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日本テレビで放送されている映画番組「金曜ロードSHOW!/金曜ロードショー」で放送されている映画「ズートピア」のあらすじやネタバレ、無料動画配信や見逃し配信の無料視聴方法、視聴率や感想、キャスト情報などを全てまとめて紹介していきたいと思います。
この「ズートピア」の動画配信は、TVer(ティーバー)などで全話見返すことはできません。
「ズートピア」の動画配信は動画配信サービスディズニープラスで配信されています。
見逃し配信はもちろんTVerでは配信されませんが・・・それでは映画「ズートピア」について紹介していきたいと思います。
映画「ズートピア」のネタバレ
ここから、記事を全て読んでいただくのも嬉しい限りですが、記事が何分長いので、気になるところにジャンプ出来るように、それぞれのネタバレを項目ごとに用意しました!
気になる箇所へ飛んでみてくださいませ!
映画「ズートピア」の概要
「ズートピア」は、2016年のアメリカ合衆国のコメディ・アドベンチャー映画である。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオにより3Dコンピュータアニメーション方式で製作され、2016年2月7日に初公開された。
2017年アニー賞、アカデミー賞(いずれもアニメ作品賞)受賞作品。
ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとしては『ベイマックス』に次ぎ、1937年公開の『白雪姫』から数えて第55作目となる作品で、動物の手で築かれ、肉食動物と草食動物が共に暮らす大都会「ズートピア」を舞台に、夢を信じる新米ウサギ警察官ジュディ・ホップスと、夢を忘れたキツネ詐欺師ニック・ワイルドの2人を主人公に据え、連続行方不明事件を解決する中で変わってゆく2人の関係を軸に、その中であぶり出される人種差別や欺瞞などといった大都市の社会問題を描いている。
制作陣は、エグゼクティブ・プロデューサーにジョン・ラセター、プロデューサーにクラーク・スペンサー、監督に『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワード、『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーア、助監督にはジャレド・ブッシュと、ディズニーのみならずアメリカのアニメ製作において数々の業績を残してきた人物が起用された他、劇中の音楽は『カールじいさんの空飛ぶ家』でアカデミー賞を獲ったマイケル・ジアッチーノが担当する。構想はバイロン・ハワードが『ロビンフッド』(ディズニーが1973年に製作した映画)のような作品を作りたいと考えたことに始まり、2013年の製作発表後より、1億5000万ドルの費用が投じられ、技術改良と長期のフィールドワーク、度重なる脚本の変更を経て、2016年2月7日にハリウッドのエル・キャピタン劇場でプレミアが行われた。その後ベルギーでの同年2月10日上映を皮切りに、同年3月4日には北米を始めとする世界各地で上映が開始された。日本ではゴールデンウィークに合わせて同年4月23日より公開された。日本上映時のキャッチコピーは、「そこは、動物たちの〈楽園〉のはずだった…」。
同時期に公開された『カンフー・パンダ3』『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』が全世界において数々の記録を更新する中、本作もそれに肩を並べた。最終的には10億2378万ドルの興収を上げ、2016年の映画としては全世界興行収入2位を記録した。日本においても、公開3週目で初めて興行ランキング1位を取り、それ以降も動員数の増加が続く異例の傾向を見せた。最終興行成績は76億8000万円となり、同年に日本で公開された映画としては4位となった。
世界観
本作は「人間が存在したことのない、動物たちだけが暮らす別世界」、即ち進化を遂げた動物が自ら高度な文明を築いてきた世界が舞台となっており、タイトルにもなっているズートピアは肉食動物と草食動物(捕食者と被捕食者)が共存する巨大都市で、この世界の中心であり、本作の主要な舞台となっている。製作に当たっては、都市設計は動物の文明に基づくという点を重視する一方、細かな点やそこで起こる出来事は観客が身近に感じられるものとなるよう計算された。
