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ドラマ25の「サ道」の第10話をご覧になられただろうか。
荒川良々さん演じる村田直行がサウナで人生のブルースに思い耽りながら男泣きをしてととのう話だ。
タイトルも「天空のアジトで男泣きにととのう」だ。
この男泣きしてしまう第10話のネタバレというか感想というか、男のブルースを紹介していきたいと思います。
仕事では役立たず扱い
荒川良々さん演じる村田は、ある会社で課長という立場です。
取引先に営業に行き、契約の金額を値切られてしまう。
そして会社に変えれば、若い女性の部下に
「こんな金額で契約してきちゃったんですか?課長、バカなんですか?」
とまで言われてしまう村田。
村田は俯く。
村田はネガティブな思考を抱きながらも心に秘める。
「良い年して、そんな事も解らないの?」
と取引先に言われ
「え?課長、バカなんですか?」
と部下の女性社員に言われる。
ネガティブな出来事が心を締め付ける。
家庭でもいる場所はない
まだまだローンは残ってる。
家族のために!!と思い頑張ってきたし、最初は家族仲も良かったはず。
しかし、段々家庭に居場所がなくなり、給料を運ぶだけの男になっている。
「もう・・・居場所がない・・・」
そんな村田が癒しを求めて足を運ぶのが「天空のアジト マルシンスパ」だ。
村田の心をととのわせる「天空のアジト マルシンスパ」
「天空のアジト マルシンスパ」は、普通のお風呂よりも水風呂の方が大きいという、変わった施設です。
多くのサウナーが通う有名店でもあります。
“息子の模試があって追い込みだから、今日は外で食べてきて”
“帰宅は23時以降”
こんなLINEが妻から入る村田は、18時ちょっと過ぎから、通常価格で笹塚マルシンスパを楽しむ。
プロポーズの時に、一生幸せにしてやると妻と約束したものの、幸せにできているのか解らない。
そしてマルシンスパで1日の汚れを落としながら心を落ち着かせる。
マルシンスパに村田が初めて来たのは営業課長になりたての時だった。
熱意に燃えていた当初と、熱意を失った今・・・そんな自分を癒してくれるマルシンスパ・・・落ち着く。
笹塚マルシンスパのサウナ
100度超えの高めの設定のサウナ。
このサウナストーブは20人の客を蒸せる馬力がある。
8人程度しか入れないサイズにこのサウナストーブ。
フェラーリのエンジンを乗せた軽ワゴンと言われるこのサウナストーブで、心を落ち着変える村田。
そして深い水風呂へ・・・地下水をくみ上げた水は実に心地よく、温度は約16度。
水風呂から出て休憩する村田。
こうしていると、心の疲れが取れてくる。
2セット目のサウナで村田の心は揺れる
サウナを楽しんでいる時に、上司の愚痴を溢す人たちが近くにいた。
聞く気がなくても聞こえてしまう声。
「いるいる!会社にいるだけおじさん」
そんな話を聞いて、村田は嫌な事を思い出してしまう。
取引先からの嫌な対応など・・・
「いかんいかん、無心になろう・・・無心・・・」
村田はサウナを後にし、2セット目の水風呂へ・・・。
しかし思い出してしまう。
心を落ち着かせようとする村田・・・しかし、嫌な事ばかり思い出してしまう。
「あぁ、どうしよう・・・ネガティブな事しか思い出せなくなってきた・・・。」
3セット目、ロウリュウで村田は心を開放する
3セット目でロウリュウの時がきた。
これでネガティブな考えは少しは忘れられるかなぁ・・・。
スイートオレンジのアロマを感じながら、汗を流す。
身体の老廃物を身体の外に出ていくように汗を出す。
そして村田は開眼します。
「そうだ、身体から汗を出すように、ネガティブな考えも全部出してしまったらどうだろう」
タオルで仰がれながら、村田は思います。
取引先に「良い年して、そんな事も解らないの?」と言われたけど、彼だって本当はそんな事言いたくないはず。
立場上言ってるだけだ。
若い女性社員に「え?課長、バカなんですか?」と言われたけど、部下にそんな言葉遣いをさせてしまった自分が悪いのかもしれない。
そして、妻らから「外で食べてきて、帰宅は23時以降で」というLINEを思い出し、自分が帰らない事で家族が幸せでいれるのなら、それで良い・・・。
家族の幸せ、それが全て。
家族が幸せでいられるなら、取引先で怒鳴られても、若い女子社員にバカと言われても、耐えられる。
京王八王子駅から徒歩20分。
82平米、3LDKの35年ローン。
まだあと、20年以上も払い続けなければいけないんだ。
プライドなどいらない、どれだけ恥をかいても、石にかじりついても会社を辞めない。
これが、家族を守るという事なんだ・・・。
いいか、お前ら若造共に、俺の気持ちが解るかバカ野郎!!
