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フジテレビで放送されているアニメ映画「ドラゴンボール超 ブロリー」のあらすじやネタバレ、無料動画配信や見逃し配信の無料視聴方法、視聴率や感想、キャスト情報などを全てまとめて紹介していきたいと思います。
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「ドラゴンボール超 ブロリー」の動画配信なのですが、動画配信サービス「U-NEXT」で配信されています。
それでは「ドラゴンボール超 ブロリー」について紹介していきたいと思います。
もくじ
「ドラゴンボール超 ブロリー」のネタバレ
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
「ドラゴンボール超 ブロリー」の概要
「ドラゴンボール超ブロリー」は、2018年12月14日に公開された『ドラゴンボール』シリーズの劇場公開アニメーション映画作品第20弾(『ドラゴンボール超』としては第1弾)。
前作『ドラゴンボールZ 復活の「F」』より3年8ヶ月ぶりとなる劇場公開作品。前々作『ドラゴンボールZ 神と神』と前作『復活の「F」』が、劇場公開の後に『ドラゴンボール超』シリーズに組み込まれはしたものの、正式に『ドラゴンボール超』名義の劇場版アニメとしては初めての作品であり、内容は2018年3月25日まで放送されたテレビアニメ版『ドラゴンボール超』の続きの物語となる。
前作『復活の「F」』に引き続き、原作者の鳥山明がキャラクターのデザインと脚本を務め、監督はテレビアニメ版『ドラゴンボール超』のシリーズディレクターを務め、『ONE PIECE FILM Z』などを手掛けた長峯達也が務める。『ONE PIECE』などに参加した新谷直大が、この作品で初めて作画監督を担当する。
サブタイトルの通り、本作に登場する敵キャラクターは過去の劇場版『ドラゴンボールZ 燃えつきろ!!熱戦・烈戦・超激戦』、『ドラゴンボールZ 危険なふたり!超戦士はねむれない』に登場したブロリーが務める。ただし、過去の劇場版とは関連のない別個のリブート作品で、悟空、ベジータ、ブロリーの3人の出会いから戦いまでが新たに描かれ、フリーザ軍とサイヤ人の歴史も過去の設定を一新して描かれている。作中の終盤では、過去の劇場版作品『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』に登場した悟空とベジータの2人が融合技「フュージョン」により誕生する究極の合体戦士ゴジータが23年ぶりに再登場する。ゴジータもブロリーと同じく、これまで原作者の鳥山明がストーリーを手掛ける作品には登場しない劇場版アニメだけに登場するオリジナルキャラクターであった。鳥山明が執筆した脚本によるブロリーとゴジータの刷新は、ブロリーとゴジータを『ドラゴンボール』の「正史」に加える試みであると『週刊少年ジャンプ』の特集記事にて紹介されている。
『ブロリー』に続く次回作「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は2022年に公開される予定。
2022年4月16日にはフジテレビ『土曜プレミアム』(21:00 - 23:10)にて初放送。
映画「ドラゴンボール超ブロリー」の舞台
本作では、様々な星や宇宙や異次元空間が描写されているが、その中でも下記で紹介する3つの星を中心に物語は大きく展開されている。
地球
悟空やベジータたちが住む星。映画では、回想後にブロリーたちが地球に襲来し、悟空とベジータはブロリーと激闘を繰り広げることになる。主な決戦の舞台となったのは一面が氷に覆われた氷の大陸。
惑星ベジータ
ベジータ王が統治する戦闘民族サイヤ人の星。星の周りには2つの月があり、緑豊かな惑星である。ベジータ王が住む「ベジータ王城」は切り立った崖の上にあり、宇宙船の発着場も併設されている。一般のサイヤ人が住んでる建物は王が住んでる宮殿とは違い、質素な建物だが活気があり、悟空の両親もここで暮らしている。。映画では、序盤の回想で登場しており、フリーザによって惑星が消滅されるまでの過程が描写されている。
小惑星バンパ