また、登場する動物は哺乳類に限られているが、これは制作チームが各分野の動物学者から情報を収集する中で決められたもので、脚本のジャレド・ブッシュは「作品の舞台となる惑星には爬虫類や鳥類などもいるが、今回はそれらが暮らす大陸の話ではなかっただけ」と語っている。
映画「ズートピア」の主な登場キャラクター
ジュディ・ホップス(Judith Laverne "Judy" Hopps)
アナウサギの女性。立派な警察官を目指し田舎町のバニーバロウから上京してきた、ズートピア初のウサギの新米警察官。冒頭では9歳だったが、就職時は24歳。劇中の役職はZPDのシティ・センター第1分署に所属する巡査。故郷では両親と275匹の兄弟と共に暮らしていた。両親からはジュージューと呼ばれる。日本語吹替版の一人称は「私」。
柔軟な思考力を持っており、草食系動物ながらに幼い頃からズートピアで警察官として働くことを夢見ており、当時からいじめっ子のギデオン・グレイにも立ち向かう勇敢さを見せるが、両親には「ウサギはニンジン作りをするのが幸せ」と言われ続けていた。類いまれなる才覚を持ち、警察ではぞんざいな扱いを受けるも、最初に言い渡された駐車違反の取締ではボゴに言われた「1日100台」に対して「昼までに200台」を達成させるなど、どんな仕事でも努力を欠かさない。勤務中は常に録音機能があるニンジン型のペンを持ち歩き、ニックの脱税やベルウェザーの悪事を暴くなど、捜査に役立てる。また、上京時に両親からもらったキツネよけスプレーも持ち歩いていたが、後にニックとの葛藤を引き起こす。
ニックと初めて会った時に詐欺師とは知らずアイス代を肩代わりしてしまったり、ナチュリストクラブの客を直視できなかったりとウブではあったが、ニックと関わる内にオオカミの気をそらすために遠吠えの真似するのを思いついたり、ニックと共にベルウェザーを欺き証拠をつかむための芝居をするなど、機転が利くようになる。
ベルウェザーの悪事を暴いたのち、警察学校の卒業式で演説を行いニックにバッジを授けた。その後は一人前の警察官として認められ、ニックと組んでスピード違反の取り締まりを命じられる。
ジュディは2018年に公開された『シュガー・ラッシュ:オンライン』にも一瞬のみ登場している。
ニック・ワイルド(Nicholas Piberius "Nick" Wilde)
アカギツネの男性。32歳。身長4フィート、体重80ポンド、自宅の住所はCypress Grove Lane 1955番地。詐欺師仲間のフィニックと手を組み、15ドルの巨大アイスキャンディーを溶かして2ドルの大量の小さなアイスとして転売することを生業とする詐欺師で、ズートピアのあらゆる情報に精通する。アイスの転売で12歳の頃から毎日200ドルを稼いでいたと言い張るが、納税申告書には何も書いていなかった。この発言はジュディのニンジン型のペンによって脱税の証拠として録音され、これを取り返すべくジュディの捜査に協力することとなる。日本語吹替版の一人称は「俺」。
過去には肉食動物初のジュニアレンジャースカウトの団員になろうとしたが、「キツネは信用に値しない」として誓いの儀式で口輪をはめられるいじめを受け、心に傷を負う。それ以来、偏見や差別に抗わず周囲の見る目の通りの生き方に甘んじる人生を送ってきた。その生い立ちから夢や希望は既に捨て去っており、ズートピアに夢を持って上京してくる者達を冷ややかな目で見る。
会った当初からジュディをバカにして「ニンジン」や「ウサギ」などと呼ぶが、途中から嘲笑の意図はなくなった。行方不明事件を追う中で、彼が詐欺師として得てきた知識や経験をジュディに見初められ、警察官になることを勧められる。最終的にキツネ初の警察官となり、本編終盤ではジュディと共に取締へ出動する。
ニックは2018年に公開された『シュガー・ラッシュ:オンライン』にも登場している。
ボゴ署長(Chief Bogo)
