪されて人間形態のプレイヤーとしてサバイバルに巻き込まれるが、キリトやアスナと同じ立場となれた状況を少し嬉しく思っている。特に「ゲーム上での死」に対する恐怖には新鮮さと興味深さを感じている。URではキリト達の手ほどきでソードスキルを使うほか、魔法の使用も可能なキャラ育成を行っている。
リーファ(Leafa) / 桐ヶ谷 直葉(きりがや すぐは)
声:竹達彩奈
フェアリィ・ダンス編のヒロイン。和人の1歳下の義妹(血縁上は従妹)で、彼からは「スグ」と呼ばれている。誕生日は作中の2009年4月19日。小柄だが推定EからFカップと豊満で本人の密かな悩みの種になっている。これはその後の二年で成長期を迎えて急激に成長したためで、SAO事件発生当時はキリトがシリカに面影を重ねるような容姿であった。幼い頃から8年間剣道を続けている努力家で、中学最後には全国ベスト8、高校では強豪校の1年生にしてインターハイ等のレギュラー選手に抜擢される実力者。
和人とは小さい頃は仲の良い兄妹だったが、和人が剣道をやめてからは疎遠になる。SAO事件を機にそれまでの和人との関係を後悔し距離を埋めようと考える一方、自分と和人が本当の兄弟ではないことを母から打ち明けられ、その関係性に悩むようになる。和人の愛した世界を知るために、嫌っていたネットゲームの世界に足を踏み入れる。
ALOでは、現実で鍛えた剣の腕と反射神経により種族内五指に入るほどの実力者。アスナを探してALOに現れたキリトに助けられ、お互いの素性に気づかないままキリトの目指す世界樹への案内役を買って出て、攻略を目指すキリトの戦いを援護する。共闘するキリトに惹かれる一方、現実でも堰を切ったように兄への恋心を自覚する。その後も密かに兄妹の枠を越えた恋慕を抱き続けるが、和人が抱く明日奈への想いの強さに気づき身を引いている。旧ALO事件後はゲームの中でもキリトを「お兄ちゃん」と呼ぶようになり、現実世界でも兄妹関係は良好である。ただし、まだ異性としての想いも残っている模様。
アバターは最初にプレイしたALOのものがセルフ・イメージとなっているため、OSを除き共通して金髪緑眼のポニーテールとなっている。現実同様にバストは豊か。主に長刀を使用し、片手剣ソードスキルに加えて両手持ちで一部の両手剣用ソードスキルを使える。長刀は両手剣としては軽く低威力かつ片手剣としては重い中途半端な武器種だが、剣道部員のリーファにとってはちょうど良い。UWでは片手剣型のGM装備のヴァーデュラス・アニマ、URでは長刀と緑のワンピースにキリトと同じ金属鎧を装備する。
シノン(Sinon) / 朝田 詩乃(あさだ しの)
声:沢城みゆき
ファントム・バレット編のヒロイン。現実世界では進学校の女子高生で、東京都文京区のアパートで一人暮らしをしている。誕生日は作中の2009年8月21日。眼鏡をかけているが実際は度が入っておらず、弾丸すら防ぐとされる特殊材質で作られたオーダーメイドの特注品。自立心が強く同世代と比べても非常に大人びた性格で、辛辣かつドライな物言いをすることが多く、特にキリトに対しては顕著。
幼い頃に父が交通事故で他界し、母もその時に精神年齢が逆行したことから、母を守らねばという義務感を強く抱くようになる。11歳の頃に強盗事件に巻き込まれ、母を守るため犯人から拳銃を奪い射殺してしまう。このことから銃器に対する強いPTSDに悩まされ、トラウマの克服を狙って16歳の時からGGOをプレイしている。
GGOにログインしたばかりのキリトと出会い、アバターの外見から自分と同じ女性だと勘違いし、親身に武装やゲームシステムをレクチャーしたが、キリトの本当の性別を知って憤慨する。
その後、キリトに自分と同じものを感じる一方で自身も「死銃」のターゲットになっていたことからキリトと共闘、「死銃」に追い詰められたキリトを救い、彼と同率で念願であったバレット・オブ・バレッツ(以下、BoB)の第3回大会で優勝を果たす。「死銃」による事件解決後、キリトたちの計らいにより、当時の事件で結果的に自分が救った親子と対面し謝罪と感謝を受けて、自分の抱える罪と向き合い、前に進むことを選んだ。
