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ドラマ「私たちはどうかしている」の原作漫画9巻に収録されている42話、43話、44話、45話のネタバレや感想を紹介していきたいと思います!
漫画「私たちはどうかしている」の8巻では、新章がスタートし、光月庵の火事から10ヵ月が経った。
意識不明の重体だった椿もようやく回復。
行方がわからない七桜を探し回るが、一向に見つからず焦燥感だけが増してゆく。
そんな椿のもとに足繁く通ってくる長谷屋の栞は、ある決意を胸に秘めていた。
一方、傷が癒えた七桜もまた多喜川の力を借りて立ち上がる。
背負わされた重い運命は、愛と復讐の歯車を思わぬ方向へと導く!!
という内容でした。
それでは「私たちはどうかしている」9巻はどうなるのか!
ネタバレしていきたいと思います!
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「私たちはどうかしている」9巻のあらすじ
月日が経ち、光月庵に復讐を誓う七桜は、多喜川の力を借りて金沢に「花がすみ」をオープンさせた。
光月庵を葬るため和菓子の選定会に勝負をかける七桜。
一方、七桜への思いをようやくふっきった椿も再起。
選定会会場でふたたび出会った二人に緊張が走る。
しかし、椿の身体には異変が・・・。
亡き母への気持ちと椿への偽らざる気持ち。
二つの相反する感情が七桜を、そして椿を翻弄する!
「私たちはどうかしている」9巻42話のネタバレ
「忘れられると思っていた・・・。」
「ママの残したものも、椿への思いも、雪が解けるように全部・・・。」
光月庵の火事から6カ月後の1月、七桜は白山市のとある和菓子屋で働いていた。
「御菓子処 和沙」
ご夫婦とパート従業員1人だけのこじんまりとした和菓子屋さん。
歴史はあるが、お客さんはほぼ近所の常連さんのみの、のんびりとしたお店。
光月庵から出たばかりの七桜にはすごく安心できる場所だった。
七桜がここで働いているということを知っているのは多喜川だけで、多喜川はよくお菓子を買いに七桜に会いに来ていた。
小さいけどあったかいお店。
その日作ったお菓子をお客さんに食べてもらい、笑顔をもらう。
七桜は小さい頃に思い描いた夢をここでなら叶えられるかもしれない・・・と思っていた。
幸せになりたい、きっとなれる。
そう信じていた。
あの日までは・・・。
ある日、和沙に七桜を訪ねて警察がやってきた。
警察は火事について再検査をしており、七桜を犯人だと疑っていたのだ。
「見たという人がいるんですよ、あの日あなたが大旦那の部屋に入っていくのを。」
七桜はすぐに女将の顔を思い浮かべる。
“あの人だ。ママのときみたいに私のことも・・・”
“きっとまた警察が来る。和沙にはもういられない”
七桜は吹雪の中、店を飛び出し、あてもなく彷徨う。
途中、足首を切ってしまい真っ赤な血が流れる・・・。
七桜は動悸が激しくなり、その場に倒れ込んでしまう。
“忘れたいのにどこまでも追いかけて来る”
“もう疲れた・・・ごめんねママ”
意識が朦朧とする中、助けてくれたのは多喜川だった。
「きみがいなくなったら誰がお母さんのことを思い出すんだ!」
「全部消えてしまうんだよ、優しさも、温かさも。」
「お母さんは二度死ぬことになるんだ七桜ちゃん!」
母の形見にあった手紙は、樹さんから貰ったのものより、母が書いたものの、出せずにいた手紙の方が多かった。
“あの人が光月庵にいるかぎりママは死んでもなお汚され続ける”
この時、七桜はある決意をする。
母が叶えられなかった夢は、自分が本物にすると・・・。
それ以外、もう何も望まないと・・・。
「多喜川さん、力を貸して下さい。いつか必ずお返しします。私に店をください。」
「私たちはどうかしている」9巻43話のネタバレ
選定会の日。
目が見えていない椿に声を掛けようとする七桜が、遠くから椿を呼ぶ栞の声が聞こえ、思わず木の影に隠れた。
椿の視界が良くなった頃、目の前にいたのは栞だった。
栞は選定会のことが気になり、様子を見に来たのだった。
椿は七桜の気配を気にしながらも栞と一緒に店に戻る。
選定会で選ばれたのは、花がすみではなく、光月庵だった。
「ほんとによかった。」
「花がすみ・・・そんなに気にするほどの店じゃなかったか」
選ばれなかった七桜だが、選ばれないことは予想していた。
それに選定会の目的は勝つことではない。
それより七桜は、椿の目の様子が気になっていた。
東京で1人、お菓子を作っていた時、一度だけ光月庵のお菓子を食べたことがある。