アフリカスイギュウの男性。ZPD署長。常に威圧的な態度を取り、新入りのジュディやニックに辛辣な挨拶をお見舞いする一方ブリーフィングで部下の誕生日を祝ったりする一面もある。動物種ごとのステレオタイプにとらわれた言動をしがちでありニックとの初対面時もキツネへの偏見をあらわにしているが、市長と副市長には頭が上がらない様子を見せる。ガゼルのファンだが、クロウハウザーに見つかった時は、恥じらいから隠し通そうとしていた。ポスト・クレジット・シーンでのガゼルのライブでは、クロウハウザーと共に踊りながら楽しんでいた。
最初は望まず配属されてきたジュディに駐車違反の取締ばかりをやらせるなどぞんざいな扱いをするが、本来は警察の仕事に対して非常に真面目な人物であり、応援要請を受けた際は部下と共に現場に急行している。更に、当初はクビを言い渡していたジュディへの考え方が少しずつ変わっていき、肉食動物に対し記者会見で差別的な発言をし、自分の中にも差別や偏見があると自信を無くし、辞職を考えていたジュディに気付き、「こんな時だからこそお前のような警官が必要だ」と辞職を考えていたジュディを説得した。連続行方不明事件が解決された後はジュディ達の実力を認め態度や考え方を改め、本編ラストではジュディと新たに警察官になったニックにコンビを組ませ、スピード違反者の逮捕に出動させている。
ベンジャミン・クロウハウザー(Benjamin Clawhauser)
チーターの男性。ZPDの受付担当。人当たりが良く、同僚とも仲が良いが、食欲旺盛で大変な肥満体。ドーナツが大好物。歌手のガゼルの大ファン。肉食動物への偏見が強くなった頃には、記録保管係として地下室に左遷されたが、事件解決後は再び受付に復帰することができた。ポスト・クレジット・シーンでのガゼルのライブでは、ボゴ署長と共に踊りながら楽しんでいた。
マクホーン(Officer McHorn)
クロサイの男性。ZPDの警察官。朝礼の場ではジュディの隣に座っている。他の署員と同様にジュディのことをぞんざいに扱う向きがあり、デューク追跡の時も「お前には無理だ!」と叫んでいた。
ズートピア警察学校の教官(Drill Instructor)
ホッキョクグマの女性。言葉遣いは辛辣で、警察学校ではジュディの失敗に「命はない!」と叱責していたが、後に彼女の猛特訓の積み重ねに感銘を受ける。
レオドア・ライオンハート市長(Mayor Leodore Lionheart)
ライオンの男性。ズートピア市長。「誰でも何にでもなれる」というズートピアのスローガンを作った張本人で、ズートピアが楽園であることの維持を第一に考え、種に関係なく警察官になれるプログラムを立てたのも彼である。その初の卒業生としてジュディを市中心部にある第1分署へ配属するが、署長のボゴはそれを快く思っていなかった。部下であるベルウェザーには横柄に接する。
肉食動物の住民が次々と凶暴化した時は、住民に不安を与えないように、また肉食動物である自身の信用低下を避けるために、彼らを廃病院に作った施設に監禁して極秘裏に原因究明と治療法の研究をしていたが、結果的にそれが連続行方不明事件とみなされ、事件の元凶として収監される。しかし、街を守ろうしたと言う意思は本物で、これを台無しにしたおかげでジュディは大惨事を犯してしまう。後にこれがベルウェザーの謀略に踊らされていただけであったことが判明した後は、テレビのインタビューで自分の行いに対して「目的は正しいが、やり方が間違ってるってやつだ」と語った。
ドーン・ベルウェザー副市長(Assistant Mayor Dawn Bellwether)
ヒツジの女性。ズートピア副市長の役職を与えられているが、実態はライオンハートの秘書で、まともな部屋は与えられず、いつも忙しくこき使われている。本人曰く、自分が副市長になれたのは市長の「ヒツジ票集め」のため。 度々ライオンハートに「クサイウェザー」と呼ばれているが、一度「ライオナラ市長」と言い返したところ、その日は一日大変なことになったという。ライオンハートの収監後は彼女が後任の市長となる。
ジュディを「小さな動物の誇り」と讃え、彼女が行方不明事件の捜査に当たるきっかけを作るなどするが、実際はライオンハートを始め、少数派ながら自らを下に見て虐げる肉食動物に対して恨みを募らせていた本作のディズニー・ヴィランズである。それが高じてダグ達を利用し、「夜の遠吠え」の毒で肉食動物を凶暴化させ、ズートピアで多数派を占める草食動物の住民に数の力で肉食動物を排斥するよう仕向けて、恐怖でもってズートピアを支配しようと目論む。最終的にジュディとニックにより連続行方不明事件の黒幕であることが暴かれ、収監される。