そんな気持ちで、タオルで仰がれる村田。
ネガティブを出し切り、心を真っ白にした村田。
そんな村田は号泣していた。
熱波士に気づかれたかもしれない・・・という程の号泣だ。
しかし、サウナはそれと同じくらい汗もたくさんかく。
だから、号泣してしまった涙は、汗として誤魔化せたかもしれない・・・。
笹塚マルシンスパ、秘密の外気浴スポット
村田は、夜の街並みを眺める。
高層ビルを見ながら、村田は思います。
「この時間でもまだバリバリ働いてる人がいる。」
「私だってそうなるつもりだった。」
「でも・・・いや、よく考えれば、会社をリストラされず、大した病気もせず、こうして仕事終わりにサウナに来れるなんて、どれだけ幸せな事か。」
「仕事があり、家があり、家族がある。」
「それだけで私は、充分恵まれているじゃないか。」
「そうだ。今の私のまま、ゆっくりと生きていけば良い。」
「今の私のまま。今はこれで良い。」
「これで・・・良い・・・。」
「ととのったぁ・・・」
サウナは良い。いくら泣いても汗だと誤魔化せる。
私はもしかしたら、サウナに泣きに来ているのかもしれない。
ととのった後はオロポで水分とビタミン補給
オロポは、サウナーの間では誰もが知る常識の飲み物。
オロナミンCとポカリを混ぜて飲む。
水分補給に良いポカリと、ビタミンを整えてくれるオロナミンC。
西麻布に古くからあるサウナ「オロポカ」が発祥とも言われている。
このオロポを一気飲みする村田「うんまい!」。
元巨人軍の松井秀喜のサインを見ながら「ゴジラも、ここで泣いたのかもしれないなぁ・・・。」と浸る村田。
そして秘伝のタレで漬け込んだ自家製の笹塚チャーシューとビールを楽しむ村田。
ジューシーで美味い!
そして締めは、ウインナーとカレー。
赤ウインナーはカレーのトッピングにもなるし、つまみにもなる。
これが村田のささやかな贅沢なのだ。
笹塚マルシンスパ、天空のアジト。
また来よう。
時間はまだ21時。
帰宅予定の23時過ぎまではまだ時間がある。
仮眠しよ。
村田とナカタや偶然さんとの出会い
ナカタや偶然さんが蒸しZの事を話している時に、偶然さんが村田に蒸しZの事を聞きます。
そんな事から話す切っ掛けが生まれ、いつも孤独だった村田は、ナカタや偶然さん、イケメン蒸し男らと仲良くなっていく。
「いつ以来だろう、会社以外でこんな風に笑顔で話すのは。」
「いや、会社だけじゃない。家でもこんな笑顔で話した事はない。」
「私はもう孤独じゃないのかもしれない。」
村田は自分の居場所を見つけました。
サウナは、自分だけで楽しむだけじゃない。
こうしたサウナー同士の繋がりも出来て、仲を深める事が出来る。
サウナって、本当に良いですね。
これがサ道の第10話でした。
この第10話は本当に好きです。
次の第11話がついにサ道も最終回です。
最終回はどんな話になるのか・・・ととのいたい!
ちなみに、この男泣きの第10話はParavi(パラビ)で観れるので、是非Paravi(パラビ)で男泣きしてください!
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