ひと口ですぐに椿が作っていないと解り、七桜は絶望した。
「これだったの?あの火事の日私との約束を捨てて椿が守ったものは」
「光月庵を自分のものにしたかっただけ、看板が欲しかっただけ、御菓子を作ることじゃない」
「そんなもののために私は全てを失ったんだ」
「だけど目が悪いから御菓子を作らなくなったのだとしたら・・・。」
揺れる七桜だが
「自分にはもう関係ない」
と言い聞かせるのだった。
椿の目は火事の後遺症により、どんどん悪化していた。
このまま放っておくと、失明の可能性が高く、早めの手術が必要だと医者からは言われた。
しかし、術後数カ月~数年は視界の歪みがとれないと告げられ、思いとどまていた。
1月の園遊会で下手なお菓子をだせば、今度こそ店の信用はなくなってしまう。
「俺が絶対に作る」
「それまでこの目がもってくれるのを祈るしかない」
そんな中、女将が裏で手回ししたおかげで、光月庵が園遊会のお菓子に選ばれたと知る椿。
根回しがなければ「花がすみ」に決まっていたと・・・。
本当なら事実を知った時点で、五月雨亭に本当のことを話し、他の店に園遊会の権利を譲るべき。
しかし、椿は悔しいながらもそうはしなかった。
偶然立ち聞きしてしまった栞に
「幻滅したでしょう」
と話すが、栞は幻滅などしていなかった。
「私、椿さんの歩き方が好きです。」
「歩き方の美しい人にはきっと神様が道を与えて下さってると思うんです。」
「椿さんの選択は正しくないかもしれないけど、間違ってはいないと思います。」
「幻滅なんてしません。絶対に、なにがあっても。」
と栞は言うのだった。
七桜は女将と裏で手を組んでいた議員に偶然を装って近づき、店へと招待する。
一方、椿はどうしても花がすみという店が気になり、1人店へと足を運ぶのだが・・・!?
「私たちはどうかしている」9巻44話のネタバレ
「花がすみ」でついに七桜と再会した椿。
この気持ちは愛なのか憎しみなのか・・・。
「七桜・・・」
その後の言葉は続かなかった。
議員さんが帰った後、椿と七桜は2人きりになるが、七桜は椿を客として扱いシラを切り通す。
そういうわけにはいかないと、椿は季節の上玉をその場で頂くことにする。
出てきたのは“ふくべ”というお菓子だった。
ふくべとは瓢箪の別名で、瓢箪は昔から縁起がよいものと言われていた。
「光月庵も“正しく”実り多き繁栄を迎えますように。」
椿はついに核心に迫る。
「なんなんだ“花がすみ”って。」
「こんな光月庵の近くに店を構えて・・・一体。」
「あの火事の日!どうしてなにも言わず消えたんだ!」
七桜は冷たい目で
「今までのことは全部嘘だった」
と話す。
「だってそうでしょう?」
「ママを殺人者にした人の事好きになるわけない。」
「私は“さくら”なんだよ、椿。」
それに椿だってあの火事の日、七桜との約束より一番大事なものを取りに行っていた。
「あれは私のものだから。」
その時、多喜川が戻ってきた。
「どうしてあなたがここに・・・」
と驚く椿に対し、多喜川は七桜の肩を抱き寄せ牽制する。
「ここは彼女と僕2人の店だから。」
「彼女は僕の大事なパートナーなんだよ。」
「仕事の面でも一人の女性としても。だから彼女を傷つけることは許さない。」
全てを拒絶するような冷えた声に、椿はなにも言えず店を出ていく。
“会わなければ良かった”
“幸せだった思い出だけ残して大事にしまっておけばよかったんだ”
椿は忘れていたのだ。
会えばまた憎しみが生まれることを・・・。
そんな中、全国から観光客が来る有名な温泉街・和倉温泉が「和菓子フェア」をするということで、光月庵が頼まれていた。
しかし実のところ、光月庵と他に「花がすみ」も気にしている様子。
それを聞いた椿は、花がすみと共同でお菓子を作ることを提案する。
“七桜、俺も渡すつもりはない”
“絶対に・・・”
女将は毎回名のあがる「花がすみ」が邪魔で仕方なかった。
そこで、女将は花がすみが利用している小豆の業者に、小豆を卸させないよう裏で手を回す。
週明け、顔合わせも兼ね炉開きの茶会に呼ばれる光月庵と花がすみ。
お茶菓子を花がすみが、締めの千菓子を光月庵が頼まれている。
しかし、そこに七桜はいなかった。
花がすみの店の者が来ていないと知り、ニヤリとする女将。
良質な餡が作れず、引き受けられなかったのだと思ったのだ。
しかし出てきたお茶菓子は、花がすみの亥の子餅だった。
実はだいぶ前に来ていた七桜が、お茶の席には不相応だからと隣の部屋で待っていたのだ。
「私たちはどうかしている」9巻45話のネタバレ
七桜の登場に驚きを隠せない女将。
「どうして隣の部屋に?」
と問う椿に対し、七桜は