ブロリーとパラガスが流れ着いた宇宙の辺境にある未開の星。非常に過酷な星であり、水もなく、嵐が常に吹き荒れるような環境の星である。ブロリーとパラガス以外の人間は住んでいないが、大ダニや、超巨大生物バアなどの危険生物が住んでいる。ブロリーはこの星で発見されるまでの間、大ダニのタマゴや脚の肉などを食べて生き延びていた。また、一時的であるがブロリーと超巨大生物バアは心を通わせ、友達であった。後にパラガスの企みで疎遠になったが、バアの耳をブロリーは現在も腰に巻いて大切に身につけている。映画では、序盤の回想シーンとエンディングに登場しており、この星で物語が幕を閉じている。
「ドラゴンボール超 ブロリー」の主な登場キャラクター
孫悟空
『ドラゴンボール』シリーズの主人公。地球育ちの脳天気で心優しいサイヤ人。力の大会でのジレンとの戦いに刺激され、更なる強さを極めるため、修行を続けている。道着がナメック星編の帯の結び目があり左胸と背中部分に「悟」の印が付いたものになっている。
今回の映画では、氷の大陸でのドラゴンボール捜索中にブロリーと遭遇する。
本編の39年前に生まれる。幼少期に父親のバーダックにより地球に飛ばされたため、惑星ベジータ爆発後も生き残る。本名(サイヤ人としての名前)はカカロット。今作で初めて自分のことをカカロットと名乗った。
ベジータ
サイヤ人の王子で孫悟空の永遠のライバル。戦闘服が青から紺色を基調としたものになっている。
本作ではこれまで漫画版『ドラゴンボール超』でのみ変身していた「超サイヤ人ゴッド」に変身する。
本編の41年前に生まれ、その当時から天才的な潜在能力を持つ。本作で本名が「ベジータ四世」であることが判明した。
幼少期にはラディッツと共にフリーザ軍の戦闘員として戦っている。
惑星ベジータ消滅時にはフリーザの集合命令を無視したナッパ、ラディッツと共に遠く離れた星にいたため生き残る。
悟空に勝つために修行を続けているが、復活したフリーザの潜在パワーに危険を感じている。なお幼少期時代には弟のことを聞かれたが興味がない様子だった。
フリーザ
かつて悟空たちと戦った宇宙の帝王で悟空の宿敵。引退したコルド大王に軍の全権を委譲されて、フリーザ軍を統率していた。
力の大会で第7宇宙の優勝に貢献したためウイスによって生き返り、その後再びフリーザ軍を結成させ、今度こそ悟空に復讐しようとする。基本的に部下に対しては物腰柔らかく接しているが、ベリブルやレモの話によると、陰で自分の悪口を言っていたり、自分の気に障った部下を何人も「処罰」したことがある模様。
今回の映画では悟空を倒すためではなく、「身長を5センチ伸ばしたい」という願いを叶えるためにブルマが集めたドラゴンボールを奪い、とてつもない潜在能力を持つブロリーとベジータ一族に恨みを持つパラガスの復讐心を利用。ブロリーを悟空とベジータと戦わせ、ブロリーが持つ潜在パワーを引き出すため、ナメック星でクリリンを殺して悟空が超サイヤ人に覚醒した時のようにパラガスを抹殺し、ブロリーを超サイヤ人に覚醒させる切っ掛けを作り、感情が不安定になり、見境無く暴走するブロリーに攻撃されたことに激怒して「ゴールデンフリーザ」にパワーアップし応戦するも、それでも状況は全く変わらず劣勢に立たされるが、特に怒ることも焦ることもなく、予想を遥かに越えるブロリーの戦闘力に強い関心を抱いていた。
過去の話では幼少期(第一形態)の姿で登場し、今と姿が異なっている。惑星ベジータを消滅させサイヤ人のほとんどを絶滅に追い込んだ理由について、『超』の「破壊神ビルス編」では「ビルスから惑星ベジータを消滅させるよう命じられていたため」となっているが、本作では「『超サイヤ人』および『超サイヤ人ゴッド』の出現を警戒したから」となっている。
長峯達也の語るフリーザの役どころは、「フリーザは劣勢な状況からどうやって上り詰めようかと考えている最中。フリーザ軍も復活、兄弟設定もあるし今後も見逃せない存在になると思う」と話している。
ブロリー
本作のメインとなる敵キャラクター。過去に登場した劇場版作品と違い、性格や髪型などデザインも一新されている。
本来は争いを好まない性格で父親のパラガスを大切に想っている。潜在パワーが強過ぎる故、力を解放すると我を失い暴走してしまうため、パラガスにより特殊な首輪で制御されていた。片言で話すなど喋るのが苦手。