キリトを介して出会ったアスナやリズベットとも親しくなり新生ALOも始めた他、学校で昼食を共に取る友人もでき、トラウマも少しずつ克服し始めている。特にアスナからは「シノのん」の愛称で呼ばれており、自宅に招かれるほど仲が良く、平穏な暮らしを取り戻している。また、死銃事件を通じてキリトに好意を寄せるようになり、キリトの胸に張り付いていた電極パッドを密かにネックレスに加工してお守りとしており、随所でさりげなくアプローチを掛けている。
アバターはランダム生成ながら、水色の髪と碧眼であることを除けば容姿は現実の彼女に近い姿になっている。GGOではメインに対物ライフルのへカートⅡを使い、サブにPDWのグロック18Cを装備する狙撃手。新生ALOではロングボウを得物とし、UWでは弓型GM装備のアニヒレート・レイ、URではマスケット銃を主武装とし、黄褐色の戦闘スーツにGGOでも普段着用している白いマフラーを装備する。
ユウキ(Yuuki) / 紺野 木綿季(こんの ゆうき)
声:悠木碧
マザーズ・ロザリオ編のヒロイン。一人称は「ボク」。作中の2011年5月23日生まれ。様々なVRMMOを渡り歩き、新生ALOにおいては「絶剣(ぜっけん)」と呼ばれ、圧倒的な強さを誇る。二刀流スキルを使わなかったとはいえ、キリトを2度倒した唯一の人物である。
出生時に輸血用血液製剤からHIVに感染し、小さい頃から闘病を続けてきた。両親と双子の姉はAIDSにより既に他界しており、天涯孤独の身。医療用の仮想現実マシンの被験者第一号となり、それ以来3年間を仮想世界で過ごしてきた。ALOでの異常なまでの戦闘力は、長期間の医療目的のダイブに由来している。
姉の死後、スリーピング・ナイツのリーダーを引き継ぐが、自身も作中の2025年末までの余命宣告を受けており、最後の思い出作りのために2026年元日に新生ALOに現れて、ボス攻略戦の助っ人を探すべく自身が作ったオリジナル・ソードスキル「マザーズ・ロザリオ」を賭けて辻デュエルをしていた。キリトを破ったことに興味を持って対戦を挑んできたアスナと出会い、その強さを見込んで助っ人を依頼する。ボス攻略を果たした後、アスナに姉の面影を重ねて見てしまい、その負い目からALOから姿を消している。
キリトに対しては自分の出自を見破ったためか微妙に訝しんでいたが、和人の情報で病院を訪ねてきた明日奈に「学校に行きたい」という願いを吐露し、和人らが作った視聴覚双方向通信プローブを利用して明日奈と共に学校へと通う。その後、キリトとも打ち解けて、新生ALOでの統一デュエル・トーナメントでは、決勝戦で再び相見え、キリトを破り優勝する。アスナたちとは京都旅行を楽しんだが、2026年3月29日に容体が急変、駆けつけたアスナに「マザーズ・ロザリオ」を託して遂に力尽き、最期はスリーピング・ナイツやキリトたち、彼女と接した多くのプレイヤーに看守られながら、アスナの腕の中で静かに息を引き取った。
UWではSTLでダイブしたアスナの記憶に残る彼女の幻影が現れて共にPoHと戦い、仮想世界へ来る人々が求めるものを諭した。
アリス・シンセシス・サーティ / アリス・ツーベルク(Alice)
声:茅野愛衣
アリシゼーション編のヒロイン。ボトムアップ型の人工知能。作中の4月9日生まれ。UWではキリトとユージオの幼なじみ。金髪碧眼で不思議の国のアリス風の青地に白いエプロンドレスを着ている美少女。
ルーリッドの村の村長の娘で子供達の中では一番の神聖術の使い手という優等生だが、親友のユージオを振り回すほど明るく元気な女の子。整合騎士に捕縛されてカセドラルに連行され、2年の修練の後にシンセサイズの秘儀によりアドミニストレータに記憶を封じられ、別の人格を植え付けられてから5年ほど後に30番目の整合騎士となる。その8年後、禁忌目録を犯したユージオとキリトと再会したことをきっかけに自らの意志で右目の封印を破り、過去の自分を知る。
整合騎士としては2番目に若いが、神聖術の扱いにも長けており、最強の整合騎士であるベルクーリの手解きもあり、その実力は凄まじく、一撃一撃の重さはキリトが頼みにしていた連撃系のソードスキルによる攻略を無に帰す程のもの。
アドミニストレータ撃破後、妹セルカとの再会で物腰も柔らかくなり、心神喪失したキリトの世話をする過程でキリトに好意を持ち始め、キリトに関する情報交換の際にはアスナに対抗心剥き出しで今までの生活の経緯を語っている。現実世界へ脱出し、キリトとアスナがUWから帰還した後、内部時間で約200年後のUWへ帰還を果たす。その後もキリトのことは諦めておらず、アスナとは事あるごとに堂々と張り合っているが、お互いの実力は認め合っている。