スチュー・ホップス(Stu Hopps)
ジュディの父親。バニーバロウで農業をしている。バニーバロウで野菜農家として暮らすことがウサギにとって一番の幸せと考えており、ジュディが上京して警察官になることを不安に思っていた。娘がギデオンにいじめられていたことからキツネやイタチなどの肉食動物には疑念を抱いていたが、ジュディの影響で考え方を変え、ギデオンと共同で商売をするようになる。
畑に虫除けとして植える青い花「ミドニカンパムホリシシアス」に動物を凶暴化させる毒が入っていること、そして過去にそれを食べた親戚が凶暴化してボニーを襲ったことをジュディに伝える。
ボニー・ホップス(Bonnie Hopps)
ジュディの母親。夫と同様、ジュディが上京することを不安に感じ、途中でZPDを退職して帰郷した時も気を遣う。
ギデオン・グレイ(Gideon Grey)
アカギツネの男性。ジュディからはフルネームで呼ばれている。ジュディが幼い頃はバニーバロウのガキ大将で、カツアゲの邪魔をしたジュディの頬に爪を立てて傷を負わせる程であったが、成人後は改心し、ジュディと再会したときに深く謝罪する。バニーバロウでパイ職人として働いており、ジュディの両親が営む店にもお菓子を卸している。パティシエとしての腕は、ジュディの両親が「町一番」と称している。
ミドニカンパムホリシシアスという花の俗称が「夜の遠吠え」であることをジュディに伝え、彼女が再びズートピアに戻るきっかけを作る。
フィニック(Finnick)
フェネックの男性。劇中で名前は明かされない。ニックの共犯者で相棒だが、口が悪い。普段からバンの中で暮らし、「仕事」の時もニックを助手席に乗せ自分が運転している。
非常に背が低く、ベビーカーにも問題なく乗れる。ニックの息子だと偽り、ゾウの着ぐるみを着て赤ん坊の真似をしていたが、実際の声はかなり低い。40代とされている。
フラッシュ(Flash Slothmore)
ミユビナマケモノの男性。免許センターの職員で、ニックの親友。ジュディとニックがヤックスから得たナンバープレート番号を元に自動車の所有者を割り出し、情報提供をする。言動から動作まで何もかもスロースペースで行い、昼に免許センターを訪れたジュディ達が帰る頃には夜になっていたほどである。エンディングでは、普段からは想像できない猛スピード(ジュディによると時速180km以上)で市街地を飛ばしていたところをスピード違反で捕まってしまう。
ニックはフラッシュに会った際に必ず「フラッシュ、フラッシュ、ダッシュで行こうぜ!」という挨拶をしている。
エミット・オッタートン(Emmitt Otterton)
カナダカワウソの男性。花屋を経営しており、妻と2人の子供がいる。ズートピアの連続行方不明事件の被害者のひとりであったが、ニックから買ったアイスを手にしているところを監視カメラに捉えられたのが捜査開始のきっかけとなる。
日頃よりミスター・ビッグの家へ花を届けていたことから親交が深く、家族同然の待遇を受けていたが、彼に会いにいくべくマンチャスの運転するリムジンに乗っていたところをダグに「夜の遠吠え」の毒入り弾を撃たれて凶暴化し、マンチャスを襲った。その後ジュディとニックにより秘密施設に監禁されているところを発見される。
病院で面会した妻からはこんなのは夫ではないと言われてしまうほど変貌してしまっていたが、治療を受け正気に戻って家族と再会した。
デューク・ウィーゼルトン(Duke Weaselton)
イイズナの男性。口が悪く、海賊版DVDで生計を立てている。物語の序盤で花屋から球根を盗んだところをジュディに逮捕されるが、後にこれが連続行方不明事件の一翼を担っていたことが判明する。
Weaseltonという名字はウェーゼルトン公爵(アナと雪の女王の悪役)の名前を「イタチ」を意味する「Weasel」(ウィーゼル)でもじったパロディで、公爵が「ウィーゼルタウン」と呼び間違えられていた一方、こちらは「ウェーゼルトン」と呼び間違えられる。また、ウェーゼルトン公爵のファーストネームもデュークである。声優ネタでもあり、英語版・日本語吹替版共にウェーゼルトン公爵と同じ声優が担当する。
ミスター・ビッグ(Mr. Big)