鳥山は昔と比べてあまり筋肉を全面に出したくないようなので、作画監督の新谷は「ブロリーの作画も鳥山先生らしいスマートな筋肉の感じを出せるように気をつけた」と語っている。鳥山がデザインしたブロリーはアーマーを着ている状態までしか無かったため、ブロリーには昔の映画のイメージを強く持っており、なおかつ最後は裸になって暴れて欲しかったという新谷が、ブロリーのフルパワーだけは1からデザインを描いており、鳥山から「あまりマッチョにはしたくない」という要望があったため、大きくなりすぎない範囲で、なるべく大きく見せるよう心がけつつデザインされた。
パラガス
過去の劇場版作品にも登場したブロリーの父親。デザインが変更されており、41年前の若いときは見た目こそ近いが、着衣が異なり両目とも健在。その後、バンパで暮らす41年の間に口髭以外の髭も伸びた白髪の老人になり、左目は『熱戦・烈戦・超激戦』のパラガス同様、隻眼になっていた。
エリート階級出身のサイヤ人。階級は大佐。表向きは冷静な判断力を持つベテランの戦士だが、実際は上昇志向が強い一方で慎重な性格の小心者。出世のために人望を集め「大佐」の地位まで上り詰めるも飛び抜けた戦闘力は持たなかったため、現在の地位が出世の限界であることに暗澹たる思いを抱いていた。
戦闘力は、41年前の時点で「どんなに訓練しても4000を超えるかどうかといったところ」と語られており。フリーザ軍のチライとレモに発見された時点での戦闘力の数値は4200。
自分の息子の処遇に怒り狂ったことで宇宙船で惑星ベジータを飛び出し、小惑星バンパで追放されたブロリーと再会するが、ブロリーの潜在パワーを目の当たりにしたことでその力を利用し、ベジータ王への復讐を計画するようになる。
41年後、チライたちによって救出された際に惑星ベジータの消滅とベジータ王の死を知ることとなり、怒りの矛先を息子であるベジータに向ける。
闘いの中、ブロリーのコントロールがきかなくなったことで身の危険を感じ、ブロリーが危険な存在となることを予見したベジータ王の言葉は正しかったのかもしれないと後悔し、最期はブロリーのさらなる戦闘力の進化を企むフリーザによって殺される。このパラガスの死がブロリーに深い悲しみと怒りを与え、超サイヤ人に覚醒させるきっかけとなった。
プロデューサーの林田は「ブロリーを必死に探していたときは親子愛に溢れていたが、ブロリーの力に気づいた瞬間にこれを利用して復讐をしようと思い立ち、むごたらしい父親になった」と語っている。
ゴジータ
孫悟空とベジータの2人がフュージョンすることにより誕生した究極の合体戦士。本作では映画『ドラゴンボールZ 復活のフュージョン!!悟空とベジータ』には登場しなかった黒髪の通常状態や、青髪の超サイヤ人ブルーに変身した姿が登場する。劇場版としては23年ぶりの登場となる。
『復活のフュージョン!!』で悟空とベジータが初めて合体してゴジータになった時は名乗りはしなかったが、本作ではピッコロから名前を聞かれた際に「名前があった方がカッコいいかも」という理由で自ら「ゴジータ」と命名した。
ベクウ
孫悟空とベジータの2人がフュージョンに失敗した姿。太った状態と痩せた状態の2つのタイプが存在する。失敗後、再びフュージョンするために各30分ずつ待つことになった。ベクウの名前は『映画ノベライズみらい文庫版』のみ登場する。
ブルマ
悟空の最初の仲間でベジータの妻。「5歳くらい若返る」という願いを叶えようとドラゴンボールを集めていた。
ピッコロ
悟空の戦友のナメック星人。本作ではテレパシーで悟空のピンチに気づき、悟空たちが瞬間移動で逃げられるように待機し、2人のフュージョンに付き合う。
孫悟天
悟空の次男。今作では出番はほとんどなく、トランクスやピラフ一味と一緒にいた。
トランクス
ベジータとブルマの息子。ブルマたちにフリーザ一味がドラゴンボールとドラゴンレーダーを奪っていったことを伝える。
コルド大王
フリーザの父親。圧倒的な戦闘力でサイヤ人を支配している。フリーザ軍の前身であるコルド軍を統率していた。
自分を超える戦闘力と冷酷さを持つ息子の誕生を喜び、自分の跡を継がせた。
フリーザ軍の部下
全員台詞こそないが、ドドリア、ザーボン、キュイ、ギニュー特戦隊が登場。さらに小さくタゴマ、アボ、カドなども登場している。
なお、ギニューは原作での姿はボディチェンジ後のものであるが、41年前には既に原作での姿になっている。
ナッパ