「少し不安だったんです。突然業者さんからいつもの小豆を買えなくなってしまって」
と答える。
しかし、女将の小細工など七桜には通用しない。
七桜は餡に干し柿を潰して入れ、ひと工夫し、その小豆に合わせた作り方に変えたのだ。
湯宿こみちの女将の提案で、椿と七桜は週末、実際に旅館に泊まることになった。
旅館の空気や雰囲気を感じて、どんなお菓子にするか考えてもらいたい・・・とのことだった。
週末、すぐ隣の部屋に椿がいると考えると胸がざわつく七桜。
夕食中、椿に
「どんな御菓子を考えてる?」
と聞かれ、七桜はお菓子尽くしの御前を考えていると話すが、椿とは意見が対立してしまう。
椿相手についついムキになってしまう七桜。
それは椿も一緒だった。
「どうしてうちと一緒に仕事を。なんでわざわざ引き受けたの?」
椿は
「さぁ・・・」
としか言わない。
何を考えているかわからず、目が逸らせなくなって椿のペースにのみこまれてしまう七桜。
“やっぱり今回の仕事は引き受けるべきじゃなかったのかもしれない”
“胸のざわつきがどんどん大きくなる”
夜になり、仲居さんに特別露天風呂が女性の入浴時間になったと教えてくれたので、入ることにする七桜。
しかし、温泉はもう30分前から男性の時間になっていたのだ。
そして、そこには椿の姿が・・・。
椿は他の男性客から七桜が見えないよう無言で守ってくれた。
椿の背中を見てついつい頬を赤らめる七桜。
その頃、椿と七桜が一緒にいると知った栞は、女将に
「妊娠してるみたいなんです。椿さんの子供です。」
と言い出し・・・。
※9巻の続き、10巻は下記記事から!
「私たちはどうかしている」9巻のみんなの感想
ところで旅館の仲居さんはなんだってあんな嘘を?!
だれかから買収されたのか、寝ぼけてたのか……
次巻が待ち遠しいです
椿、後遺症でもしかすると失明するのかもしれないのか…それは切なすぎる。
やっぱりお互い気持ちが残っている気がするけど、七桜は母親の仇をとるために光月庵を乗っ取るのかな。
多喜川さんもすごく親身になってくれてありがたいけど、やっぱり椿と幸せになってほしい。
お母さんが叶えられなかった夢でもあるもんね…
和倉温泉での一件はさらにドキドキしたけど、あの仲居さんなんで嘘ついたんだろうか。
そして栞!!!ええええ?あんな嘘ついてまで椿といたいの?すぐバレるじゃんね…
はじめの頃は七桜の保護者的な感情しか持ってないように感じたんだけど、そういうことになるのかなこれから。
旅館の人、なんであんな嘘ついたのかな。
椿の背中見られて良かったけど。私が。
栞さんは本当はできてないとおもうんだけどなー。
七桜の味方の旦那は本気で七桜が好きなのか。
目は見えなくなるのか。
子どもができたのは本当か。
気になることがいっぱい。
七桜の夢を、執拗に邪魔をする女将の存在が気になる作品でもあり、ハラハラ・ドキドキ感が益々増して来ました。
椿と七桜の関係だけでなく、栞さんや多岐川さんの存在も上手く表現されていて今後の展開が楽しみです。
また、和菓子の世界や金沢和倉温泉の良さもリアルに表現されており、次巻が待ち遠しいです。
孤独だった椿にとって、七桜はほのかに灯された灯りだったのか、と。
椿の七桜への想いが深すぎてせつなくなります。
それにしても女将!
よくもまぁ七桜の邪魔をしてくれる。
そして悪役そのものの顔(笑)
でも私は女将よりも栞のしたたかさの方が嫌いです。
女将は旦那に愛されず、ある意味かわいそうな人。
どうして七桜が椿から離れなくてはならなかったのか、お母さんの汚名を晴らす為の復讐はわかるけど、自分の幸せを考えてもいいのに、と思います。
椿なら七桜を大切にしてくれる、七桜の御菓子への情熱も理解してくれる。
そんな気もするのですが。モヤモヤ。
早く最新刊が読みたいです。
漫画「私たちはどうかしている」の電子書籍は?
漫画「私たちはどうかしている」の電子書籍はU-NEXTにあります!
数年前までは、みんな漫画と言えば単行本を購入していましたけど、今では電子書籍で購入する人が本当に増えてますよね。
単行本だと場所を取るし・・・という理由でデジタルな電子書籍で完結されている方が多いのだと思います。
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それではこれからストーリーが展開されていく漫画「私たちはどうかしている」を楽しみにしていましょう!
ちなみに、ドラマ「私たちはどうかしている」はHuluで配信されますので、そちらも見逃さずにいきましょう!
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