トガリネズミの男性。マフィアのボス風の格好をしている。リムジン会社を保有しており、ニックも「ツンドラタウンの闇のボス」として恐れていた。手下に複数のホッキョクグマを付けており、邸宅でのシーンやエンディングでは、彼らのうち最も背が高い手下の手に載せられた椅子に座って登場する。過去に祖母の葬式に使うウールの絨毯をニックから購入したが、実際はスカンクの尻の毛でできたもので、これを祖母への侮辱として彼に怨恨を抱いていた。
エミットやニックのようなビジネスパートナーは家族同然としてホームパーティーに招くなど手厚くもてなすが、自らを侮辱したものや裏切ったものとは絶縁したり、氷漬けにするなど残酷な対応をする。娘の結婚式の日にリムジンに忍び込んだニックとジュディも氷漬けにしようとするが、ジュディが娘の命の恩人と知り、捜査に協力する。その後も、孫の名前を「ジュディ」にしたり、デュークの自白に協力する。
『ゴッドファーザー』のヴィト・コルレオーネ(マーロン・ブランド)を元にしたキャラクターである。
ケビンとレイモンド(Kevin / Raymond)
いずれもホッキョクグマの男性で、ミスター・ビッグの手下。劇中の台詞はない。ケビンは黒地に黄色のラインが入ったスウェットを着ており、鼻に絆創膏を付けている。レイモンドは黒地に青色のラインが入ったスウェットを着ており、ドル記号を模したネックレスを付けている。
エミットの免許証を探しにリムジンの車内へ入ったニックとジュディを捕らえ、2人でミスター・ビッグの元へ連れて行く。その後、ミスター・ビッグの指示に従い彼らを氷漬けにしようとする。
映画「ズートピア」のあらすじ・ネタバレ
金曜ロードショー「ズートピア」★アカデミー賞受賞の大ヒット作
★ディズニー長編アニメーション全61作からリクエストで選ばれた作品を放送★「夢を信じる」ウサギと「夢を忘れた」キツネのでこぼこコンビが…巨大な陰謀に挑む!
田舎育ちのウサギのジュディは、立派な警察官になることを夢見て憧れのズートピアにやって来る。ウサギ初の警察官になったジュディは偶然出会ったキツネの詐欺師ニックと、ある事件の捜査を開始する。タイムリミットは48時間…。実は事件の背後には、ズートピアを狙う巨大な陰謀が隠されていた!果たして2人はズートピアの秘密を解き、世界を変えることができるのか?
映画「ズートピア」のネタバレ
田舎町バニーバロウに暮らすウサギの少女ジュディは、「よりよい世界を作るため」と警察官になることを夢見ていたが、両親を含めた周囲は「ウサギの本職ではない」と彼女が警察官になることに否定的であった。しかし15年後、彼女は持ち前の勤勉さを活かし、警察学校を首席で卒業し、ウサギで初めての警察官が誕生したことを祝うライオンハート市長によって市中心部へ配属される。
初日、ジュディの所属課では肉食動物ばかり14人が行方不明となる事件の捜査を行うことになる。ズートピア警察署(ZPD)の署長ボゴは、サイやゾウといった屈強な署員を捜査に充てるが、ジュディには駐車違反の取締を命じた。不満を感じるも、ジュディが取締をしていると、ゾウの店で巨大アイスの販売を拒否されるキツネの親子ニックとフィニックを見かける。彼女はアイスを売るよう店に説得し2人に感謝されるが、実は親子ではなくアイスを転売して金儲けする詐欺師コンビであった。ジュディはニックを問い詰めるが、自身の生い立ちを否定する言葉を返される。
翌日、ジュディが駐車違反の取締をしていると、花屋で強盗事件が起こる。命の危険が迫るネズミの女性を助けつつ、犯人のデュークを逮捕するが、職務放棄に加え、ただの球根のために危険な追跡をしたとしてボゴに咎められる。彼女は警察らしい仕事をしたいと食い下がるが、ボゴは自分が配属を決定した訳ではないと更に責め立てる。そこへ、オッタートン夫人が夫エミットの捜索をボゴに直訴すべく、ベルウェザー副市長と共に来署する。これを見たジュディは自分がその捜査をすると言うが、これがボゴの逆鱗に触れ、「48時間以内に解決できなければクビ」と告げられる。
ようやく警察らしい仕事を得たジュディは、僅かな証拠からニックが事情を知っているとにらむ。彼を脱税の証拠で脅して捜査に協力させ、聞き込みの末、あるリムジンの車内でエミットの免許証を見つけるが、そこでホッキョクグマ達に誘拐され、車の所有者ミスター・ビッグの邸宅へ連れて行かれる。彼は不法侵入の制裁として2人を氷漬けにしようとするが、娘がジュディに助けられていたことが分かると、エミットがリムジンでミスター・ビッグの家に行く途中に失踪したことを明かし、当時の運転手マンチャスを紹介する。マンチャスの自宅へ赴いた2人は、エミットが「夜の遠吠え」と言い残して凶暴化し、彼を襲ってどこかへ行ったという話を聞く。ところが、マンチャスは彼らの目の前で凶暴化し、2人に襲いかかる。