エリート階級出身の巨漢サイヤ人。フリーザ軍の戦闘員として戦っている。『たったひとりの最終決戦』同様惑星ベジータ消滅時(本編の36年前)は後の禿げ頭ではなく、髪が生えており若々しい。
惑星ベジータ爆発時には招集命令を無視をしたことでベジータ、ラディッツと共に遠く離れた星にいたため生き残る。彼ら以外にも数人ほどサイヤ人がいた。
『映画ノベライズみらい文庫版』には登場しない。
ラディッツ
カカロット(悟空)の兄であるサイヤ人の上級戦士。惑星ベジータ消滅時(本編の36年前)にはまだ子供であり、ベジータ同様、幼少期からフリーザ軍の戦闘員として戦っている。
母のギネからカカロットが無事であることは聞いているが、下級戦士と判定された弟に関して何の興味も無い。
惑星ベジータ消滅時には、フリーザの集合命令を無視し、ベジータ、ナッパらと共に遠く離れた星にいたため生き残る。
『映画ノベライズみらい文庫版』では名前のみの登場。
ビルス
第7宇宙の破壊神。地球のおいしい食べ物と昼寝が大好き。本作では悟空たちに同行するのを拒否したため、ブルマから娘のブラの世話を押し付けられる。その後、悟空たちが戦いに勝ったことを遠くで気付き、笑みを浮かべた。
ウイス
破壊神ビルスの従者兼師匠である天使で悟空とベジータにも修行をつけている。主人と同様に地球のおいしい食べ物が好き。フリーザ一味が来ることを知り、面白そうと悟空たちに同行する。ビルスを上回る強さは健在で覚醒したブロリー相手でも余裕を見せた。
バーダック
カカロット(悟空)とラディッツの父親。フリーザの企みに気づいた唯一のサイヤ人。カカロットを地球へ飛ばした後、自身はフリーザに立ち向かい、最後まで抵抗を見せた。本作での彼の性格や戦闘服のデザインは、1990年に放送された『ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦〜フリーザに挑んだZ戦士 孫悟空の父〜』とは異なっており、『DRAGON BALL - 放たれた運命の子供』のものがモデル。
自分にも人にも厳しい性格だが、他のサイヤ人の仲間たちから慕われている。カカロットを飛ばす理由について、「いつも闘いの中にいて、気まぐれで何かを救いたくなったのかもしれない」とギネに答えている。
バーダックの仲間
フリーザがコルド大王の跡を継いだ時、小さくトーマ、セリパ、パンブーキン、トテッポが登場している。本作でのバーダックとの関係は不明。
ベジータ王
ベジータの父親で惑星ベジータの王。戦闘民族サイヤ人の頂点に立つ実力を持つ誇り高き戦士で、かつてはコルド軍と戦ったこともあるが、現在は事実上コルド大王の配下となっている。
コルド大王とその息子であるフリーザに屈辱と憎悪を抱き、自身の息子であるベジータが宇宙の帝王となることを夢見るが、パラガスの息子のブロリーが自分の息子よりも高い潜在能力を持つことを知り、激怒する。
『小説版』にて本名が「ベジータ三世」であることが判明した。
『映画ノベライズみらい文庫版』では「ベジータ王三世」となっている。
映画「ドラゴンボール超ブロリー」のあらすじ・ネタバレ
劇場版20作品目のメモリアルを迎える本作では、再び鳥山明が脚本を手掛け、大団円を迎えた「超」のその先の物語が紡ぎ出される。
終わらない伝説「ドラゴンボール」の新たな物語が始まる――。
これは、新たな“サイヤ人”の物語。
「力の大会」後の平和な地球。宇宙にはまだまだ見た事のない強者がいると分かった悟空は、さらなる高みを目指して修行に明け暮れていた。そんなある日、悟空とベジータの前に現れたのは、見たことがないサイヤ人“ブロリー”。惑星ベジータ消滅とともにほぼ全滅したはずの“サイヤ人”がなぜ地球に?再び地獄から舞い戻ったフリーザも巻き込み、全く違う運命をたどってきた3人のサイヤ人の出会いは、壮絶な闘いへ――。
野沢雅子
堀川りょう
中尾隆聖
島田敏
久川綾
古川登志夫
草尾毅
山寺宏一
森田成一
宝亀克寿
水樹奈々
杉田智和
映画「ドラゴンボール超ブロリー」のネタバレ
宇宙の存亡を賭けた武道大会「力の大会」にて他の宇宙の猛者たちとの闘いを経験したことで、更なる高みを目指し修行に取り組む悟空とベジータ。そんな折に、ブルマが集めていたドラゴンボール6個とドラゴンレーダーが何者かに盗まれる。防犯カメラに映った犯人の身なりからフリーザ軍の尖兵であると察する悟空たちは、力の大会での活躍を破壊神ビルスと天使ウイスに認められて正式に復活を遂げたフリーザが、何か悪事にドラゴンボールを利用していると考え、それを阻止すべく最後の1個のドラゴンボールがある氷の大陸へと向かう。