現実世界では、UWでの姿に似せたロボットの体にライトキューブを載せ、人工知能の権利獲得のために「ラース」の保護の元で活動している傍ら、ALOでリーファたちと交流を重ねている。ただし、彼女にとってALOは「かりそめの世界」というよりも「世界の一つ」であり、「ゲーム」という概念は飲み込みづらい様子。また、連続剣を主体としたアインクラッド流の利点は認めていても、扱い慣れたノルキア流の技をALOやURでも使用している。
URではUWのものに酷似した濃青のワンピースに金色の鎧、武器にはバスタードソードを備えている。
ユージオ(Eugeo)
声:島﨑信長
ボトムアップ型の人工知能。作中では4月10日生まれ、家族は両親と兄二人とユージオの五人家族、UWではキリトとアリスの幼なじみであり、キリトとは長い間生活を共にしているうちにお互いに固い絆が生まれて親友同士となり、キリトに大きな影響を与える。
ルーリッド村では樵を天職としていたが、アリスが連行される際に何もできなかったことを後悔しており、アリスとの再会を目標にキリトと共に村を出て、帝立修剣学院で修剣士として過ごす。学内でロニエとティーゼを守るために右眼の封印を破って禁忌目録を犯すが、自らの意思で論理回路の矛盾を乗り越える。罪人としてキリトと共にカセドラルへアリスにより連行されるが、何の反応も示さないアリスに不信感を抱き、キリトと共に牢から脱獄をし、カーディナルに助けられて大図書室に逃げ込む。そこでアドミニストレータや整合騎士の秘密を知り、武器の「完全支配術」を与えられる。
憧れの整合騎士長ベルクーリを倒し、記憶の戻ったアリスとキリトと共にアドミニストレータとチュデルキンと対峙する。自分たちを救うため致命傷を負ったカーディナルの力で己を剣と化して立ち向かうも倒されて死亡した。死に際にキリトへ「僕の親友。僕の英雄」との言葉を残し、彼の遺志により彼の青薔薇の剣は、一時的に赤薔薇の剣に変わり、これによりキリトはアドミニストレータを倒している。
彼の死はキリトの心に深い傷を残すこととなるが、死後にわずかに残った記憶の欠片が、心神喪失状態となっていたキリトを復活させる切っ掛けとなり、ヴァサゴやガブリエルと戦い苦戦していた彼を励まし、力を分け与えている。
映画「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」のあらすじ・ネタバレ
世界初のフルダイブ専用デバイス≪ナーヴギア≫――その革新的マシンはVR(仮想現実)世界に無限の可能性をもたらした。それから4年……。一つの次世代ウェアラブル・マルチデバイスが発売された。≪オーグマー≫。その爆発的な広がりを牽引したのは、≪オーディナル・スケール(OS)≫と呼ばれる≪オーグマー≫専用ARMMO RPGだった。
アスナたちもプレイするそのゲームに、キリトも参戦しようとするが……。
出演者
キリト(桐ヶ谷和人): 松岡禎丞
アスナ(結城明日奈): 戸松遥
ユイ: 伊藤かな恵
リーファ(桐ヶ谷直葉): 竹達彩奈
シリカ(綾野珪子): 日高里菜
リズベット(篠崎里香): 高垣彩陽
シノン(朝田詩乃): 沢城みゆき
クライン(壷井遼太郎): 平田広明
エギル(アンドリュー・ギルバート・ミルズ): 安元洋貴
茅場晶彦: 山寺宏一
ユナ: 神田沙也加
エイジ: 井上芳雄
重村教授: 鹿賀丈史
ほか
スタッフ
【原作】
川原礫(電撃文庫刊)
【キャラクターデザイン原案】
abec
【監督】
伊藤智彦
【脚本】
川原礫・伊藤智彦
【キャラクターデザイン・総作画監督】
足立慎吾
【モンスターデザイン】
柳隆太
【プロップデザイン】
西口智也
【UIデザイン】
ワツジサトシ
【美術監督】
長島孝幸
【美術監修】
竹田悠介
【美術設定】
塩澤良憲
【色彩設計】
橋本賢
【コンセプトアート】
堀壮太郎
【撮影監督】
脇顯太朗
【CG監督】
雲藤隆太
【編集】
西山茂
【音響監督】
岩浪美和
【音楽】
梶浦由記
【制作】
A-1 Pictures
【配給】
アニプレックス
【製作】
SAO MOVIE Project
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