ジュディの連絡でボゴ達が現場へ来るが、なぜかマンチャスは消えていた。「動物が野性に戻るはずがない」と言い張るボゴはジュディに改めてクビを言い渡すも、ニックの仲裁により難を逃れる。帰路、ボゴとのやりとりからジュディの境遇を知ったニックは、キツネとして差別を受けた幼少の記憶を語る。
2人は交通カメラでマンチャスの行方を追うことにし、ベルウェザーにその映像を見せてもらうと、マンチャスを捕らえて謎の施設へ向かうシンリンオオカミが写っていた。2人は「夜の遠吠え」とは彼らのことだと考え、施設へ赴く。そこには捜索対象の14人とマンチャスが凶暴化した状態で収容されており、その主犯が肉食動物である自身の信用低下を恐れたライオンハートであることも判明する。ジュディによりこの真相が暴かれると、ライオンハートは収監され、市長の座を退く。
ようやく周囲に実力を認められたジュディは、ニックの働きを見て警察官になるよう勧めるが、記者会見で図らずも肉食動物に対し差別的な発言をしてしまい、ニックに絶縁されてしまう。更に、街の肉食動物が次々と凶暴化するようになり、人々は肉食動物の排斥を訴えるようになる。自分の中にも差別や偏見があったことに気づいたジュディは、これを後悔し、辞職を考えていたジュディを知ったボゴは「こんな時だからこそお前のような人材が必要だ」と助言し、市長も「警察官の顔として頑張って欲しい」と懇願するも、ジュディは断って故郷へ帰る。
しばらくたったある日、実家で両親の手伝いをしていたジュディは、幼少期に自分をいじめていたギデオンと再会し、和解の言葉を交わす。そこでジュディは昔から知る虫よけの花が「夜の遠吠え」と呼び慣わされていることや、それを口にしたウサギが凶暴化して母を襲ったという話を聞く。凶暴化事件の原因が「夜の遠吠え」であることに気付いたジュディは、ズートピアへ戻ってニックに過ちを詫び、事件解決へ再び手を組む。
2人が花屋強盗で「夜の遠吠え」の球根を盗んでいたデュークをミスター・ビッグと共に問い詰めると、球根の買主ダグの存在が明かされる。彼は「夜の遠吠え」から抽出した毒薬を弾丸にして肉食動物へ撃ち込み、凶暴化させていた。2人はダグと彼の仲間との格闘の末、ピストルと弾丸を証拠として持ち出すが、ZPD目前となったとき、ベルウェザーに行く手を阻まれる。不審に思ったジュディは、彼女がライオンハートを陥れた一連の事件の黒幕であることに気付く。ベルウェザーは草食動物を虐げる肉食動物に憎悪を抱き、ダグと彼の仲間を使って世間が肉食動物に対して恐怖を抱くよう仕向け、ズートピアを支配しようと企んでいたのだった。逃げ場を失った2人を見たベルウェザーはニックに毒薬を撃ち込み、ジュディの抹殺を目論んで自身は発見者を装って警察に通報する。しかし、毒に侵されたニックはジュディの首に噛み付くも、ジュディはおどけた様子で死んだふりをし、ニックも何事もなかったように笑う。実はニックが弾丸をジュディが実家から持ってきたブルーベリーと入れ替えていた。2人の演技に騙されたベルウェザーは自らの悪事を録音されてその場で逮捕され、オッタートン夫妻も毒の治療法が確立されたことで"再会"を果たす。こうして、肉食動物の凶暴化事件は無事解決された。
その後、ニックはジュディの勧め通りに警察学校を卒業し、キツネで初めての警察官となる。そしてニックの勤務初日、ジュディとニックはボゴにより暴走車の取締に向かうよう言い渡されるのだった。
エンドロールでは、ジュディやニックなどズートピアの住民たちがポップスターのガゼルのコンサートで彼女の歌を聴いて盛り上がる。
出演者
<ジュディ・ホップス>上戸彩、<ニック・ワイルド>森川智之、<チーフ・ボゴ>三宅健太、<クロウハウザー>高橋茂雄(サバンナ)、<ライオンハート市長>玄田哲章、<ベルウェザー副市長>竹内順子、<フィニック>白熊寛嗣、<フラッシュ>村治学、<オッタートン夫人>根本圭子、<ガゼル>Dream Ami
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