氷の大陸で犯人を見つけた悟空たちは七つ揃ったドラゴンボールを取り戻そうとするが、そこにフリーザが率いる本隊が襲来する。フリーザはある長年の願いを叶えるため、部下たちに秘密裏にドラゴンボールを集めさせていたのであった。そのフリーザの傍らには、悟空たちも見知らぬサイヤ人の生き残りブロリーとその父親パラガスの姿があった。
41年前彼ら親子は、未曾有の潜在能力を持つブロリーを怖れたベジータ王によって遠い辺境の小惑星バンパへと追放され、弱肉強食の過酷な環境の中で何とか今まで生き抜き、戦力補強のため新たな部下を探して宇宙を飛び回っていたフリーザ軍の非戦闘員チライとレモの2人に発見・救出されフリーザ軍に加入したのであった。パラガスは息子のブロリーをベジータ一族への復讐のための“最強の戦闘兵器”として育て上げていた。今ここにフリーザにより運命を翻弄された3人のサイヤ人による闘いが始まろうとしていた。
まずはブロリーに標的にされたベジータが、続けて悟空がそれぞれ1対1の壮絶な闘いを繰り広げ、2人の力に呼応するかのようにブロリーは闘いの中で際限なく己の戦闘力を上げていく。ブロリーの戦闘力をさらに底上げさせようと密かに企んでいたフリーザは、混乱に乗じてパラガスを殺害する。それを見たブロリーは錯乱し、悲しみと怒りにより超サイヤ人に覚醒。その力はやがて暴走を始め、地球すら破壊しかねない域にまで達する。1対1にこだわっている場合ではないことを感じた悟空とベジータは、ブロリーの暴走を止めるために共闘して闘いを挑むが、超サイヤ人ブルーに変身した2人の力をもってしてもブロリーには全く歯が立たなかった。危険を感じた悟空は、ブロリーが近場にいたフリーザへと標的に変えた隙を見計らい、ベジータを連れて瞬間移動でピッコロのもとへ戦線離脱する。
このままではブロリーの暴走を止めることができないと判断した悟空は、融合技「フュージョン」の使用をベジータに提案する。フュージョンで合体する際の奇妙な動きを息子のトランクスから聞いていたベジータは当初は悟空とフュージョンすることを拒否するが、妻のブルマら家族も消滅されかねないこの危機を乗り越えるため、渋々フュージョンすることに了承する。ブロリーがフリーザと闘っている間に、ピッコロの指導の下、何度か失敗しつつも遂にフュージョンを会得した悟空とベジータの2人は、究極の合体戦士ゴジータへと変身を遂げる。
戦地に戻ったゴジータは、何とか持ちこたえていたフリーザに代わって暴走するブロリーに最終決戦を挑む。ゴジータは超サイヤ人に変身しブロリーを追い詰めるが、ゴジータの圧倒的な強さに呼応してブロリーは全身の筋肉を増強したフルパワー状態となり、ゴジータの上を行く力を見せる。対するゴジータはそれに対抗して超サイヤ人ブルーに変身する。闘いの流れはゴジータが優勢になり、ゴジータは渾身の力を込めたかめはめ波で決着を付けようとする。それを遠くから見ていたチライとレモは、地球へと向かう途中にブロリーとの交流で、父親のパラガスに復讐の道具に利用されているだけであって、ブロリー自身は悪人ではないことを感じていた。そのため2人は決着が付いてしまう前に、ドラゴンボールの力でブロリーを元いた小惑星バンパへと移転させ、ブロリーはゴジータが放ったかめはめ波の直撃を間一髪免れ助かる。
チライとレモは勝手にドラゴンボールを使ったため、自分たちの上司であるフリーザに始末されることを恐れ宇宙船で逃亡する。その姿を遠くから見ていたフリーザはチライたちが乗っている宇宙船を狙撃しようとするが、それをゴジータが阻止しフリーザは地球から撤退していくのであった。
この闘いの後、逃亡したチライとレモは正気に戻ったブロリーのもとへと合流していた。そこに瞬間移動で悟空が現れる。悟空は仙豆やホイポイカプセルなど当面の生活に困らない道具一式をブロリーたちにプレゼントする。悟空は再戦の約束をブロリーに取りつけ、帰路に着こうとした時、チライから名前を尋ねられると、悟空は笑顔で「孫悟空、それと……カカロット!」と答え、物語は幕を閉じる。
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